吐くのは具合悪いサイン?犬が体調不良の時にする7つの行動
犬も人と同じように体調不良になり、時には重い病気を患ってしまうこともあります。そんな辛い状態にいち早く気付けるように飼い主さんは「犬の体調不良サイン」を知っておく必要があります。記事をチェックして、愛犬が健康的に生活できるようにサポートをしてあげましょう。
ただ、体調不良のサインや病気の症状は犬種や年齢によって異なります。少しでも気になることがあれば、かかりつけの動物病院で相談しましょう。
犬の体調不良サイン1:食欲がない
犬は体調不良の時に食欲がなくなることがあります。
食欲がない状態が続く場合や水も飲まないようであれば、すぐに動物病院に連れていってあげましょう。
ただ一時的にエサを食べない・食欲が落ちるのはよくあることです。
「食べる気分ではない」という理由で食べないことや、「もっと美味しいものがもらえるかもしれない」と思って食べないこともあります。
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犬の体調不良サイン2:吐く
食べたものをそのまま吐く時や、空腹時に胃液を吐く(透明の液や泡・黄色の液や泡であることが多い)場合は基本的に問題ありません。
普段の様子・食欲・排泄物の状態などをチェックして、変わったことがないか確認してあげてください。
一方で、
・食べさせた覚えのないもの
・赤色の液
・茶色の液
上記を吐いたときには、かかりつけの動物病院に相談しましょう。
吐いた原因を見つける手がかりになるので、吐瀉物を病院に持っていくことをおすすめします。
持っていくことが難しい時には、写真を撮っておくと良いでしょう。
茶色のものや液を吐いた場合でも、ドロドロとしていてドッグフードの匂いがしていれば問題がないこともあります。
この場合ドッグフードをうまく消化できずに吐き出してしまった可能性が高いので、吐いた後の食欲や様子などを確認しましょう。
もし毎日吐くようでしたら、動物病院で診てもらってください。
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犬の体調不良サイン3:下痢や軟便
・食事の変化
・寄生虫や感染症
・中毒症状
・肝臓や消化器系の病気
・ストレス
・食べ過ぎ
これらの原因により、下痢や軟便を起こすことがあります。
下痢をしても元気な様子が見られる場合は、特に心配いりません。
激しい下痢をした後は、1日しっかりと食事管理をして、腸を休ませてあげましょう。
下痢をした後にぐったりしている時や、便に血が混ざっている時は、かかりつけの動物病院で診てもらうことをおすすめします。
便は体調不良に気付ける大切なものです。
排泄物は毎日チェックをして、健康管理をしてあげましょう。
犬の体調不良サイン4:動きに異常がある
足を引きずる仕草をしている場合や、床に足をつけないように歩いている場合は、体調不良かもしれません。
・いつも出来ていることが出来ない
・歩き方がおかしい
・普段と動き方が違う
上記のような異変を感じたら、犬の体を触ってチェックしましょう。
もし傷や痛みを抱えている場合、触られるのを嫌がったり、怒ったりします。
見てわかる外傷がなくても、関節や骨に異常があることもあります。
数日間動きがおかしかったら、動物病院で診てもらいましょう。
また、老犬になると骨折や脱臼を起こしやすくなってしまいます。
日頃から愛犬の様子を観察して、体調不良には早く気付けるようにしましょう。
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犬の体調不良サイン5:被毛や皮膚に変化がある
・皮膚が赤くなっている
・デキモノができている
・体を頻繁に掻く
・皮膚にしこりがある
・抜け毛が多い
これらの症状が見られる場合、皮膚炎が発症している・腫瘍ができてしまっている可能性があります。
皮膚の状態のほかにも変わったことがないかチェックをして、動物病院で診てもらうことをおすすめします。
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犬の体調不良サイン6:元気がない
体調不良の際や病気を発症している際は、元気がなくなりぐったりすることがあります。
元気がない状態が続くようでしたら、必ず動物病院で診てもらいましょう。
病気や不調の早期発見ができるかもしれません。
「いつもより元気がない」というのは、日頃一緒に生活している飼い主さんしか気付けないことです。
毎日愛犬の様子を見ることは健康管理をする上でとても重要なことなので、忙しくても愛犬とのスキンシップやコミュニケーションは欠かさずに行いましょう。
犬の体調不良サイン7:太りすぎている
犬の肥満はさまざまな体調不良の原因になります。
関節に負担をかけ続けるだけではなく、心臓や内臓にも負担がかかってしまいます。
犬種によって適正体重が異なります。
わからない時にはかかりつけの獣医さんに相談すると良いでしょう。
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愛犬の体調不良には早く気付けるように
愛犬の些細な変化に気付けるのは、普段一緒に生活している飼い主さんだけです。何か変わったことがあれば、動物病院での相談をおすすめします。また気軽に相談できる態勢を整えるためにも、かかりつけの動物病院をつくっておきましょう。
ご紹介した体調不良のサイン以外にも、目や鼻や耳などに異常がないか・いつもと違う匂いはしないかなどをチェックすることも体調不良に早く気づくためのヒントになります。小さな変化も見逃さないようにして、愛犬の健康ケアを行ってあげてくださいね。