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POSTED on 2023.12.18

猫と猫じゃらしの魅力的な関係とは?なぜ猫は動くおもちゃが好きなのか

愛猫が猫じゃらしを相手にじゃれている姿は、何度見てもかわいらしいものです。
そんな猫ですが、動きの速いおもちゃを夢中で追いかけていくのにはしっかりとした理由があるのを知っていますか?

そこで今回は「猫が猫じゃらしなど動きの速いおもちゃを好む理由」について解説します。

猫が持つ動物としての本能に深く関係する内容なので、猫の習性を知りたいという方はぜひ最後までご覧ください。

猫が猫じゃらしを好む生物学的な理由

猫が猫じゃらしなどのおもちゃを好む生物学的な理由を3つご紹介します。

狩猟本能が刺激されるから

猫が猫じゃらしなど動きの速いおもちゃを好む理由として、「動物としての狩猟本能が掻き立てられるから」という点があげられます。

とても古い猫の祖先であるミアキスは、森林のなかで生活していました。
当時ミアキスがおこなっていた狩りの手法は、獲物が通過するのを待ち伏せし、爆発的な瞬発力で一気に仕留めるというものです。

この習性は現在の猫にも受け継がれており、素早く動く猫じゃらしなどの対象物を獲物と認識し、相手を仕留めようと懸命に追いかけているのです。

社会性の確立に寄与している

猫は単独行動を好む動物ですが、遊びを通じて社会性を発達させます。

とくに親猫や兄弟と一緒に過ごす時間が少なかった猫は、十分に社会性を身につけることができず、成猫になってから問題行動が増える傾向にあります。
猫が猫として、人間やほかの動物と共存しながら生きていくうえで社会性の発達はとても重要です。

また、複数の猫がいる家庭では、おもちゃを用いることで猫同士の相互作用を促し、社会的な絆を形成するのに役立ちます。

運動不足やストレスの解消に適している

室内で飼育されている猫は運動不足に悩まされることが多く、高齢になるほど運動量が減少するため、肥満などを要因とする病気が発症しやすくなります。

また、猫は引っ越しや結婚、出産による家族の増加など、環境の変化に敏感な動物です。
そのため、飼い主が知らないところで大きなストレスを抱えていることがあります。

猫じゃらしなどの動きが素早いおもちゃを用いた遊びは、運動不足の解消とストレスの軽減を図ることができ、猫の健康を考えるうえでとても有意義な時間だといえます。

一般的な猫に必要な運動量の目安は1日に約10~20分といわれていますので、この時間を目標に運動の習慣を取り入れましょう。

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猫と遊ぶためのおもちゃの選び方・活用法のコツ

猫じゃらしだけでなく、愛猫と遊ぶ際に使うおもちゃは選び方がとても大切です。

おもちゃ選びをするときに重要な要素をご紹介しますので、愛猫のおもちゃを購入する際の参考にしてください。

猫の個性に合わせたおもちゃを選ぶ

猫の個性に合わせておもちゃを選ぶのがおすすめです。
具体的には、猫の年齢、性格、健康状態などが一例としてあげられます。

また性格の点からいうと、一部の猫は音がするおもちゃ、光るおもちゃに反応しますが、別の猫はそれらを怖がるかもしれません。

日頃から自然と興味を示すおもちゃを把握しておき、愛猫が夢中になって遊べる種類のものを選んであげましょう。

おもちゃの安全性を確認する

猫用おもちゃを選ぶ際には、猫が安全に遊べるように設計されていることを確認することが最優先です。

突起物がなく、小さな部品が取れにくいものを選び、猫が誤って飲み込んでしまう危険がないことを確認してください。
また、耐久性のある素材でできているかも重要なポイントです。

おもちゃの利用を監視する

新しいおもちゃを導入した際は、猫が安全に遊ぶことができるかをしっかりと監視してください。

遊びの最中に猫がおもちゃを破壊したり、誤って部品を飲み込んだりする可能性がある場合は、即座に遊びを中止させましょう。

おもちゃをローテーションさせる

猫が一つのおもちゃに飽きないようにするために、定期的におもちゃをローテーションさせることが有効です。

異なる種類のおもちゃを複数用意し、定期的に交換することで、愛猫の興味を持続させることができます。

愛猫の性格にあったおもちゃで狩猟本能を刺激してあげましょう

猫は動物としての狩猟本能から、動きの速い猫じゃらしなどのおもちゃを夢中で追いかけます。
この行動は猫が社会性を身につける、運動不足やストレスを解消させるときなど、さまざまな場面で有意義なものになっています。

また、愛猫に最適なおもちゃを選ぶ際の基準にも注意して確認すべき点が数多くあるため、販売元の公式サイトやおもちゃの裏面などに記載されている内容をしっかりと読み込んでから購入してください。

毎日の遊びを通して、愛猫が猫らしく健やかに生活できる時間を大切にしてあげましょう。

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