冬になると犬が朝起きない!寝てばかりいるけど病気の可能性は?
「冬の寒い時期になると、愛犬が布団からもぐって出てこない」という経験をしたことはありませんか?寝る子は育つとよくいいますが、愛犬があまりに長い時間寝ていると心配になりますよね。
そこで今回は、犬が冬の寒い時期になると朝起ない理由などをご紹介していきます。記事をご一読いただき、愛犬の気持ちに寄り添う参考にしていただければ幸いです。
犬が冬は朝起きない理由は?
明確な理由は明らかになっていませんが、「冬になると愛犬が布団から出てこない!」と思っている飼い主さんは多いようです。
もしかしたら人間と同じように、「寒いから布団から出たくない」と思っているのかもしれませんね。
犬の平均睡眠時間は、10時間〜12時間ほど。
子犬や老犬は18時間〜19時間も寝ている場合もあります。
どちらにしても人間よりも長い時間眠っていることになりますが、これは「犬の睡眠のほとんどがレム睡眠だから」という理由があります。
犬はもともと野生で暮らしていた動物。
睡眠時も外敵に襲われる危険と隣合わせで生活をしていました。
そのため外敵から襲われそうになってもすぐ起きられるように、浅い眠りであるレム睡眠が多くなったと言われています。
犬にとって睡眠は、体を休められる大切な時間。
寝ている時にはそっとしておき、安心して眠れる環境を作ってあげましょう。
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犬が冬に寝てばかりなのは要注意?
前述した通り、パピー犬や老犬は長く寝る傾向があります。
また小型犬や中型犬よりも大型犬の方が体が大きく、活動に必要なエネルギーも多いので、体力を回復するために睡眠時間が長いという傾向もあります。
とはいえ、あまりに長く寝ている姿を見ると心配になりますよね。
そんな時には、睡眠時間以外にも、
●食事はしっかり食べているか
●排泄物の頻度や状態はいつもと変わりないか
●体のどこかを痛そうにしていないか
上記の点をチェックをして、異変を感じたらかかりつけの獣医さんへ相談して愛犬の健康を管理してあげましょう。
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犬のために冬に注意したいこと
冬に寒いと感じるのは、人間だけではなく犬も同じこと。
留守中であってもエアコンをつけて部屋の温度を調節してあげましょう。
また冬は空気が乾燥しやすい時期ですので、加湿器をつけて乾燥を防いであげてください。
乾燥による、皮膚トラブル・ドライアイ・呼吸器系の病気リスクなどから愛犬を守るためにも、湿度は40%〜60%あたりを保ってあげましょう。
暖かい場所から急に寒い場所に行くと、血圧の急激な変化によりヒートショック を引き起こす可能性があります。
呼吸困難・意識障害・ふらつき・嘔吐・下痢などの症状があらわれ、命の危険性もあるものです。
飼い主さんは急激な寒暖差が生じないように注意してあげてください。
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冬も愛犬と一緒に楽しく過ごそう
「犬の睡眠時間が長い=体調不良」ということではなく、体力を回復するための大切な時間だと認識してあたたかく見守ってあげてくださいね。何よりぐっすり眠っているのは、飼い主さんを信頼しているからこそなんだと思います。引き続きわんちゃんが安心して眠れる環境づくりを心がけてあげましょう。
寒くて部屋にこもりがちになってしまう冬ですが、愛犬と素敵な思い出をたくさんつくって一緒に楽しく過ごしてくださいね。