fbpx
HOME / COLUMN / 犬の拾い食いをやめさせる方法は?拾い食い...

COLUMNコラム

DOG

POSTED on 2023.11.14

犬の拾い食いをやめさせる方法は?拾い食いのリスクと対策を解説

愛犬の問題行動として、多くの飼い主さんを悩ませる「拾い食い」。

「拾い食い」は愛犬の体調不良の原因になり、ときには命にかかわることもある非常に危険な行動です。
飼い主さんは愛犬の拾い食いを放置せず、一刻も早くやめさせて大切な愛犬の命や健康を守ってあげましょう。

そこで今回は、「犬が拾い食いをする理由」や「拾い食いのリスク」、「拾い食いをやめさせる方法」について解説します。

犬が拾い食いをする理由

お散歩中の愛犬が、道に落ちているさまざまな「モノ」を食べてしまう拾い食い。

愛犬の拾い食いを防ぐため、「お散歩のときは常に愛犬の動きに目を光らせている」という飼い主さんも多いかもしれません。

では、犬はなぜ拾い食いをするのでしょうか。

犬が拾い食いをする理由は、それが「犬本来の自然な行動だから」です。

犬はもともと野生で暮らしていたため、生きるための本能的な欲求として見つけたものを急いで食べようとします。
また強い好奇心が備わっている犬は、「落ちている気になるモノを、口に入れて確認したい」という衝動を抑えることができません。

そのため犬は、食べ物だけでなく葉っぱや草、虫やゴミなど何でも拾い食いしてしまうのです。

しかし道に落ちているモノを犬が飲み込んでしまうと、体調不良や命の危険もあるため拾い食いは早急にやめさせなければいけません。

次は、犬の拾い食いにはどのようなリスクがあるのか見ていきましょう。

犬の拾い食いのリスク

拾い食いは犬本来の自然な行動とはいえ非常にリスクが高く、愛犬の命や健康を脅かすことも。
犬の拾い食いによるリスクには、以下のようなものがあります。

尖ったモノで消化器が傷つく

拾い食いによるリスクのひとつに挙げられるのは、犬の消化器が傷ついてしまうこと。

道には木の枝や串や爪楊枝のほか、鳥や魚の骨など、あらゆる先端の尖った異物が落ちています。
これらの尖ったモノを愛犬が拾い食いしてしまい、消化器を傷つけるケースは少なくありません。

その結果、外科手術が必要になるなど愛犬に苦痛を与えるほか、命に危険が及ぶこともあるのです。

人間の食べ物で中毒症状

犬が人間の食べ物を拾い食いして中毒を起こす、というケースもないとはいえません。
人がふだん口にしている食べ物でも、犬が食べると中毒症状を引き起こす食材は多いもの。

以下は、犬が食べると中毒症状を起こす食べ物の例です。

  • チョコレート
  • マカデミアナッツ
  • ぶどう、レーズン
  • 玉ネギ、にんにく、ネギ類の野菜
  • アボカド

上記の食べ物などを犬が拾い食いして中毒になると下痢・嘔吐などを引き起こし、重症のケースでは命に危険が及ぶことも。

また犬のお散歩中、道に腐敗した食べ物が落ちていることもあるので油断はできません。

毒物

犬の拾い食いによるリスクには、「毒物」を口にしてしまうことも挙げられます。

愛犬が毎日お散歩する道に、除草剤や農薬などが付着した植物や、タバコなどの「毒物」が落ちていることも。
これらの毒性の強いものを犬が拾い食いすると、命の危険にもつながりかねません。

上記のようにリスクの高い愛犬の拾い食いは、適切な対策をとって一刻も早くやめさせたいですね。

次は、犬の拾い食いをやめさせる方法について見ていきましょう。

■あわせて読みたい記事■
犬の吠え癖は直せる?吠える理由や直す方法とコツを解説

犬の拾い食いをやめさせる方法

犬の命の危険もある拾い食いをやめさせることができるのは、飼い主さんだけです。
飼い主さんは以下のような「拾い食いをやめさせる方法」で愛犬の健康を守りましょう。

「ちょうだい」の、しつけ

愛犬に拾い食いをやめさせる方法として効果が期待できるのは、「ちょうだい」のしつけです。

「ちょうだい」のしつけが上手くできると、愛犬が拾い食いしたモノを飲み込まず口から出してくれるようになります。
「ちょうだい」のトレーニングは、まず自宅で根気よく練習を重ねることが大切。

練習方法はとてもシンプルで、愛犬がオモチャなどをくわえたらオヤツを見せながら「ちょうだい」と優しく声をかけて離させるだけです。
愛犬が上手にオモチャを離すことができたら、オヤツをあげて思いっきり褒めてあげましょう。

また「ちょうだい」の練習は愛犬が飽きてしまわないように、オモチャのバリエーションを増やして行うのがおすすめです。

未然に防ぐ

愛犬の拾い食いをやめさせる方法として、飼い主さんが未然に防ぐことも大切です。
飼い主さんは愛犬のお散歩中に以下のように行動し、拾い食いを予防しましょう。

  • 愛犬をノーリードで歩かせない
  • 拾い食いしそうなモノが落ちていても見えない場所(植え込みなど)には近づかない
  • 飼い主さんが愛犬の周辺に目を光らせ、拾い食いしそうなモノがあれば避けて歩く
  • 夜の散歩の際には周囲を確認しやすいようにライトで照らす

ハーネスより首輪

愛犬の拾い食いをやめさせたい場合、ハーネスより首輪にすることもおすすめの方法です。
犬が自身の力で引っ張りやすいハーネスと比べると、首輪のほうが拾い食いを防ぎやすくなります。

ただし鼻ペチャ犬(短頭種)などは呼吸器に負担がかかりやすいため、首輪を装着して強く引っ張ることはやめましょう。

拾い食い防止の口輪

愛犬の拾い食いを物理的にやめさせるために「拾い食い防止の口輪」を使用する、という方法もあります。

愛犬の性質や環境などにより、飼い主さんの努力だけでは拾い食いを防ぐことができないこともあるでしょう。
愛犬の命を守るためにやむを得ない場合は、お散歩時だけ口輪を使うという選択肢もあります。

また、拾い食いしたモノを取り上げようとした際に唸ったり噛みついたりする愛犬のしつけは、トレーナーなどの専門家に相談することも検討しましょう。

愛犬の拾い食いは適切な方法でやめさせよう

拾い食いは愛犬の命に危険が及ぶこともあるため、飼い主さんにとって非常に悩ましい問題です。

学習能力が高い犬は美味しいモノを拾い食いした経験があると、飼い主さんの目を盗んで何度も繰り返そうとします。

飼い主さんは、子犬時から愛犬の拾い食いの予防やしつけをしっかりと行い、やめさせるのが難しい場合はトレーナーなどの専門家に相談してみましょう。

LATEST POST

最新記事

NEW,DOG

2023.11.28

イタリアングレーハウンド(イタグレ)ってどんな犬?特徴や性格

跳ぶように歩く姿が子鹿のように優雅で、立ち姿も美しい「イタリアングレーハウンド」。「イタグレ」の通称でも知られるイタリアングレーハウンドは、スタイリッシュで気品あふれる風情が魅力的な小型犬です。 イタグレに心惹かれ、どんな犬なのか詳しく知りたいという人は多いかもしれませんね。 そこで今回は、イタリアングレーハウンド(イタグレ)の「特徴」や「性格」、「飼うときの注意点」について解説します。 イタリアングレーハウンド(イタグレ)の特徴 どこかミステリアスな雰囲気を漂わせるイタグレですが、実際はどんな犬なのでしょうか。まずはイタグレの特徴について見ていきましょう。 ルーツと歴史 イタリアングレーハウンドという名前から、出身はイタリアと思われがちなイタグレ。しかしイタグレの祖先は、紀元前数千年の昔から地中海沿岸にいたといわれています。 イタグレの祖先は古代エジプトからギリシャへ、そして紀元前5世紀ころにイタリアに渡ったのだとか。その後イタグレは16~17世紀ころにはイタリアの貴族たちの寵愛を受けるようになり、しだいにヨーロッパの上流社会でも人気が高まっていきます。 しかし小型化のために交配を重ねたことや戦争の影響で、イタグレは一時、絶滅の危機にさらされることに。そんなイタグレは、19世紀にアメリカに渡っていた個体から再び数が増えていき、現在の健全で魅力的な犬種になったのです。 日本での飼育頭数 日本で飼育されているイタグレの数は、2022年度の「JKC犬種別登録頭数」によると約3000頭です。このイタグレの飼育頭数は、日本のすべての犬種のなかで20位なのだそう。 しかし1位のトイプードルの約80000頭と比較すると、イタグレはかなり数が少ないので、近所で遭遇する機会は少ないかもしれませんね。 大きさ 細長いマズルの小さな頭に、ほっそりとした長い脚を持つイタグレ。そんなイタグレの大きさは、体高33~38cm、体重は約3~5kgとされ、小型犬に分類されます。 イタグレはスリムで華奢に見えますが、じつは筋肉質で早く走ることが得意です。小柄なイタグレが軽やかに疾走する姿はとても優雅で美しいので、思わず見惚れてしまう人も多いのではないでしょうか。 毛色の種類と被毛 イタグレの毛色には以下のような種類があります。 ブラックグレーイザベラ(薄い黄色やベージュのような色でフォーン、レッド、クリームと表現される) イタグレの毛色は、上記の単色にホワイトが入るものがあります。またイタグレの被毛は、シングルコートでかなり短く抜け毛も少ないため、お手入れに手間がかかりません。 次はイタグレの性格について見ていきましょう。 ■あわせて読みたい記事■人気沸騰中!ビションフリーゼってどんな犬種?特徴や飼い方 イタリアングレーハウンド(イタグレ)の性格 ほっそりとスタイリッシュで優雅なイタグレの性格は、繊細で内向的。そのため他人には近づこうとはしない、など強い警戒心の持ち主でもあります。 その反面、家族には愛情深く明るく無邪気で温厚な性格なので、イタグレが攻撃的になることはほぼないといえるでしょう。イタグレには甘えん坊な一面もありますが、ベタベタ可愛がられることは好みません。 またイタグレは優しく聞き分けも良い性格ですが、ストレスを上手く発散できなくなると体調不良を引き起こすことも。 イタグレは犬を飼うのが初めての人でも飼育は難しくありませんが、繊細な性格を理解して日ごろから気持ちに寄り添ってあげましょう。 イタリアングレーハウンド(イタグレ)を飼うときの注意点 イタグレは温厚な性格で、抜け毛も少なく無駄吠えもしにくいといわれているため、初心者でも飼いやすい犬種です。しかしイタグレの飼育には、繊細さゆえに注意しなければならない点もあります。 イタグレを飼うときには、次のような点に注意しましょう。 寒さ イタグレはシングルコートで被毛がとても短く寒さに弱いため、冬の防寒対策はもちろん、夏のエアコンの温度管理にも注意が必要です。冬は暖房で暖かく、夏は冷え過ぎないようにして愛犬が快適に過ごせるようにしましょう。 またイタグレのお散歩の際には、寒さを感じる季節や冷え込む朝夕には必ず洋服を着せてください。 ケガ イタグレは足などの骨が非常に細いため、骨折などのケガにも注意しなければいけません。 イタグレは繊細で臆病な性格ゆえに、驚くと高所から飛び降りたり、急斜面を上ろうとしたりすることがあるのでケガをさせないよう十分注意しましょう。 また室内では「高さのある障害物を置かない」「床を滑りにくくする」など、ケガを防ぐ環境を整えることも必要です。 ストレス 臆病で警戒心の強いイタグレはストレスを溜め込みやすい犬種でもあるので、注意が必要です。イタグレは長時間の留守番や運動不足などもストレスの要因になるため、お散歩を欠かさずコミュニケーションをしっかりととることを心がけましょう。 イタグレのお散歩は30分程度を1日2回にするほか、ドッグランなどで思いのまま走らせるのもおすすめです。 皮膚トラブル イタグレは抜け毛が少なくお手入れは楽ですが、乾燥による皮膚トラブルが起きやすい犬種なので注意が必要です。 ブラッシングなどで皮膚を清潔にするほか、とくに冬場は保湿クリームなどで皮膚や被毛の潤いをキープしてあげましょう。 イタグレは飼育初心者にもおすすめ イタグレはスタイリッシュで美しく、性格も温厚で愛情深く無駄吠えも少ないうえお手入れも楽、と犬を初めて飼う人にもおすすめの犬種です。 イタグレは繊細で臆病な面があり、ストレスを溜め込むと体調を崩しやすいので密なコミュニケーションを心がけ快適な環境を整えてあげましょう。 イタグレを家族に迎えるときは特徴や性格を理解してあげて、大切なパートナーとして良い関係を築いていってくださいね。

NEW,CAT

2023.11.26

猫の目の仕組みを徹底解説!愛猫の視界と健康を守る

暗闇にキラリと光る愛猫の目をみてビックリしたことはありませんか?猫の目は私たち人間と異なり、野生下で生活していた動物ならではの能力を有しています。 そこで今回は「猫の目の仕組みを徹底解説」というテーマでお届けします。 猫の目がどのような仕組みになっているのか、愛猫がみる世界が私たち人間とどう違うのかなど、さまざまな視点から猫の目の秘密を解説します。 飼い主が知っておきたい目の病気についても触れますので、ぜひ愛猫の健康管理にお役立てください。 【猫の目の仕組み】猫には世界がどのように見えているのか  猫の目の仕組みを中心に、猫には世界がどう見えているのかを解説します。 猫の目の仕組み 猫の目は私たち人間と比べ水晶体が大きいため、焦点(ピント)の調整がうまくできないといわれています。 しかし、猫は明暗や動きを察知するのに必要な桿状体(かんじょうたい)を人間より多く持っていることから、暗い場所でも対象物を瞬時にみつけることができます。 さらに猫の目には反射板の役割を果たす「タペタム(輝板)」があり、わずかな光のみで該当の物体を認識することが可能です。具体的には、人間が物体を認識するのに必要な光量の6分の1程度の光があれば、猫には十分だといわれています。 猫が夜間などの暗闇状態から上手に獲物を仕留められるのも、この目の仕組みが大きく関係しているといえるでしょう。 猫には世界がどのように見えているのか 先述したように、猫は水晶体が大きいため焦点を合わせるのが苦手です。そのため、視力は人間の10分の1程度の0.1~0.2ぐらいだといわれています。 また色の識別に関しても人間と異なっています。人間は光の3原則である赤、青、緑を認識できますが、猫はこのうち赤を認識できません。一説には、赤(ピンクなども含む)は猫からみると、灰色や薄い青色に見えているとする話もあります。 以上をまとめると、「猫は赤やピンクなどの暖色系がうまく認識できず、視界は全体的にぼんやりと見えている」ということになります。 猫の目の特徴 猫を含む小型のネコ科動物の多くは、明るいところでは瞳孔が細く縦長になり、暗い場所では大きな円形になります。 これは網膜に取り込む光の量を調整するために発生する変化であり、大型のネコ科動物にはみられない特徴のひとつです。 ■あわせて読みたい記事■猫のジャンプ力が高い理由は?高所から落ちても平気なのはどうして? 猫の目にまつわる注意すべき病気 飼い主が注意すべき猫の目に発症する病気をご紹介します。愛猫が病気で苦しまないためにもしっかりと理解しておきましょう。 猫の目に発生しやすい症状例 猫の目に発生しやすい病気の症状例は以下のとおりです。 目ヤニが増える白目や目のふち部分が充血する涙量が増える黒目の大きさに左右で違いがある目の表面が曇っている目頭付近に突起物がみられる目を開きにくそうにしている など これらは目の病気が発症している可能性がある際にみられる症状例です。愛猫の様子をよく観察し、違和感があるようならすみやかに動物病院へ連れていきましょう。 猫の目にできる気をつけたい病気 猫の目に発症する病気の例は以下のとおりです。 ●結膜炎結膜炎は上下のまぶた裏にある結膜に炎症が発生する病気です。猫に発生しやすい目の病気として有名ですが、ウイルスや細菌、外傷など、要因となる事象が数多くあるため、主原因を特定するのが難しいとされます。 一度治療が済んだとしても、過度なストレスなどが原因で再発するケースもあります。 ●ブドウ膜炎ブドウ膜炎は、虹彩・毛様体・脈絡膜の一部または全体に炎症が起こる病気です。ウイルスや細菌、感染症などが原因で発症するため、原因の特定が困難な病気でもあります。 瞳孔が小さくなっている、眩しそうに瞬きを繰り返す、充血しているなどの症状が特徴です。 ●緑内障緑内障は眼圧が異常に上昇することで、強烈な痛みや視覚障害を発生させる病気です。猫の緑内障はほかの眼科疾病が原因で発症することが多く、ブドウ膜炎・水晶体脱臼・房出血などがその一例です。 症状が進行すると数日のあいだに視力を失う恐れのある病気のため、迅速かつ適切な治療が重要となります。 ●麦粒腫(ばくりゅうしゅう)麦粒腫は俗に「ものもらい」といわれる病気であり、まぶたのふちにある涙を作る分泌腺が細菌に感染することで発症します。 まぶたが腫れる、目をこすろうとする、充血しているなどの症状がみられます。 猫の目の仕組みを知り愛猫の視界を想像してみましょう 明け方や夕方などの薄暗い時間に行動が活発になる薄明薄暮動物である猫にとって、この目の作りは狩りをおこなう際や、外敵から逃げるときに重宝しているのでしょう。 また今回ご紹介できなかったものも含め、猫がかかりやすい目の病気には数多くの種類がありますので、愛猫が目を気にするような素振りをみせていたら、すぐにかかりつけの獣医師による診察を受けてください。 あなたの愛猫の視界には世界がどのように映っているのでしょうか?ぜひこの機会に愛猫の視界を想像してみたくださいね。

NEW,RABBIT

2023.11.25

うさぎを飼うならオスとメスどっちが飼いやすい?性別による違いを解説

うさぎを飼いたいと思う方のなかには、オス・メスどちらを選べば良いのか、悩んでいる方も多くいらっしゃるかと思います。 うさぎにはオス・メスで、性格の違いも見られます。 今回はうさぎの性別で悩まれている方へ向けて、オス・メスどっちが飼いやすいのか、性別による違いについても解説していきます。ぜひ最後までご覧ください! オス・メスどちらが飼いやすいかは飼い主次第 結論から言うと、うさぎのオス・メスどちらが飼いやすいかは、飼い主さんの考え方次第と言えるでしょう。 オス・メスで違いもあるため、その違いを知った上で飼い主さんが飼いやすい性別を選択するのがベストです。 また、オス・メスの性格に典型的な違いはあるものの、絶対的なものではないということを覚えておいてください。 では早速、うさぎのオス・メスの性格の違いについて見ていきましょう! メスの性格・特徴・行動 性格:独立心が強い・クール・マイペース特徴:肉垂ができる行動:偽妊娠メリット:性格は比較的穏やかで攻撃的になりにくい・スプレーなどのトラブルが少ない・多頭飼育に向いているデメリット:メス特有の病気になる可能性が高い(乳腺や子宮の病気など)・偽妊娠によるトラブルが起こりやすい・発情・妊娠で攻撃的になることもある メスうさぎの性格・特徴・行動については、主に上記のとおりです。それぞれ詳しく解説していきます! 性格 メスうさぎは基本的に、独立心が強くクールな性格の子が多いです。メスは出産・育児があるため、子供や巣を守るという本能が強く働きます。そのことが、性格にも影響しているということが考えられています。 また、マイペースという傾向もあります。これらのことを聞くと、懐いてくれるか心配という方もいらっしゃいますよね。 しかし、あくまで傾向ですので、コミュニケーションをしっかりと取っていれば、信頼関係が生まれて懐いてくれます。 特徴 メスうさぎの大きな特徴は「肉垂ができる」ことです。肉垂とは別名「マフ」とも呼ばれていて、胸の所に皮膚が余りたるんでいるように見えます。 これは1歳前後から目立つようになり、その子によってはかなり大きくなることもあるので、メスうさぎはオスに比べると大きいイメージを持たれることもあるのです。 しかし、肉垂は避妊手術を受けると、ほとんど目立たなくなります。 行動 メスうさぎの特有の行動に、偽妊娠が挙げられます。 うさぎは、人間のように陰部から出血があるような生理はありません。しかし「偽妊娠」と呼ばれる、巣作り行動をすることがあります。基本的には生後8ヶ月以降から見られるようになり、実はあまり良くない傾向です。 メスうさぎにはよくある自然な行動なのですが、ストレスを感じやすくなったり皮膚炎になるなどの問題も発生するので、何度も繰り返すようであれば動物病院へ相談に行くことも検討しましょう。 ■あわせて読みたい記事■うさぎにも反抗期がある?思春期の接し方や対策について解説! オスの性格・特徴・行動 性格:人懐っこい・甘えん坊特徴:メスに比べてスタイリッシュ・生殖器が大きくなる子もいる行動:縄張り意識が強い(スプレーをする)メリット:情熱的な愛を向けてくれる・遊び好きでスキンシップが取りやすい・メスに比べて生殖器の病気リスクが低いデメリット:縄張り意識が高くスプレー行為などに悩まされる可能性がある・メスと一緒に飼うと子供ができやすい(オスは年中発情期)・攻撃的、凶暴化しやすい時期がある オスうさぎの性格・特徴・行動は上記のとおりです。それぞれ詳しく説明していくので、見ていきましょう! 性格 オスうさぎはメスに比べて、人懐っこく甘えん坊な一面があります。かまってちゃんだったり、ちょっとドジっ子だったりする子が比較的多いですが、オスうさぎすべてがこのような性格だとは限りません。 中にはメスうさぎのように、ツンツンした子もいるので、参考程度に覚えておくのが良いですよ! 特徴 オスうさぎはメスのように肉垂が出来ることも無いため、スタイリッシュに見られる事が多いです。 そして、去勢手術をしていないオスうさぎは、生殖器がかなり大きくなるため、衝撃を受ける飼い主さんも多いようです。 行動 オスうさぎは縄張り意識が高く、自分のテリトリーを必死に守ろうとする傾向にあります。 自分の縄張りに他のオスが侵入しようとすれば、全力で追い払おうとして、最悪のケースでは大怪我をしたり亡くなってしまう子もいるほど、自分のテリトリーを大切にしています。 中にはスプレー(おしっこを撒き散らす行動)や、少し臭いのきついうんちを撒き散らしたりするなど、問題行動が見られることもあります。 オスメスどちらが良いかは一概に言えない うさぎはオスメスで性格や特徴の違いはあるものの、個体によっても大きく変わるため一概には言えません。 一つ共通して言えることは、どちらも可愛いということ。 こちらで紹介したメリット・デメリットを見比べて、自分が飼いやすそうと判断した方を選ぶと良いでしょう!

DOG

2023.11.21

犬の換毛期とは?換毛期のある犬種・ない犬種や抜け毛対策を解説

愛犬の抜け毛掃除は、手間がかかるうえにキリがないので面倒ですよね。とくに犬の「換毛期」は抜け毛が大量になるので、困っている飼い主さんも多いかもしれません。 犬の「換毛期」は、仕組みを理解して適切な抜け毛対策をとることで快適に過ごしやすくなりますよ。 そこで今回は、「犬の換毛期とは?」「換毛期のある犬種・ない犬種」「換毛期の抜け毛対策」について解説します。 犬の換毛期とは? さっき掃除したばかりなのに、部屋が愛犬の抜け毛だらけ…犬との生活でエンドレスの抜け毛掃除にうんざりすることがありますよね。 そんな犬の抜け毛がとくに増える時期が「換毛期」です。 では犬の「換毛期」とはどのようなものなのでしょうか。まずは犬の換毛期の時期と換毛する理由について見ていきましょう。 換毛期はいつ? 犬の換毛期は犬種や住環境などによって異なりますが、通常は春(5~7月)と秋(9~11月)の年に2回。この時期はおよそ1カ月かけて大量に犬の被毛が抜け、新しい被毛に生え変わります。 ただし犬の換毛期は、暦の上での春と秋に起こるわけではありません。犬の換毛期をもたらすのは、じつは日照時間の長さと気温。 そのため室内飼いの犬の場合は、換毛期にズレが生じたり1年中毛が抜けたりするケースもあるようです。 換毛する理由 犬が換毛する理由は、季節による気温の変化に対応するためで、人の「衣替え」のようなもの。もともと犬の被毛は一定の周期で抜け変わっていますが、換毛期には以下のような現象を繰り返します。 春の換毛期は、暑い夏に備えて冬毛が抜け落ち、通気性のよい夏毛に生え変わる秋の換毛期は、冬の寒さに備えて夏毛が抜け落ち、保温性の高い冬毛に生え変わる 上記のように、犬は春と秋に換毛することによって体温調節をし、暑い夏や寒さの厳しい冬を乗り越えようとするのです。 ただし、犬の換毛期はすべての犬種にあるわけではありません。また犬種によって被毛の抜け方や抜け毛の量も大きく異なります。 次は「換毛期のある犬種・ない犬種」について見ていきましょう。 換毛期のある犬種 春と秋に大量の被毛が抜ける「換毛期」があるのは、ダブルコートの犬種です。 犬のダブルコートとは、「オーバーコート(上毛)」と「アンダーコート(下毛)」の被毛の2層構造のこと。換毛期には、この2層の被毛の「アンダーコート(下毛)」のみが抜け落ちて生え変わります。 じつは犬の被毛の生え方は人間と異なり、1つの毛穴から7~15本ほど生えることも。そのためアンダーコートだけでも大量の毛が抜けるので、抜け毛掃除に終わりがないのです。 換毛期のあるダブルコートの犬種で、よく知られているのは以下のような犬種です。 シーズーポメラニアンビションフリーゼミニチュアダックスフンドフレンチブルドッグ柴犬、秋田犬などの日本犬ラブラドール・レトリーバー、ゴールデン・レトリーバー ただし、ダブルコートの犬種のなかでも抜け毛の量は大きく異なり、シーズーやビションフリーゼなどは抜け毛が少ないといわれています。 換毛期のない犬種 「換毛期」がなく比較的抜け毛が少ないのは、シングルコートの犬種です。 犬のシングルコートとは、被毛が「オーバーコート(上毛)」のみの単層構造のこと。換毛期のないシングルコートの犬の被毛の生え変わりには、はっきりとした時期はありません。 シングルコートの犬種で、よく知られているのは以下のような犬種です。 マルチーズトイプードルヨークシャーテリアミニチュア・ピンシャーダルメシアンドーベルマン ただし、換毛期のないシングルコートの犬種でも驚くほど抜け毛が多い犬もいるので、気になる人は家族に迎える前に十分に検討しましょう。 ■あわせて読みたい記事■犬の肉球ケアは必要?肉球の役割とケア方法について解説 換毛期の抜け毛対策 犬の換毛期は大量の被毛が抜けるので、抜け毛対策としてこまめな掃除は必須。また換毛期の愛犬が快適に過ごせるように、以下のような抜け毛対策を行いましょう。 ブラッシング 犬の換毛期の抜け毛対策として、メリットが大きいのはブラッシングです。 換毛期の犬にブラッシングをすると、古い被毛を取り除くだけでなく、新しい毛への生え変わりを促すことができます。またブラッシングは犬の血行を良くし、皮膚を清潔に保つほか、飼い主さんとスキンシップがとれるというメリットも。 愛犬の換毛期にブラッシングを怠って抜け毛を放置すると、皮膚トラブルにつながることもあるので、この時期はとくに念入りにブラッシングしましょう。 シャンプー 犬の換毛期の抜け毛対策として、シャンプーも効果が期待できます。換毛期の犬にシャンプーすると、抜け毛を一気に洗い流すことができるからです。 しかし「抜け毛が多いから」とシャンプーをし過ぎると、皮膚トラブルを起こすことも。換毛期の犬のシャンプー剤は刺激の少ないものを使用し、多くても月に2~3回までにしましょう。 サマーカット 犬の換毛期の抜け毛対策として、サマーカットにするという方法もあります。 犬をサマーカットにしても抜け毛の量が減るわけではありませんが、ボリュームは少なくなるのでシャンプーや掃除などは楽になるでしょう。ただしサマーカットで健康や被毛にトラブルが起こる犬種も多いので、まずトリマーなどの専門家に相談することをおすすめします。 服を着せる 愛犬の換毛期の時期だけは室内でも服を着せる、という抜け毛対策もおすすめです。 換毛期の愛犬に服を着せると、抜け毛の多くが服のなかに落ちるので、室内の掃除は格段に楽になります。ただし抜け毛の付いた服を愛犬に着せたままにしておくと、皮膚炎などにつながることも。 換毛期の愛犬に服を着せる場合は、こまめに着せ替えて抜け毛を取り除いてあげましょう。 愛犬の換毛期は抜け毛対策で快適に 犬の換毛期は人の衣替えに例えられるように、厳しい季節を快適に健やかに乗り越えるための重要な被毛のアップデートといえます。 愛犬の換毛期は季節の風物詩ととらえ、適切な抜け毛対策をしましょう。 換毛期のない犬種でも抜け毛が多い犬もいますが、あまりにも抜け毛が激しい場合は病気の可能性もあるため動物病院を受診することをおすすめします。