うさぎはふわふわの毛皮で覆われているため、冬の寒さに強いと思われることもありますが冬の寒い時期には寒さ対策が必要です。健康で長生きしてもらうためにも、飼い主さんはうさぎが冬でも快適に暮らせる環境を整えてあげましょう。 今回はお金をかけずに簡単にできるうさぎの寒さ対策・快適に過ごせる室温や環境についてご紹介します。

うさぎが快適に過ごせる室温は？

うさぎが快適に過ごせる環境は、
温度：15℃～25℃前後
湿度：40％～60％
を保つと良いと言われています。
健康な成体であれば、室温は10℃を下回らなければ問題なく過ごせるとも言われています。

ただし、生後1年未満のうさぎ・高齢のうさぎ・病気中のうさぎは、自力で体温調整を行うことが苦手です。
飼い主さんが室温の調整をして冬支度を行ってあげましょう。

また急激な気温の変化・湿度の変化・気圧の変化によって、食欲不振や下痢などの体調不良の症状が起きることもあります。
うさぎが健康に過ごせるように、季節に応じた生活環境作りをしてあげましょう。

うさぎの寒さ対策に必要なものは？

うさぎが冬でも快適に過ごせる環境をつくるために、
・エアコン
・加湿器
この2つは欠かせません。
エアコンだけでは湿度がどんどん低下してしまう為、加湿器もあわせて稼働させて冬の寒い時期でもうさぎが過ごしやすい環境を作ってあげましょう。

とはいえ、24時間エアコンと加湿器をつけると電気代が気になりますよね…。
そこで、うさぎにとって快適な室温と湿度を維持しながら電気代を抑えるポイントをご紹介します！

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うさぎの寒さ対策1：ケージの置き場所と置き方を工夫

うさぎのケージを床に直置きしていると、室内が暖かくてもケージの中は寒いままということがあります。
冬の間は特に、ケージの下に段ボールや厚手のタオルなどを敷いて、底冷えを防いであげましょう。

またケージの置き場所は、部屋の隅っこがおすすめ！
部屋の隅だと、夏は直射日光が当たらず、冬には冷気が入りにくく、温度を一定に保ちやすいです。
窓際にケージを置いている方は、冬の間だけでも部屋の隅っこや真ん中に置いてあげることをおすすめします。
他にも、室外からの騒音によるストレスを少しでも軽減させることができるというメリットもあります。

うさぎの寒さ対策2：毛布などでケージを覆う

冬の寒さ対策として、毛布でケージを覆うという方法もおすすめです。

うさぎのケージは基本的に風通しがいいものばかり。
夏場や梅雨など、風通しをしたい時期はそのままでも構いませんが、冬場はケージの左右と天井部分を毛布などで覆ってあげるのもおすすめです。
ケージの中に暖かい空気が溜まりやすくなります。

うさぎの寒さ対策3：ヒーターや湯たんぽを利用

犬や猫用に売られているペットヒーターは、うさぎにも利用することができます。
値段も手ごろなものが多く、電気代もエアコンに比べると経済的！
24時間使用しても10円にもならないもあります。

ただし、ヒーターのコードをうさぎがかじってしまわないように注意が必要。
コードはプラスチックケースなどで保護し、ケージの中に入れないようにしましょう。

ヒーターの他には、湯たんぽもおすすめです。
湯たんぽは熱が冷めにくいため、夜寝る前に湯たんぽをケージの中に入れておけば、朝までしっかりと暖をとることが出来ます。

うさぎのために冬に注意しておくこと

室温や湿度に気を配る他にも、うさぎのために寒暖差も注意しておきましょう。

体の小さいうさぎは、寒暖差の影響を受けやすい生き物。
冬場は日中であっても、極力暖房器具を消さず部屋の室温が大きく上下しないようにしてあげてください。

ただ、室温が高すぎるのも体調を崩す原因に！
ストーブなど直接熱風が出るものをケージの側においたり、室温を高くし過ぎないようにも注意ましょう。

また寒い冬でも脱水症状には注意が必要です。
飲み水は常に新鮮なものを用意するようにしましょう。

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うさぎのための環境づくりを

冬場はうさぎも人も体調を崩しやすい時期です。特に小さなうさぎや高齢のうさぎは僅かな温度差でも体調を崩してしまうことがありますので、室温と湿度を管理し快適に過ごせる環境を作ってあげましょう。
またうさぎは体調が悪くなっても、隠す習性があります。気付いた時には症状が悪化している場合も多い為、少しでも普段と違う様子でしたら迷わず獣医師の診察を受けることをおすすめします。