猫が「ケケケッ」と鳴くのはどうして?可愛い鳴き声と理由/もちもちブラザーズコラム
11匹の猫と暮らすニャンスタグラマーのmochi_ryokoです。
猫ちゃんっていろんな声でお話してくれて可愛いですよね。中でも私が可愛く思えるのが「ケケケッ」という鳴き声です。今回は、そんな猫の鳴き声について調べてみました。
窓の外に向かって「ケケケ」?
3月16日の早朝、気持ちよく寝ていたところ、突然「ケケケッ!ケケケッ!」という不思議な音で目が覚めました。
ベッドの横の窓辺にいたおはぎが、外に向かって一心不乱に鳴いていたのです。
外を見ると、そこにはガレージを飛び回るツバメの夫婦が!
そう、毎年春になると我が家にはツバメがやってくるのです。
大体3月下旬から4月上旬にやってくるツバメが、今年は暖かかったので例年よりも早くやってきたみたいです。
おはぎはそのツバメを見ていたんですね。
出典:@mochi_ryoko
しかし、変な鳴き方ですよね…。
これはクラッキングと呼ばれる猫独特の鳴き方。
「ケケケッ」とか「カカカッ」と表現されることが多いですが、普段の猫ちゃんの声とは違うので、初めて聞いたときにはとてもびっくりしたのを覚えています。
でも普段なかなか聞けない鳴き声なので、とてもレアだと思います!
クラッキングは猫特有の行動
クラッキングは、猫が鳥や虫など動くものを見たときに起こす行動です。
動くものを捕りたいという狩猟本能はあるけど、窓の外や天井など届かないところにいたりして、欲望が満たされないことへの行動なんだそう。
家の中で飼われている猫特有とも言えますね。
だから狩猟本能を満たすことのできるライオンやトラといった動物は、同じネコ科でもクラッキングをしないそうです。
クラッキングで音を立ててしまったら狩りができませんからね。
海外では「chattering(チャタリング)」と呼ばれているそうです。
初めて見るツバメにそれぞれのリアクションは?
ずっと東京に住んでいたよもぎ・きなこ・おはぎ、そしてはじめての春を迎えるモネにとって、こんなに近くで鳥が飛び回っているのを見るのは初めてのことです。
しかし、それぞれのリアクションは全く違ったのです。
おはぎは、初めてツバメを見た日からずっと、気がつくと窓の外を眺めてクラッキングをしています!
ふとした瞬間に小さな声で「ケケケッケケケッ」と聞こえてくるので、その姿をムービーに撮るのが私の日課になっています。
ちなみにおはぎの兄弟のきなこは一切クラッキングをしません。
ツバメをじーっと見つめてシッポをパタパタさせるだけなんです。
そう言われてみれば、おはぎの方が遊ぶのが好きで、おもちゃに対しても独占欲が強いような気がします。
きなこはゆるキャラなので、同じおもちゃを使っても、おはぎのように飛んだりはねたりはあまりしません。
兄弟でも全然リアクションが違って面白いですね。
そして長女のよもぎはというと、ツバメには全く興味がないようです(笑)
窓の外をツバメが飛び回っていてもノーリアクションでした。
おもちゃで遊ぶときにも、メス猫はオス猫よりも活発ではないと聞いたことがあります。
女の子よりも男の子の方が狩猟本能が強いのかもしれませんね。
そして末っ子のモネちゃんは…
出典:@mochi_ryoko
なんかウニャウニャ言ってる!
これは、クラッキングなんでしょうか?(笑)
ツバメが気になっているのは間違いないですが、あまりに可愛すぎるリアクションにニヤニヤが止まりませんでした。
きっとツバメが飛び回っているのが不思議で仕方がないんでしょうね(^^)
クラッキングは猫それぞれ
ちなみに実家の老猫たちは、鳥や虫の存在に慣れすぎていて、こちらも無反応でした。
ツバメも「またきたのか」くらいにしか思っていないのかも知れませんね。
それもまた可愛いなと思ってしまう猫バカの私でした。
毎朝早朝にツバメと猫たちに起こされるのは困りますが(笑)、可愛い声が聞けるのは嬉しいことです。
ツバメの子育てが終わって飛び立つまで楽しみな日々が続きそうです。
出典:@mochi_ryoko
出典:@mochi_ryoko
<PROFILE>
2020年3月に東京から実家のある山口県へ3匹の猫「もちもちブラザーズ」こと、よもぎ♀・きなこ♂・おはぎ♂と共に移住。実家の先住猫7匹と「もちもちブラザーズ」合わせて10匹の猫との新生活を始める。さらにその後、2020年7月に自宅へ迷い込んできた子猫を保護し、現在は11匹の猫とドタバタ生活を送っている。Instagramは4万人以上のフォロワーがいる大人気ニャンスタグラマー。
Instagram:@mochi_ryoko