体調不良のサイン?うさぎの耳が冷たいときの対処法3つ
うさぎを撫でた時に、耳が冷たいなと感じたことはないでしょうか。いつもと違うと体調が悪いのではと考えてしまいますよね。今回はうさぎの耳が冷たくなる原因と対処法について、まとめてみました。
また、うさぎが快適に過ごせる環境についてまとめた、「うさぎが快適に過ごせる温度や湿度は?手軽に出来る寒さ対策!」も、ぜひチェックしてみてください。
うさぎの耳には重要な役割がある
うさぎの最大の特徴である耳には「音を聞き取る」という役割だけでなく、「体温を調整する」という役割もあります。
うさぎの耳をじっくり観察してみると、血管がうっすらと見えるはずです。
それらを風に当てることで血液を冷やし、体温調節をしています。
逆に寒い時には耳を折りたたむように下に曲げる事で、冷たい空気に触れる面を減らし、体温が下がらないように調整しています。
その為、耳が極端に冷たいという場合は、うさぎが寒がっているサインだと捉えることができます。
耳が冷たい時は体温が下がっている
うさぎは毛皮に覆われているため、寒さにはある程度耐えることが出来るといわれています。
しかしもちろん寒いと感じている事には変わりなく、耳が極端に冷たくなっている場合は耳だけでなく、体全体が冷えてしまっている状態であると考えることができます。
耳を閉じたる、体を丸めるなどの動作が見られる場合はなるべく体温を下げないようにしている仕草ですので、飼い主さんは体を温めてあげると良いでしょう。
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うさぎを温めてあげる方法
①ケージの下に断熱材を敷く
うさぎのケージをフローリングの上に直接設置している場合、床下から熱が奪われケージが冷えてしまっている可能性があります。
寒さが厳しくなってくる秋から春先までの間だけでも、段ボールなどを一枚敷いて断熱してあげるといいでしょう。
②ケージ全体を毛布や段ボール等で覆う
野生のうさぎがある程度の寒さに耐えることが出来るのは、仲間同士で寄り添い合って互いに温め合っているからです。
そのため、ケージ全体を覆い、熱を閉じ込めることで仲間同士で寄り添い合っている環境と同じ状況を作り出してあげることができます。
③ケージの中にペット用のヒーターを設置する
ケージ全体を覆っても耳が冷たい場合は、ケージの中にペット用のヒーターを設置して、うさぎが暖をとれるようにしてあげましょう。
その際、うさぎがヒーターのコード等をかじってしまわないように、コードは必ずケージの外に出してください。
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ずっと耳が冷たいままの場合は体調不良の可能性も
うさぎは急激な温度変化に弱い生き物です。
そのため暖かい日からいきなり寒くなったり、寒い日が続いた中で急にあたたかくなると体調を崩してしまいがちです。
特に体温が低い状態が続くと、心臓や脳などが正常に働かなくなる低体温症になってしまう場合もありますので、注意が必要です。
胃腸うっ帯の可能性も
室内の温度もケージの中も暖かいのに、耳が冷たく元気がない場合は、胃腸うっ帯の可能性があります。
胃腸うっ帯とは、胃腸の動きが滞る状態のことで原因は様々です。
食物繊維不足やストレス、潜在的な病気が隠れている可能性もあります。
元気がなく食欲がない、フンが出ないなどの症状があれば、獣医師に診てもらいましょう。
耳は体調の変化を表すバロメーター
耳が冷たい場合はまずうさぎを温め、寒さ対策を行い、それでも冷たい状態が続くようであれば、食事の量や普段の様子を注意深く観察し、獣医師に診てもらいましょう。
その際もうさぎが寒がらないようにしっかりと防寒対策を行ってから外に連れ出してあげてくださいね。
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