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COLUMNコラム

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POSTED on 2023.12.09

うさぎがなりやすい病気とは?症状に気付いたらすぐに動物病院へ!

うさぎは天敵に弱っている姿をみられないように、ある程度の不調は隠します。
そのため、体に不調が現れて飼い主さんが気付くころには、病気がすでに進行している可能性も高いのです。

急な病気に対応するためにも、うさぎがなりやすい病気について学んでおきましょう!

ここでは、うさぎがなりやすい病気と症状について解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。

【うさぎがなりやすい病気①】胃腸うっ滞

胃腸うっ滞とは消化器の病気で、うさぎが最もなりやすいと言われている病気です。
何らかの原因で胃腸の動きが悪くなる病気で、症状は以下のようなことが見られます。

  • 食欲不振
  • うんちが小さい・少なくなる
  • お腹が張る

普段元気なうさぎでも、環境の変化や温度の急変、食事内容やストレスなど、少しのことがきっかけでなることも多いです。

うさぎは何も食べない状況が1日でも続けば、命に関わるようなダメージを負います。

異変にいち早く気付くためには、普段から食事の量を把握しておいたり、うんちの状態をチェックしたりすることが大切です。
少しでもおかしいなと思ったら、迷わず動物病院へ相談しましょう。

また、胃腸うっ滞は普段の食事内容も大きな原因になります。

チモシーなどのイネ科の牧草をたくさん食べることでお腹の調子を整えられるので、普段からたくさん食べてもらいましょう。

【うさぎがなりやすい病気②】熱中症

うさぎの病気で消化器疾患についで多いのが、熱中症。

うさぎは体温調節がとても苦手な動物で、熱中症になりやすいです。
室温が28度を超えると、熱中症になる可能性が高くなるので、部屋の温度管理は徹底してください。

熱中症の症状は以下のとおりです。

  • 床などに体を伸ばして横になる
  • 水を飲む量が増える
  • 呼吸が荒い
  • 走りながら頭を揺らしたり耳を振っている

上記のような症状が見られた場合は、応急処置として体を冷やす必要があります。

急激に体温を下げると危険なので、冷たすぎる水や氷は使わず、部屋の温度を下げて水を含ませたタオルを体にかけてあげましょう。

また、水を飲める状態であれば、新鮮な水を飲ませてください。
その後は早急に、動物病院を受診しましょう。

普段から、エアコンで室温の調節をして、直射日光が当たらない場所で飼育するよう心がけてください。

【うさぎがなりやすい病気③】不正咬合

うさぎの不正咬合とは、歯の病気です。

うさぎの歯は一生伸び続けるため、食事などで伸びた分をすり減らす必要があります。
それがうまくすり減らなくなることで、噛み合わせに異常をきたすのです。

不正咬合になると、以下のような症状が現れます。

  1. 食べたいのに食べられない
  2. 伸びた歯が口の中に当たり痛くて食欲がなくなる
  3. 口の中が傷つく
  4. 歯の根元に腫瘍ができる
  5. 涙が出る(涙の通り道を歯の根元が圧迫する)

不正咬合は自宅での対処が難しいので、動物病院へ行き、伸びた歯を切ってもらわなければいけません。
一度発症すると、何度も再発することがあるため、定期的な通院を勧められることもあります。

普段から、チモシーなどの牧草をたくさん食べることが、予防になります。

しかし、気をつけていても遺伝的なものでなってしまうこともあるので、完璧に予防する方法はまだ見つかっていません。
少しの異変でも、早急に動物病院を受診することをおすすめします。

■あわせて読みたい記事■
うさぎのしつけ方法、やってはいけないしつけ方法は?

【うさぎがなりやすい病気④】スナッフル

うさぎの病気スナッフルとは、鼻の病気です。別名、鼻性呼吸、閉塞性鼻呼吸、慢性鼻炎とも言います。
鼻炎や副鼻腔炎などの呼吸疾患になることで併発する病気で、発症すると鼻をふんふんと言わせるような症状が現れます。

さらに以下のような症状も、見られるようになります。

  • くしゃみ
  • 鼻水

過程で飼育されているうさぎの場合、食欲が落ちるほど悪化することはありません。

しかし、衛生状態が著しく悪い場合や、その他重度の病気がある、スナッフルの症状が重症になっても治療をしない場合には、命を落とす恐れもあります。

スナッフルの原因となる病原体で一番多いのが「パスツレラ」という細菌。
菌を持っているうさぎから感染するため、他のうさぎと交流させる場合は要注意です。

【うさぎがなりやすい病気⑤】ソアホック

うさぎのソアホックとは、足裏にできる皮膚炎のことを言います。
別名、足底皮膚炎や飛節びらんとも呼ばれています。

うさぎは加齢や飼育環境などが影響して、足裏の毛が薄くなることがあります。
また、足には肉球がないため皮膚に直接負担がかかり皮膚炎になりやすいのです。

早い段階では分かりやすい症状が見られにくいですが、以下のような特徴があります。

  • 足裏の毛が薄くなっている
  • 足裏の皮膚が厚くなり、白くて固いタコのようなものができている

そして、炎症が起こることで以下のような症状が現れます。

  • 痛みによってあまり歩かなくなったり、足を引きずったりするようになる
  • 痛みから食欲不振になる

炎症が進行すると、悪化すると潰瘍となり骨までに達することもあるので、早期発見が重要になります。

普段から足に負担をかけないよう、マットやカーペットを敷いておいたり、足裏が濡れないようにこまめに掃除をするなどの予防をしておきましょう。

少しでも異変を感じたら早急に動物病院へ!

うさぎは少しの体調不良であれば、我慢してしまう動物です。
症状が見られたときにはすでに進行していて、治療に時間がかかったり命に関わることもあります。

普段からうさぎの様子をしっかりと観察して、少しの異変にも気付けるようにすることが大切です!

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