猫は言葉を理解してる?名前を呼ぶと返事する猫としない猫の特徴/もちもちブラザーズコラム
11匹の猫と暮らすニャンスタグラマーのmochi_ryokoです。
猫と暮らしていると、「うちの猫、言葉を理解してる!」と思うことがよくあります。実は、猫が言葉や名前を聞き分けていることは、科学的にも解明されているんですよ!今回は、そんな猫と言葉についてお話ししていきたいと思います。
猫は言葉を理解している?
みなさんのお家の猫ちゃんは、名前を呼ぶと返事をしてくれますか?
我が家では、名前を呼ぶと「にゃー」とお返事してくれたり、尻尾をパタパタさせたり、はたまた全くもって無視されることもあります。
しかし、それぞれの名前や「ごはん」「ちゅーる」「こら!」「だめ!」などの言葉の意味は理解しているようです。
猫の知能は1歳〜2歳くらいの子供と同じくらいで、80語ほどの単語を聞き分けられると言われていますよ。
また、飼い主の声のトーンなどでも言葉の意味を判断しているそうです。
それでは、うちの猫たちの名前を呼んだ時のリアクションを紹介していきます。
猫の名前を呼んだ時の反応①鳴いて返事をする
名前を呼ぶと「にゃー」と鳴いてお返事してくれることがあります。
もちもちブラザーズでいうと、よもたんが一番お返事してくれます。
私に甘えている時に「よもー」と呼ぶと「んにゃ!」と目を細めながら何度もお返事をしてくれます。
出典:@mochi_ryoko
お膝や胸に乗っている時は特にお返事率が高いですよ。
しかし、いつも返事をしてくれるわけではありません。
よもたんの気分ではないときには、尻尾をパタパタさせるだけです。
完全に私を無視することはないですが、顔も向けずにしっぽだけの時はちょっぴり切なくなりますね。
猫の名前を呼んだ時の反応②尻尾でお返事する
尻尾をパタパタさせてお返事する猫もいますね。
猫はしっぽに感情があらわれると言われているほど、しっぽの感情表現が豊かです。
機嫌が良い時にはしっぽを左右にゆらゆらさせてお返事します。
また、しっぽを立ててぷるぷると震わせている時は、とてもご機嫌な証拠で、話しかけられて嬉しいという意味なんだそう。
そして、逆に機嫌が悪い時には、ブンブン強めに尻尾を振ります。
顔をこちらに向けずベシッベシッと床に叩きつけているようなこともあります。
「今は話しかけないで!」という気持ちのあらわれだそうで、ある意味わかりやすい表現ですね。
猫の名前を呼んだ時の反応③顔を向けてゴロゴロ言い出す
名前を呼ぶだけでゴロゴロ言い出す猫もいます!
にゃーと返事をするわけではないですが、名前を呼ばれて嬉しいのが伝わってきます。
目を細めて愛情表現をしてくれたりもしますよ。
猫の名前を呼んだ時の反応④耳を傾ける
呼びかけると耳だけをこちらに向けるというパターンもあります。
猫なりに「ちゃんと聞いてるよ」という意思表示をしてくれているようです。
猫の名前を呼んだ時の反応⑤無視する
完全に無視されることもたまにはあります(笑)。
それでもしつこく呼び続けていると、尻尾だけパタパタさせてくれますが…。
自分に話しかけられていると言うことはわかっているみたいですね。
多頭飼いで名前を聞き分けているのか?
うちには11匹の猫がいますが、みんな自分の名前を理解していると思います。
試しに数匹並んでいる時に、それぞれの名前を呼んでみたのですが、その名前の子しか反応しませんでした!
しかもそれぞれ名前以外にもあだ名がありますが、それも自分だと理解していました。
例えば、
・あずき→あじゅ、あず
・モモ→もっちゃん
・モネ→モニ、モネオ
一番最近我が家にやってきたモネも、今では自分の名前をしっかり覚えていますよ。
でも、名前を呼んだ時のリアクションは、猫によって全然違います。
うちの猫をリアクションごとに分類してみると、
- 返事をする→よもぎ、きなこ、おはぎ、まめきち、レオン、モネ
- ゴロゴロ言う→きなこ、モモ、まめきち、レオン
- 尻尾・耳で返事する→11匹全員
こんな感じでした。
そもそもあまり鳴かないアビシニアンのあずき・くるみは、呼んでも返事しません。
また、自立心強めのベンガルのえるや、キジトラのサスケもにゃーとは言わないです。
しかし、自分の名前を呼ばれてしっぽや耳で反応するのは、全員同じでした。
猫は言葉を理解しているといっても、鳴き声でコミュニケーションを取る動物ではないので、人間のように会話はしないのです。
お返事しやすい猫は?
うちの11匹で検証したところ、お返事しやすい猫とそうでない猫がいるなと思いました。
お返事しやすい猫の特徴は、
①そもそもおしゃべりな猫
②甘えん坊な猫
です。普段から良く鳴く猫はお返事率も高い気がします。
あとは、目があっただけでゴロゴロ言い出すような甘えん坊猫も返事を返してくれますね。
といっても、いつでもどこでも返事をしてくれるわけではないです。
さらにお返事しやすい条件を考えてみました。
①お腹が空いている時
②飼い主に甘えている時
この2つの条件下にあれば、さらにお返事率は高くなります!
飼い主の膝に乗っていたり、添い寝してくれている時など甘えている時には、名前を呼ぶと小さな声でお返事してくれます。
お腹が空いている時もよく返事をしますが、呼ばれたからというよりは「早くごはんーーー!!」と言っているだけかもしれませんが(笑)。
うちの猫との会話だと、「ご飯欲しいの?」「にゃあぁ!」と言った感じで会話をしてくれます。
お腹が空いている時には、普段あまりしゃべらない子でもおしゃべりになります。
お返事は愛情表現
猫のお返事は飼い主さんへの愛情表現です!
返事をしない猫でも、顔をこちらに向けてくれたり、近寄ってきてくれるのであれば、飼い主さんのことが大好きという証拠です。
コミュニケーションの一環として、積極的に名前を呼んであげてくださいね。
mochi_ryoko
出典:@mochi_ryoko
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<PROFILE>
2020年3月に東京から実家のある山口県へ3匹の猫「もちもちブラザーズ」こと、よもぎ♀・きなこ♂・おはぎ♂と共に移住。実家の先住猫7匹と「もちもちブラザーズ」合わせて10匹の猫との新生活を始める。さらにその後、2020年7月に自宅へ迷い込んできた子猫を保護し、現在は11匹の猫とドタバタ生活を送っている。Instagramは4万人以上のフォロワーがいる大人気ニャンスタグラマー。
Instagram:@mochi_ryoko