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POSTED on 2022.09.01 / UPDATE on 2022.09.06

災害が起きたらどうする?ペットの防災!ペットを守るために準備する3つのこと

災害が起きたらどうすればいいのか?ペットと一緒にどこに避難して、何を持っていけばいいのか?
ペットと一緒に生活する中で、災害が起きた時どうすればいいのか悩んだことがあるかと思います。
そこで今回は、災害が起きた時に愛犬を守るために事前に準備しておくべきことや、避難する際に準備しておきたいものなどをご紹介していきます。

災害は人だけではなく、ペットなどすべての動物にとっても命が危険にさらされる非常事態です。避難警報が出た場合には素早くペットと一緒に避難出来るように記事を参考に準備しておきましょう。

事前対策1: ペットと避難出来る場所を調べる

避難所によってはペットと一緒に入れない場所があります。
各自治体によって異なりますので、事前に最寄りの避難所がペット受け入れ可能がどうか調べておきましょう

受け入れ可能であっても、「同行避難」のみ可能であるのか、「同伴避難」ができるのかによって飼い主さんの安心感は大きく違ってくるでしょう。
避難の際にはどのように受け入れてくれるのかも調べておいてください。
避難所に関する質問は各自治体や区役所、市役所の防災課で対応してくれます。

●同行避難
 一緒に避難所に連れていくこと。
 避難所で一緒に過ごせるか否かは、各避難所によって異なる。

●同伴避難
 ペットと一緒に避難することができ、避難所でも同じ空間にいることが出来ます。
 飼い主さんにとって、災害時に一緒に過ごせるかどうかは大きなポイントになりますので、事前にしっかりと調べておきましょう。

事前対策2: 避難時の持ち出し品をまとめておく

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避難時に備えて、事前に必要なものはまとめておきましょう。
すぐに持ち出せるように、ペットグッズ用のカバンを用意しておくことをおすすめします。
下記に環境省が「人とペットの災害対策ガイドライン」として出している資料に記載されている災害に備えた備蓄品を掲載します。
備蓄品を参考にペットの性格や年齢にあわせて、柔軟な準備をしてあげましょう。

優先順位1 動物の健康や命に関わるもの
●療法食、薬
●ペットフード、水(少なくとも5日分[できれば 7 日分以上]) 
●キャリーバッグやケージ(猫や小動物には避難時に欠かせないアイテム)
●予備の首輪、リード(伸びないもの)
●ペットシーツ
●排泄物の処理用具
●トイレ用品(猫の場合は使い慣れた猫砂、または使用済猫砂の一部)
●食器

優先順位2 情報
●飼い主の連絡先と、ペットに関した飼い主以外の緊急連絡先・預け先などの情報
●ペットの写真(印刷物とともに携帯電話などに画像を保存することも有効)
●ワクチン接種状況、既往症、投薬中の薬情報、検査結果、健康状態、かかりつけの動物病院などの情報

優先順位3 ペット用品
●タオル、ブラシ
●ウェットタオルや清浄綿(目や耳の掃除など多用途に利用可能)
●ビニール袋(排泄物の処理など他用途に利用可能)
●お気に入りのおもちゃなど匂いがついた用品
●洗濯ネット(猫の場合は屋外診療・保護の際に有用)など
●ガムテープやマジック(ケージの補修、段ボールを用いたハウス作り、動物情報の掲示、など多用途に使用可能)。

出典:環境省

名前が書いておけるものには、出来るだけ書いておきましょう。
ブランケットなどペットが安心できるようなグッズを用意しておくのもおすすめです。
環境が変わりどうしてもストレスがかかる中で、少しでも穏やかな気持ちでいられるように工夫してあげましょう。
全てを準備しておいておくのは大変ですが、ペットを守るために出来る限り備えてあげてくださいね。

また災害時には何が起こるか分かりません。
断水してしまい、水がしばらく手に入らない可能性もあります。
水やフードなどは多めに準備しておくこともおすすめです。

事前対策3:しつけておく/健康管理をしておく

避難所では、多くの人や他のペットと生活することになります。
周囲の迷惑にならないように、ある程度のしつけはしておきましょう。
また、しつけをしておくことは大切なペットを守ることにも繋がります。
人もペットも安全に避難できるよう、日頃からしっかりとしつけや健康管理を行いましょう。

犬の場合
●「待て」「おいで」「お座り」「伏せ」などの基本的なしつけを行う。
●ケージ等の中に入ることを嫌がらないように、日頃から慣らしておく。
●不必要に吠えないしつけを行う。
●人やほかの動物を怖がったり攻撃的にならない。
●決められた場所で排泄ができる。
●狂犬病予防接種などの各種ワクチン接種を行う。
●犬フィラリア症など寄生虫の予防、駆除を行う。
●不妊・去勢手術を行う。

猫の場合
●ケージやキャリーバッグに入ることを嫌がらないように、日頃から慣らしておく。
●人やほかの動物を怖がらない。
●決められた場所で排泄ができる。
●各種ワクチン接種を行う。
●寄生虫の予防、駆除を行う。
●不妊・去勢手術を行う。

出典:環境省

環境省のホームページに掲載されている「災害に備えたしつけと健康管理の例」は上記の通りです。
ペットの様子を見ながら周囲に配慮も出来るように、上記をチェックして、改めてしつけを見直しておきましょう。

災害が起きてしまった時には

ペットの防災対策を考えた時、ペットのことを最優先しようと考えるかもしれませんが、まずは自分自身の安全を確保しましょう。
飼い主さんの無事は、ペットの無事にも繋がります。
ペットのことを考えるのなら、自分自身の災害対策もしっかり行うようにしましょう。

地震や豪雨などではいつもと違った状況になり、ペットもパニック状態に陥り、いつもとは違う行動をすることもあります。
飼い主さんは災害の状況をラジオやテレビなどから得ながらも、ペットを落ち着かせてケガや脱走などに注意しましょう。
避難をしないという場合にも、ペットを守るためにリードをつける・ケージに入ってもらうなどペットの安全を守ることも大切です。(必ずしもこのような行動が当てはまるわけではありません。臨機応変にしてください。)

自宅待機ではなく避難が必要となる場合は、すみやかに事前に準備をした持ち出し品を手に取り、各地方自治体の避難アナウンスに従って避難するようにしてください。

災害から家族を守るために

ペットは大切な家族の一員。その家族を守るために、「もしも」に備えて準備をしましょう。
ただ、災害時ではペットよりも人命が優先されます。そんな時ペットの命を守れるのは飼い主さんだけ。「災害なんて起こるはずない」と思わずに、対策に取り組みましょう。

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