家の中で猫がいなくなった!?猫は隠れる天才だと思ったお話/ もちもちブラザーズコラム
こんにちは、ニャンスタグラマーのmochi_ryokoです。
みなさんは、家の中にいるはずの猫が突然いなくなってしまった、という経験はありませんか?
今回は引っ越ししてすぐに起きた「きなこ・おはぎ行方不明事件」についてお話しします!
家族が遊びにきた日
引っ越しして2週間が経ち、すっかり新しい家にも慣れたよもぎ・きなこ・おはぎ。
その日、もちママは母と妹と甥っ子とお出かけをしていて、ついでに新居にも遊びにきてもらうことになりました。
母は3年間よもぎ・きなこ・おはぎと暮らしていましたし、妹も一緒に暮らしていたことがあるので猫たちは慣れています。
家の中に入っていくと、よもたんだけがお出迎えをしてくれました。
母と妹に撫でられ嬉しそうなよもたん。
しかし、きなことおはぎは隠れているみたいでした。
きなことおはぎがいない!
新居はそんなに広いわけではなく、家具なども少ないので、隠れるスペースはそんなにありません。
きなこはカーテンの裏、おはぎはソファの下に隠れることが多いので真っ先にそこを見ました。
「あれ、いないなぁ。」
ブランケットの中かな?もしかしてクッションの下?テレビの裏?考えられる場所を次々見ていきますが、どこにもいません。
それからは家族みんなで家の中を探し回りました。
開けるはずのないクローゼットや冷蔵庫の中、お風呂の中、まだ解放していない寝室の方まで探しました。
けれど、きなこもおはぎもどこにもいません。
それどころか気配も感じられないのです。
どこにもいない二人
とても怖い経験でした。
朝出かける時にはみんなリビングにいて、「いってくるね」とそれぞれに声をかけて出かけたはずなのに。
それから数時間しか経っていないのに、部屋には最初からよもたんしかいなかったみたい。
どんなに呼んでも、探してもどこにもいなくて、物音一つないのです。
もしかして泥棒?!と不安が頭をよぎります。
泥棒が家に入ってきてびっくりして猫たちが玄関から出てしまったとか?
もしかして家に入る時にびっくりして出てしまったとか?
それとも神隠し!?
どれも現実味のない話なのですが、その時の私たちは本当に途方にくれていました。
探せる場所は全て探しましたし、他にどこにも隠れる場所なんて思い当たりませんでした。
大人3人がかりで探しても見つからないなんて・・・怖くて不安で涙が出ました。
思いもよらない場所に隠れていた
でも、やっぱり何度考えても、きなことおはぎは絶対に家の中にいるはず!
怖がって出てこれないのかも?と考え、一旦外に出てみようとしたその時、妹が叫びました。
「あ!!きなこ!!!!」
振り向くも、きなこの姿はありません。
「洗面所の方から出てきたけど、また隠れちゃった!」
急いで洗面所へ向かいます。
さっき洗面所やお風呂も散々探したけどいなかったのに・・・一体どこに?
そしてふと目をやった洗濯機の縁に、黒っぽい物体がはみ出しているのをみつけました。
奥の方にもきなこのお尻がはみ出していました。
そう、きなことおはぎは洗濯機の下に隠れていたのです!!
洗濯機の下はわずか12cm程度の隙間しかなく、子猫ならまだしも、大人の猫が入れるようには感じられませんでした。
よくこの狭いスペースに4.5kg以上ある猫が2匹も入れたなと驚くばかりです。
猫は頭が入れば通り抜けられると言いますが、まさにそれが目の前で実証されました。
はみ出しているおはぎのお尻をつんつんしてみたら、奥の方へ入っていってしまい、外側からは全くわからない状態になりました。
きっと母たちがきた時にびっくりして二人で洗濯機の下に隠れ、息を殺していたのでしょう。
洗濯機の下に入れるかもしれないという考えがない私たちが探しても見つからないわけです。
なにはともあれ、無事にきなことおはぎが見つかって、みんな一安心。
「みんないるならいいよ」と、母と妹たちはきなことおはぎに会うことなく帰っていきました。
新居に遊びにきたのに、捜索するだけで終わってしまいました(笑)
そして、母たちを見送ってリビングに戻ってくると、部屋のど真ん中におはぎときなこ。
母たちが帰ったとたん普通に戻っていました。
もう近くにいないということがわかっているのでしょう。
猫は気配を消す天才
それにしても、猫の気配を消す能力は本当にすごいと思いました。
猫たちが本気をだせば、人間にみつからないように隠れるのは簡単なことなのかもしれません。
しかもすごく狭い隙間でも入って行けるし。
よく脱走した猫ちゃんを捕まえるのは大変だと言いますが、その理由がよくわかりました。
ちなみに、この後何度か母が家にきているのですが、きなことおはぎが洗濯機の下に隠れることはありませんでした。
最初は知らない人かと思ってびっくりしたのかもしれませんね。
mochi_ryoko
出典:@mochi_ryoko