犬や猫にとって静電気は痛い?静電気が起こる理由や防止方法
空気が乾燥している時に犬や猫に触ろうとしたらバチッ!と静電気が起きてしまった経験はありますか?犬や猫の体は毛で覆われているので、いわばセーターなどと同じ状態。静電気を溜めやすければ、それだけ痛みなどの影響も大きいのでは…と心配されるでしょう。
そこで今回は、静電気が犬や猫などのペットに与える痛みについてご紹介!他にも静電気の原因や対処法などをお伝えしていきます。
なぜ犬や猫に静電気が起こるの?
犬や猫などのペットに静電気が起きる理由は空気の乾燥によるもの。
空気が乾燥している時に、カーペットや毛布などで犬猫の被毛に摩擦が起こると、帯電して静電気が起きるのです。
被毛が短い犬猫に比べると、毛が長いロングコートの種類の犬猫の方が帯電しやすく静電気が起こりやすい傾向があります。
被毛が長めの犬や猫を飼っている方は、空気の乾燥に気をつけて静電気を防止してあげましょう。
静電気による犬や猫への体への痛みは?
飼い主さんとして気になるのは、犬や猫に静電気が起きても痛みがないのか?という点ですよね。
多少の静電気であれば、犬や猫は気づかない場合が多いそう。
しかし、私たちが「痛い!」となるのと同じように、静電気が起これば犬や猫などのペットの体にも痛みが走ります。
ただ、静電気が起きて痛みが生じても犬や猫は何が起きたか理解できません。
そのため「叩かれた?」と思ってしまうことがあり、ストレスが溜まってしまうことも…。
犬や猫などの大切なペットにストレスを溜めないために、出来る限り静電気を防止してあげましょう。
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犬猫のための静電気の防止策
●静電気防止1:家の中の湿度を高くする
静電気を防止するためには、部屋を加湿するのがおすすめ。
加湿をすることによって静電気の発生を防ぐだけではなく、暖房の効きがよくなる・皮膚や肉球の乾燥を防げるなどのメリットもあります。
犬や猫が快適に過ごせる温度は23℃前後、湿度は50%〜60%ほどと言われています。
秋から冬の寒さが厳しくなる時期は、暖房と加湿器をつけて部屋の温度と湿度を調整してあげると良いでしょう。
●静電気防止2:シャンプー後にリンスをする
自宅で犬猫をシャンプーしてあげる時、ほとんどの飼い主さんがリンスまではしないでしょう。
しかしそれでは秋冬などは被毛や皮膚が乾燥して、静電気が発生する原因になってしまいます。
リンスをすると被毛がさらさらになるだけではなく、毛の中の水分を保ち、摩擦が起きても帯電しにくくなります。
シャンプー後はリンスやローションなどで保湿すると、静電気が起きづらくなるはずですよ。
●静電気防止3:ブラッシングスプレーを使用する
静電気を防止するために、ブラッシングスプレーを利用するのもおすすめ。
シャンプーは準備に時間がかかりますが、スプレーは日常的にやってあげられるので、ぜひお試しください。
市販で犬猫用の静電気を防止するスプレーも売っています。
愛犬や愛猫への静電気の痛みが気になる場合は、検討しても良いでしょう。
●静電気防止4:飼い主の手や体を保湿する
犬や猫などのペットを触って静電気の痛みが気になる場合は、飼い主さん自身の手や体を保湿してあげると静電気が起きづらくなります。
大切な犬や猫に静電気の痛みを感じさせないためにも、スキンシップをとる前にはハンドクリームやボディクリームで保湿すると良いでしょう。
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犬猫の静電気を防止してストレスフリーに!
飼い主さんだけではなく、犬や猫などのペットにも痛い思いをさせてしまう静電気。防止する方法はたくさんあるのでぜひ実践してみてください。
部屋を加湿するほかにも、ハンドクリームで手を保湿するだけでも静電気は防げます。乾燥する時期でも、大切なペットとのスキンシップを大切に、あたたかい時間を一緒に過ごしましょう。