うさぎがくしゃみをする3つの原因をご紹介!連発するのは病気の可能性も?

うさぎが連続でくしゃみをする、鼻水が出ている。このような症状が続く場合、もしかしたらスナッフルという病気かもしれません。うさぎのスナッフルは進行すれば命に関わる可能性があります。また、再発を繰り返して慢性化することがあるので日頃からの注意が必要です。
今回はうさぎが連続でくしゃみをする理由やスナッフルという病気についてご紹介していきます。
うさぎのくしゃみが止まらない原因は?

●くしゃみの原因1:アレルギー反応がでているから
人間と同じように何らかにアレルギー反応を示している際、くしゃみが止まらないことがあります。
うさぎの飼育環境を見直してあげるとくしゃみが止まることがありますので、かかりつけの獣医さんに相談して改善してあげましょう。
●くしゃみの原因2:高齢になっているから
高齢になると免疫力が低下するため、くしゃみが治らない状態が続いてしまうことがあります。
おうちのうさぎの年齢を考慮して、定期的な健康診断や念入りな健康チェックをしてあげてくださいね。
●くしゃみの原因3:スナッフルという病気になっている
スナッフルは人間でいうところの鼻風邪のようなものです。
うさぎがスナッフルを発症してしまった場合、くしゃみが止まらないという症状が出ることがあります。
スナッフルの原因や症状については、次の項目をご覧ください。
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うさぎのスナッフルとは?

スナッフルとは、うさぎが鼻炎や気管支炎などの呼吸器疾患により、くしゃみや鼻水などの症状が現れることを指します。
・くしゃみ
・鼻水
・ズーズーという呼吸音がする
・鼻詰まり
これらの症状の総称が、うさぎのスナッフルと呼ばれるものです。
うさぎのスナッフルはパスツレラ菌の感染が原因となることが多く、ストレスや免疫力の低下などがきっかけとなり発症します。
抵抗力の弱い赤ちゃんうさぎや高齢のうさぎですと命に関わる場合があり、伝染力も強いため、同居のうさぎに次々に感染してしまうケースがあります。
多頭飼いのご家庭の場合、特に注意が必要です。
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うさぎのスナッフルの症状と治療方法

●スナッフルの症状
スナッフルの初期段階は、くしゃみ・透明なさらさらとした鼻水が出る程度です。
しかし進行すると連続してくしゃみがでるようになり、鼻水は白や黄色のドロッとしたものになります。
くしゃみが続くと呼吸が苦しくなりキーと鳴き声をあげたり、ドロドロの鼻水によって鼻が詰まりズーという呼吸の音が聞こえたりすることがあります。
また頻繁に出る鼻水を前足で拭おうとするため、鼻水によって濡れてしまった毛が固まってしまうことがあります。
柔らかいガーゼやコットンを湿らせて、優しくケアを行ってあげてください。
●スナッフルの治療方法
うさぎのスナッフル治療は、抗菌薬の投与が中心となります。
くしゃみや鼻水などの症状が治っても菌を完全になくすことができないため、薬の中止・環境変化・ストレス・免疫力の低下で再発することも多いです。
うさぎはストレスを感じると体の免疫力が低下してしまいます。
鼻水やくしゃみなどの症状が出始めたら、免疫力を回復させ、ストレスのかからない状態を維持することが重要です。
うさぎのスナッフルの予防方法

●スナッフル予防1:適切な温度や湿度にする
高温多湿や急な温度の変化はスナッフル発症のきっかけになりますので、適切な温度や湿度管理を心がけましょう。
うさぎにとって快適な環境は、
・温度は23~25℃
・湿度は50~60%程度
が望ましいと言われています。
特に季節の変わり目は温度の変化が激しいので、うさぎのために温度調整をしっかりと行ってあげましょう。
●スナッフル予防2:こまめに掃除をする
スナッフルはパスツレラ菌の感染が原因になることが多いです。
菌が飛び散って感染を広げないためにも、こまめに掃除を行いましょう。
うさぎがくしゃみをする際に菌が飛び散ることもあります。
ケージ内はこまめに掃除し、部屋の空気の入れ替えも行ってあげましょう。
●スナッフル予防3:感染しているうさぎと接触させない
多頭飼育の場合スナッフルの感染を予防するために、すでにくしゃみや鼻水などの症状があるうさぎと他のうさぎを接触させないようにしましょう。
飼い主もこまめに手を洗い、外から菌を運ばないようにしてください。
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うさぎがくしゃみをしていたら早めに病院へ
スナッフルは慢性化しやすい病気のため、生涯にわたり症状が出ることがあります。こまめな掃除やストレスを解消してあげることで予防ができるので、日頃からうさぎや飼育環境を気にしてあげてくださいね。
軽度のくしゃみや鼻水であっても、早めに病院に連れて行ってあげてください。早めに獣医さんに診てもらうことで、重症化リスクが低下します。くしゃみや鼻水のほかにも、うさぎに異変を感じた際には、早めにかかりつけの動物病院で診てもらうことをおすすめします。