あくびが多いのは病気のサイン?うさぎがあくびをする3つの理由!
大きな口を開けて威嚇するような表情になるため、かわいいけど怖いと話題のうさぎのあくび姿。そんなあくび姿を一目みたいと思っている飼い主さんも、多いのではないでしょうか。
今回はうさぎがあくびをする理由と、あくびの回数が多い場合に考えられる病気についてご紹介していきます。
うさぎがあくびをする理由
●うさぎのあくび理由1:眠いから
うさぎも人間と同じように、眠いとあくびをします。
大量の空気を取り込み脳に酸素を送ることで、低下している脳の働きを活性化させることができると言われています。
●うさぎのあくび理由2:リラックスしているから
リラックスしていると、手足を伸ばしてあくびをすることがあります。
飼い主さんを信頼し、安心している証拠でもありますね。
●うさぎのあくび理由3:緊張しているから
環境が変わった時・病院へ連れて行く時などにあくびをすることがあります。
緊張状態だと体が委縮し、脳に送られる酸素が不足。
そのため脳が強制的に酸素を取り込もうと、あくびを指示しているためと言われています。
うさぎのあくびが多いのは病気?
あくびの頻度が多く、あくび以外にも普段とは違う症状がある場合は、下記のような病気が隠れている可能性があります。
●不正咬合(ふせいこうごう)
うさぎの歯は、生涯伸び続けるという特徴があります。
不正咬合は歯が伸びすぎて、噛み合わせが異常になってしまった状態です。
普段は木や固い食べ物をかじることで歯を削っていますが、伸び過ぎてしまったときは、口を動かしたりあくびをすることが多くなります。
不正咬合の場合はあくびの他に、ごはんをうまく食べられない・よだれが流れて顎の周りや前足が汚れるなどの症状が見られることがあります。
●心臓の病気
うさぎはちょっとしたことでもストレスを感じると言われています。
ストレスがかかると脈が速くなり血圧が上昇するため、心臓に大きな負担がかかります。
その結果、血液がうまく血流せず酸素不足になり、あくびをたくさんするようになります。
心臓に異常がある場合はあくびの他に、おなかが張る・食欲がない・口を開けて呼吸するなどの症状が見られることがあります。
●脳の病気
うさぎは体の大きさに対して心臓が小さく、心臓をたくさん動かして血液を送るので血圧が高い動物です。
血圧が高いと血栓などができやすく、脳に詰まりやすくなるため酸素不足になり、あくびをたくさんするようになります。
脳に異常がある場合はあくびの他に、立てない・フラフラする・眼が揺れ動いて定まらないなどの症状が見られることがあります。
病気の可能性がある場合は、あくび以外のサインも必ずあるはずなので、様子をよく観察しましょう。
頻繁にあくびをしていて、普段の様子と違うと感じたときは、すぐに獣医師に見てもらいましょう。
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うさぎのあくびは珍しいことではない!
日常生活の中でうさぎがあくびをすることは決して珍しいことではなく、悪い事でもありません。ですが、うさぎは鳴き声も少なく、表情の変化もあまりないので、日頃からよく観察してあげましょう。
うさぎが飼い主さんやお家に慣れて、リラックスしているときには、きっとかわいいあくび姿を見せてくれるはずですよ。
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