うさぎの足ダンの理由!嬉しい時にもする?足ダンをやめさせる方法
うさぎを飼っている人ならばご存知でしょう「足ダン」。後ろ足をダンッと踏み鳴らすことからこの名前がついたそう。正式にはスタンピングという名前がついており、うさぎに馴染みのない人が聞いたらびっくりするほど可愛らしい見た目からは想像ができない大きな音が鳴ります。
今回はこの足ダンの理由や対応の仕方などご紹介していきます。
なんでうさぎは足ダンするの?
うさぎにとって足ダンは、自己主張の手段の1つ。
うさぎは声帯がないため、鳴くことで気持ちを表すことが出来ません。
だからこそ足ダンをして自己主張しようとするのです。
もともと足ダンは、野生のうさぎが巣穴や周囲にいる仲間のうさぎに危険を報せる目的があったよう。
飼いうさぎにとっての足ダンは、飼い主さんに気持ちを伝える大切な方法なのです。
ずっと足ダンをされてはうるさいと思ってしまうこともあるかもしれませんが、うさぎ気持ちに寄り添ってあげましょう。
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うさぎはどんな気持ちから足ダンするの?
うさぎの足ダンは主に、要求・不満・怒りを表しています。
●かまって欲しい
●水が欲しい
●お腹が空いた
など、自分の気持ちをアピールする際に足ダンをします。
またうさぎはとても耳がいい動物。
人間が聞き取れない範囲の音まで拾って認識します。
そのためうさぎにとって不快な音が聞こえた時は、足ダンすることがあるよう。
ただこれは、個体差がありますので全てのうさぎには当てはまりません。
テレビの大音量で足ダンする子もいれば、掃除機の音を聞いても大人しい子がいるようです。
そして、怒りの他にも興奮から足ダンをすることもあるよう。
飼い主さんと遊んでいる最中に嬉しい気持ちが高ぶり、足ダンをするうさちゃんもいるそうですよ。
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うさぎは思春期に足ダンが悪化する?
うさぎには思春期があり、反抗的な行動をする時期があります。
噛む・あちこちでマーキングをする・マウンティングをする・足ダンをするなどの行動が見られたら、思春期に突入しているのかもしれません。
個体差がありますが、思春期は早ければ生後3~4ヶ月から始まります。
期間も個体差があり、2週間程度で終わる子や数ヶ月続く子など様々です。
思春期になると縄張りの主張や自己表現などを始めるので、「突然足ダンするようになった」「足ダンがひどくなった」というケースも少なくありません。
思春期が終われば足ダンもおさまるはずですので、優しい気持ちで見守ってあげてくださいね。
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うさぎの足ダンをやめさせる方法
たまに聞く分には可愛らしいですが、ずっと大きな音を立てて足ダンをされるとどんなにかわいいうさちゃんでも、困ってしまいますよね。
実際にうさぎを飼っている人に話を聞いた時にも「うるさいので困っている」「近所から苦情がきたことがある」というような声を耳にしました。
では、足ダンをやめさせるにはどうすれば良いのでしょうか?
うさぎに怒りを抱く前に、うさぎの気持ちを考えてみてください。
「お腹が空いているのかな」
「喉が渇いているのかな」
「トイレが汚れていて嫌なのかな」
「気温が高く暑いのかな」
うさぎの様子を見ていれば、きっと対応が分かるはずです。
不満がなければ足ダンはやむはずですので、試してみてください。
対策をしても止まらないうさぎの足ダンには?
ご飯をあげても、一緒に遊んでも、掃除をしても、もしも足ダンが止まないようでしたら、体調不良の可能性があります。
うさぎは体調不良を隠す習性があります。
食事や睡眠や排泄の様子などを観察し、必要であれば動物病院にいきましょう。
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足ダンはうさぎの習性
足ダンとはうさぎが持つ習性の1つ。
ある程度は習性だと思って、見守ってあげましょう。
足ダンの音で飼い主さんも不満が募ることがあるかもしれません。けれど、うさぎの気持ちを考えて、寄り添って、一緒に幸せに暮らしてくださいね。