COLUMNコラム

RABBIT

POSTED on 2023.08.13

熱中症には要注意！〜うさぎの夏バテ症状について〜

飼育されているうさぎのほとんどは、室内で生活をしています。
一見、夏バテとは無縁だと思いますが、実は室内でも暑さ対策をしなければ熱中症になることもあるのです。

そこで今回は、うさぎの夏バテ症状について詳しく解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。

うさぎは人間に比べると、暑さに弱い動物です。
夏はうさぎにとって危険な暑さ。とくに最近の日本の夏は、気温が40℃近くになることもあります。

そんな日に、うさぎを暑さ対策せずに放置していると、熱中症になって最悪の場合亡くなってしまうこともあります。
もし大事に至らなかったとしても、熱中症によって起こる脱水から腎不全が起こってしまい、腎臓へダメージを与えてしまうことも。
（腎臓は一度ダメージを受けたら、回復することはありません）

うさぎが体調をくずすほどの暑さを感じる前に、飼い主さんが対策をしてあげましょう！

うさぎの夏バテ症状は以下のとおりです。

この症状はうさぎが暑がっているときに見られる行動なので、すぐに暑さ対策をしてください。
さらに、以下のような症状は、熱中症になっている可能性が考えられるので要注意です。

熱中症の症状が現れている場合は、すぐに体を冷やして動物病院へ受診してください。
では、夏バテの症状について詳しく見ていきましょう。

人間と同じく、うさぎも暑いと水分を欲します。
暑い日にいつもより、お水を多く飲む様子が見られた場合は、室内の温度を見直してみてください。

また、水を飲む量が多いと尿の量も自然と多くなります。
日中お仕事でお家の様子が見られない方の場合は、おしっこの量を確認してみましょう。

うさぎが走って頭を揺らしたり耳を振ったりしていたら、暑がっているサインです。

うさぎの耳にはたくさんの血管が通っていて、外気で血液を冷やすことによって体全体を冷やす効果があります。
暑くなると、走ったり頭を揺らししたり、耳を振って耳に風を当てようとする行動が見られるのです。

うさぎは暑くなると、フローリングなど冷たい床に体を伸ばしてだらーんと横になるような格好になって休むことがあります。
これは少しでも冷たい場所へ体の表面積を増やして、熱を発散しようとする行動です。

■あわせて読みたい記事■
うさぎが人間の食べ物で絶対に食べてはいけないものって？

うさぎは夏バテをすると、食欲不振になることがあります。

うさぎはエサを食べなくなると、腸内細菌が次々と死んでしまって一気に弱ります。
最悪の場合、死に至ることのもあるので、少しずつでもいいので食事を与える必要があるのです。
夏バテで食欲不振になった場合は、少しでも食べられるように工夫をしましょう。

また、うさぎは湿気ている食べ物を好まないので、そもそも与える物は湿気ていない物を与えてください。
それでも食べない場合は、うさぎが好きな野菜・果物などを与えてみましょう。

食べ物を与えるときは、うさぎが食べると危険なものや糖分が多い食べ物は虫歯になることもあるので、気をつけましょう。

うさぎが食べられない食べ物

上記以外にも、白菜やキャベツ、小松菜、青梗菜などは与えすぎると良くない食べ物なので要注意です。

うさぎを夏バテから守るためには、日頃から以下のような対処を心がけてください。

うさぎの適温は18℃～24℃です。しかし、この温度に合わせていると、人間が体調をくずしかねません。
うさぎは気温が28℃以上になると、体温調節がうまくできなくなるので27℃以下を保てるようにこころがけましょう。

また、直射日光が当たらないよう、ケージはできるだけ涼しい場所に設置してあげてください。
扇風機などで対処するのもいいですが、風が当たりっぱなしになると体調を崩す可能性があるので気をつけましょう。

夏になると、室内も暑さにともない温度があがります。
とくに真夏は、室内温度30℃を超えることも珍しくはありません。
うさぎの夏バテサインが現れたら、すぐに対処してあげるようにしてくださいね。

エアコンを付けたり、窓を空けて風通しをよくして、うさぎにとって快適に過ごせるような環境作りができるよう、心がけましょう！