犬と一緒に寝るのは良くない?犬の心理やメリットやリスクまとめ
犬を飼っている人の中には、愛犬と同じ場所で眠る人もいらっしゃるでしょう。(筆者も寝る時は愛犬をベッドに連れていき、一緒に寝ています!)しかしそこにはリスクがあることをご存知でしたでしょうか?今回は犬と一緒に寝ることで生じるリスクやメリット、犬の心理などをご紹介していきます。日頃犬と寝ている飼い主さんはぜひこの記事を読んでみてくださいね。
愛犬と一緒に寝ている人の割合
レビーズのInstagramで独自のアンケートをさせていただきましたところ…
なんと68%の方が愛犬と一緒に寝ているという結果が!
「落ち着くから一緒に寝ている」という方もいらっしゃれば、「毛が抜けやすい犬種なのでベッドやキッチンには入れないようにしている」という方もいらっしゃいました。アンケートにお答えいただいたみなさま、ありがとうございます!
それでは早速、気になるメリットやリスクなどを見ていきましょう。
犬と一緒に寝ることのメリットは?
●メリット1:安心して眠れる
これが一緒に寝ることの最大のメリットと言えるでしょう。
犬はもともと群れで過ごす動物なので、ひとりで眠るよりも飼い主さんと眠る方が安心できます。
慣れ親しんだ飼い主さんの匂いと体温に安心して、ぐっすりと眠るわんちゃんも多いようですよ。
●メリット2:暖かく眠れる
一緒に寝ることでお互いの体温を感じることができるので、必然的に暖かく眠ることが出来ます。
また犬はもともと穴倉を寝床にして暖かい環境で寝ていたため、飼い主さんと同じ布団にもぐって眠るとよく眠れるのかもしれません。
●メリット3:癒される
これは飼い主さんのメリットとして挙げられます。
大切な愛犬が一晩中近くで眠っているとなると、癒されますよね。
日中お仕事などで一緒にいる時間が少ない方も、夜はずっと一緒にいることで幸せを感じて癒される人も多いようです。
●メリット4:体調不良などの異変にすぐ気づくことができる
距離が近い分、夜間に異変が起きた場合比較的早く気づくことができるでしょう。これも飼い主さんにとっては大切なメリットですよね。
上記の通り一緒に寝ることで考えられるメリットはたくさんあります。
しかし、メリットだけではありません。
次に一緒に寝ることのリスクや注意点を見ていきましょう。
犬と一緒に寝ることで生じるリスク
●リスク1:愛犬を潰してしまう可能性がある
人が寝返りを打つ回数は平均して10回〜20回ほどと言われています。
その寝返りの際に気づかずに愛犬を潰してしまう可能性も…。
特に小型犬を飼われている方や寝相があまり良くない方は、寝ている最中に自分の体重で愛犬を潰さないように注意が必要です。
●リスク2:ベッドの昇降で怪我をする可能性がある
ベッドで寝ている方の場合、犬がベッドを降りる際に誤って怪我をしてしまう恐れがあります。
高さが高いベッドで寝ている方は、愛犬用に階段(犬用ステップ)をつけるなど工夫をしても良いでしょう。
足腰の弱いシニア犬や体の小さいパピー犬の場合、昇降による怪我のリスクは上がりますので、愛犬の年齢によってより注意してあげてください。
●リスク3:分離不安が悪化する可能性がある
普段から寂しがり屋で分離不安気味のわんちゃんの場合、一緒に寝ることが当たり前になってしまい、少しの間でも飼い主さんと離れるのを嫌がるようになるかもしれません。
その結果、お留守番中にいたずらをしてしまうなどの分離不安の症状が出る可能性があります。
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●リスク4:感染症など衛生面に問題が生じる可能性がある
一緒に寝ることで必ず感染症にかかるわけではありませんが、可能性があるのは確かです。
動物から人間へうつる感染症の総称を「人畜共通感染症」や「人獣共通感染症」といい、日本で発症する感染症の種類は50種にもおよぶと言われています。
これは、一緒に寝たり口移しで食事をしたりなど過度なスキンシップが原因となるものです。
感染症の他にも、犬の体に寄生しているノミやダニに刺される可能性もあります。
衛生的な寝具を保つためにも、愛犬の予防接種や寝具の定期的な洗濯など対策をすることをおすすめします。
寝具は定期的に洗濯できるものを選び、洗いづらいものであれば、布団用掃除機や粘着シートなどでこまめに掃除をして、犬の毛を取り除いてください。
一緒に寝たがる犬の気持ちは?
一番に「飼い主さんのそばを離れたくない」という思いが強いと考えられます。
上述した通り犬は群れで過ごしていた動物です。その本能が働き、「飼い主さんと一緒にいたい、安心して寝たい」と思っているのだと考えられます。
一緒に寝てはいけないわけではない!
絶対に一緒に寝てはいけないわけではありませんが、一緒に寝ることで飼い主さんにも愛犬にもリスクや注意しておかなければいけない点があることは十分に理解しておきましょう。
きちんと対策をとって環境を整えれば、メリットはたくさんありますから、愛犬と良い関係が築けるようにぜひ考えてみてください。