fbpx
HOME / COLUMN / 愛猫が迷子になったらどうする?適切な捜索...

COLUMNコラム

CAT

POSTED on 2023.11.19

愛猫が迷子になったらどうする?適切な捜索方法と逸走防止策を解説

猫と生活していると、ふいに愛猫の姿が見えなくことがあります。
通常なら自宅のどこかにいるはずですが、窓やドアの締め忘れによる脱走が発生するケースもあります。

「愛猫が逃げてしまった」「迷子にさせてしまった」とパニックに陥るかもしれませんが、そんなときこそ冷静に対応しなければなりません。

そこで今回は「愛猫が迷子になったらどうする?」というテーマで、愛猫が逸走(逃げること)した場合の対応方法を解説します。

猫は俊敏で動きが早いため、一度逃げてしまうと捕獲がとても困難です。
猫が逃げ出さないための逸走防止策も合わせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

愛猫が迷子になったときに取るべき行動とは?

愛猫が迷子になったときは、以下の手順で行動するのが適切だといわれています。

1.自宅のなかや周辺を探す 

愛猫の姿が見えなくなったら、まずは自宅のなかを再度探してみましょう。
家具の隙間などで眠っている場合だと、飼い主が見落としている可能性もあるからです。

自宅内で見つからないときは、自宅の周辺を探します。
猫は脱走してから数日(2~3日)の間は、自宅周辺で隠れていることが多いようです。

怒鳴り声や走りながらの捜索は猫をビックリされてしまうため、いつも通りの声色と大きさで呼びかけるようにしましょう。

この際、愛猫が好きなおやつなどを持参すると、見つけたときに捕獲しやすくなります。

2.警察や保健所などの関係機関に連絡する

いくら探しても愛猫が見つからないときは、警察や保健所などの関係機関に連絡を入れておきます。

連絡した時点ですでに保護されている可能性もありますし、保護した親切な方が問い合わせしてくれるかもしれません。

また、近隣の動物病院に連絡しておくのもおすすめです。
考えたくはありませんが、脱走した際にケガを負っている可能性もあります。
その場合、動物病院へ連れてこられているケースもあるため事前に連絡しておきましょう。

3.捜索ポスターの作成や近隣住民への聞き込みをする 

自宅内やその周辺の捜索、関係機関への連絡をおこなっても見つからないときは、捜索ポスターの作成・近隣住民への聞き込みなどをおこないます。

捜索ポスターには猫の写真と名前や年齢などの特徴、飼い主の連絡先などを記載します。
部数は任意となりますが、数百枚単位で準備しておくのがおすすめです。

近隣住民への聞き込みは、実際に猫の写真を見せながらおこなうのが効果的です。
聞き込みをする際は、脱走した日時・猫の名前と特徴を忘れず伝えましょう。

近年ではSNSを通じて迷い猫を捜索する方法もあります。
瞬時に情報が拡散されるため発見につながりやすいというメリットはありますが、飼い主自身の個人情報をどこまで開示するかなどの問題もあるため、慎重におこないましょう。

4.捕獲する 

愛猫を発見したら、慌てず落ち着いて捕獲します。

猫が興奮していなければ、大好きなおやつやおもちゃを利用して捕獲するのが有効です。
しかし猫が興奮状態にあるときは少しずつ距離を詰めるようにし、エサなどを置いて様子をみます。

飼い主が近づいても逃げるようであれば、捕獲機を活用する方法もあります。
捕獲機は保健所や動物病院から借りることもできますが、素人では扱いが難しいです。

そのため捕獲機を利用する際は、可能であれば取り扱いに長けた人にお願いするのがおすすめです。

5.捕獲したら病院へ連れていく 

愛猫を捕獲したら、必ず動物病院で健康状態をチェックしてもらいましょう。

数時間程度の脱走でもどこかケガを負っているかもしれません。
それが数日~数週間などの期間になればなおさらです。

ノミ・ダニに寄生されている可能性もあるため、ケガをしていなくても、必ず獣医師による診察を受けましょう。

■あわせて読みたい記事■
猫の耳がカットされているのはなぜ?TNR活動の重要性とは

愛猫が迷子にならないために飼い主ができる対策

愛猫が迷子にならないよう、飼い主ができる逸走防止策をご紹介します。
どれも難しいものではありませんので、ぜひ取り入れてみてください。

首輪をつける 

首輪に猫の名前や飼い主の連絡先などの情報を記載しておくことで、仮に逃げ出してしまった場合でもすぐに見つけられます。

また、首輪に鈴などの音が鳴るものをつけていれば、愛猫がどこにいるのかを瞬時に把握できるため、逸走防止策としても効果的です。

マイクロチップを活用する 

令和4年6月1日より、猫や犬などを飼育する場合、マイクロチップの装着が義務付けられました。

マイクロチップには所有者(飼い主)の情報が登録されているため、逸走した際もすぐに飼い主の確認ができます。
マイクロチップの装着に補助金を出している自治体もありますので、一度確認してみるとよいでしょう。

ドアや窓の周辺に猫が近づけないようにする 

猫は少しだけ開いているドアや窓から逃げ出すことが多いです。
そのため、飼い主が洗濯物を干しているときや換気のために玄関ドアを少し開けているときなどは注意が必要。

ドアや窓を開かなければならない場合は、猫を別の部屋に移動される、一時的にケージへ入れる、ドアや窓との間に遮へいを作って通れないようにする、などの対策を取りましょう。

迷子猫は捕獲が難しいことを理解しておきましょう

猫は一度逃げ出すと捕獲がとても難しい動物です。
そのため、日頃から逸走防止策を講じておく必要があります。

外の世界で生活したことのない猫は、はじめての環境でとても怖い思いをするはずです。
愛猫にそんな思いをさせないよう、しっかりとした逸走防止策を心がけましょう。

LATEST POST

最新記事

NEW,RABBIT

2024.11.05

うさぎのための避難計画と防災対策!大切な家族を守るための準備と心構え

「災害時、うさぎとどう避難すればいいのか不安…」という飼い主さんは多いかもしれません。 うさぎは環境の変化に特に敏感な動物で、災害時の対応には十分な準備が必要です。 大切な家族であるうさぎを守るためには、事前の準備と適切な避難計画が不可欠です。 そこで今回は、「うさぎの避難に必要な準備」と「災害時の対応のポイント」について解説します。 うさぎの避難に必要な準備 うさぎは臆病で繊細な動物のため、突然の避難は大きなストレスとなります。 また、うさぎは特別な給餌や環境管理が必要なペットであり、避難時には通常以上の配慮が求められます。 しっかりと事前準備をして、いざという時に慌てることのないよう、必要な物品や心構えを確認しましょう。 キャリーケースの準備 災害時の避難に備えて、以下のポイントを押さえたキャリーケースを用意しましょう。 うさぎが快適に過ごせる大きさのもの 通気性が良く、丈夫な作り 持ち運びしやすい重さ清潔に保ちやすい素材 日頃から慣れさせておく 避難用品の備蓄 うさぎと避難する際に必要な物品は、以下のようなものです。 最低5日分のペレット 干し草(チモシーなど) 水(1日200ml×5日分) 携帯用給水ボトル使い慣れた食器 トイレ用品(ペットシーツなど) タオルやブランケット ウェットティッシュ うさぎ用の常備薬 診察券のコピー 避難先の確認 うさぎと一緒に避難できる場所を、事前に確認しておきましょう。 ペット同伴可能な避難所のリストアップ近隣のペットホテルの確認 親戚や知人宅での受け入れ可能性の確認ペット可の宿泊施設の把握 災害時の対応のポイント 災害発生時には、以下のポイントに注意して対応しましょう。 冷静な行動 まずは飼い主自身の安全確保落ち着いた態度でうさぎに接する避難の判断は周囲の状況をよく確認して 速やかな避難準備 キャリーケースにすぐ入れられるよう訓練しておく必要物品はすぐ持ち出せる場所に保管 避難ルートは複数確保しておく 避難所での注意点 他の動物から距離を保つ定期的な環境確認と清掃 ストレスサインの観察 避難所のルールの確認と遵守 健康管理 食欲や便の状態をチェック体温管理に注意 異常が見られたら獣医師に相談 ストレス軽減のための声かけやケア うさぎの避難対策を万全にするためのポイント 災害に備えるための重要なポイントは、以下の通りです。 日頃からの準備 定期的な避難訓練 キャリーケースに慣れさせる必要物品の点検と更新 避難経路の確認 健康管理の徹底 定期的な健康診断 予防接種の実施 持病がある場合は薬の備蓄 緊急時の獣医師連絡先の把握 避難訓練の実施 月1回程度の避難訓練 キャリーケースへの出入り練習 家族全員での役割確認 避難経路の実地確認...

CAT

2024.11.01

猫が喜ぶシャンプーの秘訣と最適なシャンプーの選び方

猫をシャンプーするのは、飼い主にとって大変な作業です。特に水が苦手な猫の場合、シャンプーされるのを嫌がることも多々あります。しかし、適切な知識と方法を知ることで、猫のストレスを軽減し、飼い主も安心してシャンプーができるようになります。 そこで今回は、猫が嫌がらないシャンプーの方法と、愛猫に適したシャンプーの選び方について、詳しく解説します。 猫のシャンプーは事前準備がとても大切  猫のシャンプーをする前に必ずやっておくべき事前準備と、シャンプーの手順について解説します。 シャンプー前の準備 ●爪を切る シャンプー前に猫の爪を切っておきます。これは、シャンプー中に飼い主が引っかかれるリスクを減らすだけでなく、爪が引っかかることで、猫が余計なストレスを感じるのを防ぐためです。 爪切りは専用の猫用爪切りを使い、静かな環境でおこなうのがおすすめ。食後などの猫がリラックスしているタイミングを狙いましょう。 ●ブラッシングで毛のもつれを解く シャンプー前のブラッシングは、毛のもつれや抜け毛を取り除くために欠かせません。特に長毛種の猫は毛玉ができやすいので、丁寧にブラッシングをおこないましょう。 ブラッシングには、スリッカーブラシやピンブラシを使うと効果的です。また、毛玉がひどい場合は、専用の毛玉取りスプレーを使用すると、よりスムーズに解すことができます。 ●シャンプー用品の準備 猫専用のシャンプー、タオル、ブラシ、ドライヤー、お湯の入った洗面器などを準備しておきます。 人間用のシャンプーは皮膚トラブルに繋がる恐れがあるため、必ず猫用のシャンプーを利用しましょう。 シャンプーの手順 ●お湯の温度設定 猫が快適に感じる温度は38度前後です。熱すぎるお湯は猫を驚かせ、冷たいお湯はストレスを与えます。温度計を使って正確な温度を設定し、猫が快適に感じる温度に調整しましょう。 ●シャンプーの量と泡立て方 猫専用のシャンプーを適量手に取り、十分に泡立ててから使用します。直接シャンプーを猫の体にかけると驚かせてしまうため、泡を使って優しく洗いましょう。 泡立てネットを使うと、シャンプーを効率よく泡立てることができるのでおすすめです。 ●猫の体を濡らす方法 洗面器にお湯を入れ、カップなどを使って猫の体全体を濡らします。シャワーヘッドは音や水圧で猫を驚かせることがあるため、シャンプーに慣れている猫以外には使用しない方が良いでしょう。 猫の体を濡らす際は、顔周りは避け、体から順番におこないます。 ●頭から尾まで洗う順番 顔や耳周りは特に敏感なので、最初に体をしっかり洗い、最後に顔を洗います。顔は濡らしたタオルで拭く程度にとどめ、目や耳に水が入らないようにしてください。 耳に水が入ると、中耳炎の原因になることがありますので、十分に注意しましょう。 ●シャンプーをしっかり流す シャンプーが残ると皮膚トラブルの原因になるため、しっかりとすすぎましょう。すすぎはシャンプーの倍の時間をかけると良いとされています。 残ったシャンプーが皮膚に残ると、かゆみや炎症の原因になることがありますので、念入りに流すのがポイントです。 シャンプー後のケア ●タオルドライの方法 シャンプー後はすぐにタオルで水分を吸収させます。優しく押さえるように拭くことで、猫の体温が急激に下がるのを防げます。 タオルは吸水性の高いものを使用し、猫が冷えないようにしてあげましょう。 ●ドライヤーの使い方 低温設定のドライヤーを使い、距離を保ちながら乾かします。ドライヤーの音が苦手な猫も多いので、タオルドライを十分におこなってから、必要最低限の使用にとどめてください。 ドライヤーを使う際は、猫の皮膚に直接当てず、適度な距離を保って乾かすようにしましょう。 ●ブラッシングで毛の状態を整える 毛が乾いたら、ブラッシングをおこなって毛並みを整えます。ブラッシングにより、抜け毛を取り除き、毛がふわふわに仕上がります。 特に長毛種の猫は、毛玉ができやすいので、丁寧にブラッシングしましょう。 愛猫に適したシャンプーの選び方 猫用シャンプーを選ぶ際のポイントをご紹介します。愛猫に合ったシャンプーを探している方はぜひ参考にしてください。 配合されている成分を確認 ●界面活性剤不使用の製品 猫の皮膚は非常に敏感で、界面活性剤が含まれているシャンプーは刺激が強すぎることがあります。 そのため、界面活性剤不使用の製品を選ぶことが大切です。天然由来の成分が含まれているシャンプーを選ぶと、皮膚への負担を軽減できるのでおすすめです。 ●天然成分配合の製品 アロエベラやカモミールなどの天然成分が配合されたシャンプーは、猫の皮膚を保湿し、健康を保つ効果があります。アロエベラには抗炎症作用があり、皮膚の炎症を抑える効果も期待できます。 ●アレルギー対応の製品 アレルギー体質の猫には、アレルギー対応のシャンプーを使用しましょう。成分表示を確認し、アレルギーの原因となる成分が含まれていないものを選びます。 また、シャンプーを使用する前に、パッチテストをおこなうと安全です。少量のシャンプーを猫の皮膚に塗り、異常がないか確認しましょう。 猫の毛質や皮膚の状態に合わせた選択  ●短毛種用シャンプー 短毛種の猫には、毛がべたつかずサラサラに仕上がるシャンプーが適しています。軽い洗浄力で十分なので、過剰な洗浄力のシャンプーは避けましょう。 また、短毛種用シャンプーは、毛のツヤを保つ成分が含まれているものを選ぶと良いでしょう。 ●長毛種用シャンプー 長毛種の猫には、毛のもつれを防ぎ、柔らかく仕上げるシャンプーが良いでしょう。コンディショナー入りの製品もおすすめです。 長毛種は毛玉ができやすいため、シャンプー後にしっかりとブラッシングをおこない、毛のもつれを防ぐようにしましょう。 ●敏感肌用シャンプー 敏感肌の猫には、低刺激で保湿成分が豊富なシャンプーを選びます。これにより、皮膚トラブルを防ぎ、健康な肌を保つことができます。 シャンプーは猫が嫌がらない方法と製品を選ぶのがポイント ...

DOG

2024.10.30

犬のお手入れの必需品リスト!快適な生活のために必要なケア

愛犬の快適な生活のためのケアとして、欠かせない「お手入れ」。 犬の健康にもつながるお手入れは、スキンシップの延長として行うと愛犬もリラックスできて楽しい時間が過ごせます。 犬のお手入れには専用のグッズが必要なので、ワンちゃんを家族に迎え入れる前にお手入れの必需品を準備しておきましょう。 そこで今回は、「犬のお手入れの必需品リスト」をケアの種類別にご紹介。 また、それぞれのお手入れが必要な理由もあわせて解説します。 犬の被毛のお手入れ 犬の快適で健やかな生活を守るケアのなかでも、大切なのが身体の「お手入れ」。 犬のお手入れは大きく分けて4種類ですが、それぞれに「必要な理由」や「お手入れの必需品」があります。 まずは、犬の「被毛のお手入れが必要な理由」と「被毛のお手入れの必需品」を見ていきましょう。 犬の被毛のお手入れが必要な理由 犬の被毛のお手入れが必要な理由は、抜け毛対策や、皮膚を衛生的な状態にキープするため。 そのため、定期的にペットサロンの施術を受けている愛犬でも、家庭での被毛のお手入れを欠かすことはできません。 犬の被毛のお手入れを怠って毛玉ができたり被毛に埃がたまったりすると、皮膚炎などのトラブルにつながることも。 犬の被毛はシングルコート、ダブルコートの2種類ですが、とくにダブルコートの犬種の場合、換毛期のお手入れを怠ると衛生面に問題が生じやすくなります。 次は、「犬の被毛のお手入れの必需品リスト」をご紹介します。 被毛のお手入れの必需品リスト 犬の被毛のお手入れの必需品は、以下のようなアイテムです。 ・スリッカーブラシ 「く」の字の形のピンが、ゴムクッションにびっしり埋め込まれているブラシ ハードタイプとソフトタイプがあり、長毛種・短毛種・ワイヤー(剛毛)種に使用可 ・ピンブラシ 先端の丸いピンがゴムクッションから出ているブラシで、主に長毛種に使用される スリッカーブラシと比較して皮膚を傷つけにくいため、初心者に向いている ・抜け毛ブラシ ダブルコートの犬種に使用すると、抜け毛を除去しやすくなる ・コーム ブラッシングの仕上げに使用する「くし」で、細かい部分を整える 犬の爪と肉球のお手入れ 犬のお手入れとして、爪切りや肉球などのケアも欠かすことはできません。 以下は、犬の「爪や肉球のお手入れが必要な理由」と「爪や肉球のお手入れの必需品」です。 犬の爪や肉球のお手入れが必要な理由 「犬の爪は伸びない」と思っている人もいるかもしれませんが、それは誤りです。 日常的に長距離を歩いたり活発に運動したりする犬は、自然に爪が削れて伸びにくくなることもあります。 しかし持病のある犬や高齢犬、運動量の少ない犬の爪は伸び続けるため、カットせず放置すると爪が割れたりケガをしたりする恐れも。 また犬の「狼爪」は、どれだけ歩いても削れることはないので、定期的に切らなければいけません。 愛犬の爪は日ごろからチェックを怠らず、定期的にカットする習慣をつけましょう。 また犬の肉球も、加齢や環境によってひび割れになることもあるため、お手入れが必要です。 爪や肉球のお手入れの必需品リスト 犬の爪や肉球のお手入れの必需品は、以下のようなアイテムです。 ・爪切り(ギロチンタイプ) 犬の爪を輪のなかに通してギロチンのようにカットするので、初心者にもつかいやすい ・爪切り(ニッパータイプ) 小さなハサミのような形で爪を挟んでカットするので、細かい部分を切るのに適している ・爪やすり カットしたあとの尖った部分をなめらかにする ・肉球ケア用クリーム・ジェル 肉球の乾燥や角質化を予防し、硬くなった肉球をやわらかくする 犬の歯のお手入れ 犬は人間と比べると虫歯になりにくいといわれていますが、毎日の歯ミガキなどのお手入れが必要です。 以下は、犬の「歯のお手入れが必要な理由」と「歯のお手入れの必需品」です。 歯のお手入れが必要な理由 犬の歯のお手入れが必要な理由は、歯石がつきやすく、歯周病になることも多いから。 犬の歯石除去や重度の歯周病の治療には、全身麻酔が必要になるケースもあります。 また犬の歯周病を放置して悪化してしまうと、命にかかわる症状を引き起こすことも。 そのため愛犬の歯ミガキは毎日欠かさず行い、週に1度はガーゼなどで歯石がつかないように歯のお手入れをしましょう。 歯のお手入れの必需品リスト 犬の歯のお手入れの必需品は、以下のようなアイテムです。 ・犬用歯ブラシ・ガーゼ 犬用歯ブラシは柔らかく歯茎を傷つけにくいため使いやすいが、犬が嫌がる場合は指に巻きつけたガーゼで歯の汚れを落とす ・犬用歯ミガキ...

CAT

2024.10.25

【猫の遊びと運動の必要性】愛猫の健康を守るうえで知っておきたいこと

猫を家族に迎えると、日々の生活が楽しくなる一方で、彼らの健康と幸せを守る責任が生まれます。とくに遊びや運動は、猫の健康を保つうえで非常に重要です。しかし遊びや運動というと、単に時間をつぶすためのものと考えられがちな面があり、猫の健康を維持するためのものとしてあまり認識されていません。 そこで今回は、猫がなぜ遊ぶのか、どんな遊びを好むのかを解説し、遊びや運動が猫の健康にどう影響するのかを解説します。 愛猫の健康を考えるきっかけにぜひ当記事を活用してください。 猫の遊び方を理解する 猫が好む遊び方や猫が遊びから受ける刺激について解説します 。 自然な猫の遊び行動  猫は野生の本能に基づき、狩猟行動を遊びに取り入れています。例えば、小さな動物や昆虫を追いかけ、襲撃し、捕らえるのを好むのもそのためです。 室内で飼育されている猫もこの狩猟本能を満たすために、おもちゃを獲物に置き換えて、追いかけたり、攻撃したりします。このような遊びを通じて狩猟本能を満たすことで、運動不足を防ぐだけでなく、猫の持つ動物としての欲求を発散させる効果も期待できます。 猫の狩猟本能を掻き立てて遊びに誘導するためには、素早く動くおもちゃやレーザーポインター、ぬいぐるみや羽根つきの棒など、猫の注意を引き、追いかけたり、襲撃したりする動作を促すおもちゃが有効です。遊びの最中におもちゃをランダムに動かすことで、獲物が逃げる動きを模倣し、猫の興味を長く保つことができます。 猫の遊びの多様性 猫はそれぞれ個性があり、遊びの好みも異なります。なかには、活発に動き回る遊びを好む猫もいれば、知育おもちゃなどで頭を使う遊びや、箱や袋に隠れる静かな遊びを好む猫もいます。 そのため、猫が遊びに飽きないよう、さまざまな種類のおもちゃや遊びを事前に準備しておくことが大切です。また、遊びの時間は猫と飼い主のスキンシップにもつながることから、愛猫との絆を深める効果も期待できます。 遊びの計画と環境整備  愛猫との遊び時間を楽しく、安全にするためには、適切な環境の整備が重要です。遊ぶエリアは、猫が自由に動き回れる十分なスペースを確保し、危険な物や壊れやすい物がないことを確認してください。また、猫の興味を引き続けるために、定期的におもちゃを入れ替えるのもおすすめです。 愛猫が安心して遊べるよう、遊びの場所は静かで、ほかのペットや家族の活動に邪魔されない場所を選ぶのがポイント。 注意点として、ケガの発生防止または発生時にすぐ対処できるよう、猫を遊ばせているあいだは、飼い主がしっかりと様子を観察しておくことが大切です。遊び終わってから足を引きずるなどの症状が出る場合もあるため、様子がおかしいようであれば獣医師に診察してもらいましょう。 遊びや運動が猫の健康にあたえる影響  遊びや運動が猫にあたえる健康上の影響について解説します。 身体的健康への影響  遊びや運動は猫の筋肉を強化し、適切な体重を維持するのに役立ちます。とくに室内で飼われている猫は、外で活動する猫に比べて運動不足になりがちです。定期的な遊びや運動は、肥満のリスクを減らし、糖尿病や心臓病などの健康問題の予防にもつながります。 また、運動を通じて関節の柔軟性を保ち、加齢による関節炎のリスクを低減することができます。 肥満予防には運動だけでなく摂取カロリーの把握も重要です。おやつの食べ過ぎでカロリー過多にならないよう、適切な1日分の摂取カロリーを把握しておきましょう。 精神的健康への影響 猫の精神的な健康にとっても、運動は非常に重要です。遊びや運動を通じて新しい刺激を受けることは、ストレスの軽減、不安の解消に役立ちます。また、遊びを通じて猫が成功体験を積むことは、自信を育み、問題行動を減らす効果も期待できます。 社会的健康への影響 猫との遊びは、飼い主と猫との絆をより強くしてくれます。一緒に過ごす時間は、互いの信頼関係を深めるだけでなく、猫が人間と生活するうえで必要な社会的スキルを磨く機会にもつながります。 また、複数の猫を多頭飼育している家庭であれば、遊びを通じて互いを知ることにより、猫同士の関係を良好に保つ効果も期待できるでしょう。 ※猫の性格による相性もあるため、残念ながら必ずしも良好な関係を築けるとは限りません。相性があまりにも合わないようであれば、飼育する部屋を分けるなどの対応が必要です。 運動や遊びは、猫が飼い主以外の人間やほかの動物と良好な関係を築くうえで、とても重要な役割を果たします。 遊びと運動の必要性を理解し愛猫の健康維持に努めましょう  猫との生活は、遊びや運動を通じて彼らの健康を支えることから始まります。当記事でご紹介したように、猫の遊び方を理解し、運動が猫の身体的、精神的、社会的健康に及ぼす影響を把握することは、愛猫を幸せにするうえで非常に重要です。 事前に多種多様な遊び方を準備し、安全で楽しい環境を整えることで、猫の自然な行動を促し、健康を維持することができます。 愛猫との絆を深め、ともに充実した毎日を送るために、遊びと運動を日常生活に取り入れましょう。