うさぎの平均寿命は?長生きしてもらうために出来ること

うさぎを飼いたいと思った時、「どのくらい生きるのだろう」と気になる方もいらっしゃるかと思います。そこで今回はうさぎの平均寿命や長生きしてもらうために飼い主さんができることをご紹介していきます。
飼いうさぎの平均寿命は?

食事などの飼育環境によって寿命は大きく左右されますが、ペットとして人と一緒に暮らしているうさぎの平均寿命は8年ほどと言われています。
ちなみに大人気種のネザーランドドワーフは5〜6年ほど生きる子が多いようです。
シニア期に突入すると、
・被毛のツヤがなくなる
・あまり運動をしなくなる
などの特徴があらわれてくることに加えて、病気や怪我を負いやすくなりますので5〜6歳を超えたあたりからは特に、飼育環境を整えることが大切です。
ちなみに、ギネス世界記録として登録されているうさぎの最長年齢は18歳と10ヶ月。人間の年齢に換算すると120歳超え…!世界で最も長生きしたうさぎです。
野生のうさぎの平均寿命は?

人に飼われているうさぎの平均寿命が8歳なのに比べて、野生のうさぎの平均寿命は1〜2歳ほどと言われています。
なぜこれほどまで寿命に大きく差が生じているのかと言うと、ペットとして暮らしているうさぎと野生で暮らしているうさぎでは生活環境が異なるからです。
うさぎはストレスに弱く、非常にデリケートな動物。
そのため気温の変化や、肉食動物から狙われるストレスから寿命が短くなりやすいと言われています。野生の世界は弱肉強食。悲しい現実ですが、体の小さいうさぎは肉食動物の餌食になりやすいのです。
長生きしてもらうためにできること

●ストレスの原因を理解しておく
うさぎに長生きしてもらうためにストレスは大敵!
うさぎにとって何がストレスになるか把握し、出来るだけストレスをかけないようにしましょう。
・大きな音
・不衛生な環境
・過度なスキンシップ
ストレスの原因は様々ですが、例えば上記がうさぎにとってストレスの原因になりうることがあります。日常生活の中で気をつけられることですので、うさぎが安心して暮らせるように意識しておきましょう。
●食事や排泄物の状態は欠かさずチェックする
食欲や排泄物の状態は、健康を維持する上で大きなヒントになります。
毎日チェックして、変わったことがあれば様子を注視してあげてください。
また年齢にあわせてシニアうさぎ用のペレットに切り替えるなどして、健康管理をしてあげてください。長生きしてもらうために食事は大切な要素です。
●定期的に健康診断に行く
長生きしてもらうためには、病気の早期発見や治療が重要です。
シニア期でなくても定期的に健康診断に行ってあげましょう。理想とされている健康診断の頻度は3ヶ月に1回ほど。
万が一病気を患った時に備えて、病院に慣れさせておくことも大切です。
●かかりつけの動物病院をつくっておく
犬や猫を診てくれる動物病院は多くありますが、うさぎを診察できる動物病院はあまり多くはありません。
近所にうさぎに詳しい獣医さんがいる動物病院を探しておきましょう。
うさぎは声帯を持たないため、鳴くことで不調を知らせることはできません。普段からうさぎの様子をチェックして、健康を管理してあげてください。
●飼育環境を整える
うさぎが快適と感じる18℃〜24℃を保てるように冷房・暖房を使用してうさぎが過ごしやすい環境を作ってあげてください。
シニア期のうさぎは血行が悪くなり、基礎代謝が落ちて体が冷えやすくなります。被毛の状態や年齢を考えて、うさぎの理想の温度を探してあげましょう。
環境を整えることに加えて、毎日の運動も大切です。
お部屋でお散歩をさせてあげてください。
うさぎの一生を幸せに

人間よりも短命なうさぎ。だからこそうさぎを飼っている方、これから飼いたいと思う方は、その中でたくさんの愛を注いで、幸せにしてあげてくださいね。
飼育下ならば、飼い主さんの工夫や気遣い次第で長生きさせることができます。うさぎと少しでも長い時間一緒に過ごせるように、日々健康管理をしてあげましょう。