冬になると犬が朝起きない!寝てばかりいるけど病気の可能性は?
冬になると愛犬がなかなか起きてこない、いつもより寝ている時間が長い…と感じている飼い主さんも多いのではないでしょうか。 犬が冬に寝てばかりいると「何か病気なのでは?」「体調が悪いのかも」と心配になりますよね。 冬の犬の睡眠時間の変化には、季節特有の理由がある場合もあれば、病気のサインである可能性もあります。
そこで今回は、「冬に犬が寝てばかりいる理由」や、「病気の可能性と見分け方」「冬の愛犬の健康管理のポイント」についてご紹介します。
冬に犬が寝てばかりいる理由
冬になると愛犬が朝起きてこない、日中も寝ている時間が増えたと感じることはありませんか? 実は冬に犬の睡眠時間が長くなるのは、珍しいことではありません。 犬が冬に寝てばかりいるのには、いくつかの理由が考えられます。 冬に犬が寝てばかりいる主な理由とは、以下のようなものです。
・日照時間が短くなり、活動時間が減少する
・気温が低く、体温を保つためにエネルギーを温存しようとする
・寒さで体を動かすのが億劫になり、活動量が減る
・散歩時間が短くなり、運動不足で日中も眠くなる
・暖かい寝床が快適で、起きる必要性を感じにくい
・冬は犬の代謝が落ちやすく、体が休息を求めている
このように冬特有の環境変化によって、犬の睡眠時間が長くなることは自然な現象といえます。
次は、「病気の可能性がある場合の見分け方」を見ていきましょう。
病気の可能性がある場合の見分け方

冬に犬が寝てばかりいても、多くの場合は季節的な理由で心配ありません。 しかし以下のような症状が見られる場合は、病気の可能性を疑う必要があります。
食欲が落ちている
犬がよく寝ているだけでなく、食欲が落ちている場合は注意が必要です。 健康な犬は寝ている時間が長くても、食事の時間になれば元気に食べるはずです。 食欲不振は、消化器系の病気や感染症、甲状腺機能低下症など、さまざまな病気のサインである可能性があります。 いつもの食事量を食べない、おやつにも興味を示さないといった状態が2日以上続く場合は、動物病院を受診しましょう。
呼びかけても反応が鈍い
愛犬の名前を呼んだり、音を立てたりしても反応が鈍い場合は、単なる眠気ではない可能性があります。 通常、犬は飼い主さんの呼びかけや物音に敏感に反応しますが、病気の場合は意識レベルが低下していることも。 呼びかけに対する反応の鈍さは、低血糖や貧血、心臓病などの症状として現れることがあります。 いつもより明らかに反応が悪い、ぐったりしているといった様子が見られたら、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。
体温が低い・震えている
犬が寝てばかりいて、触ってみると体温が低い、または震えている場合は要注意です。 犬の正常な体温は37.5~39.2度程度ですが、病気の場合は体温が低下することがあります。 以下のような症状が見られる場合は、すぐに動物病院を受診してください。
・耳や足先が冷たい
・毛布に包んでも震えが止まらない
・歯茎の色が白っぽい、または青白い
・呼吸が浅く、弱々しい 低体温症は命に関わる危険な状態なので、早急な対応が必要です。
次は、「冬に注意したい犬の病気」を見ていきましょう。
冬に注意したい犬の病気

冬は寒さや乾燥によって、犬が体調を崩しやすい季節です。 以下は、冬に特に注意したい犬の病気です。
甲状腺機能低下症
甲状腺機能低下症は、甲状腺ホルモンの分泌が低下する病気です。 この病気になると犬は元気がなくなり、寝ている時間が増え、体重が増加しやすくなります。 冬の寒さで症状が悪化しやすく、毛艶が悪くなる、脱毛が見られるといった変化も現れます。 中高齢の犬に多く見られる病気なので、7歳以上の愛犬が冬に極端に寝てばかりいる場合は、動物病院で検査を受けることをお勧めします。
心臓病
心臓病を持つ犬は、冬の寒さによって症状が悪化することがあります。 寒さで血管が収縮し、心臓に負担がかかりやすくなるためです。 心臓病の犬は疲れやすく、横になって休む時間が増えるほか、咳が出る、呼吸が荒いといった症状が見られることも。 シニア犬や小型犬は心臓病のリスクが高いので、冬場の体調変化には特に注意が必要です。
関節炎・関節症
冬の寒さは、関節炎や関節症を持つ犬にとってつらい季節です。 気温が低下すると関節の痛みが増し、犬は動くのを嫌がって寝ている時間が長くなります。 関節トラブルのある犬は、以下のような様子が見られます。
・朝起きるのを嫌がる、動き出しがぎこちない
・階段の昇り降りを避ける
・散歩に行きたがらない
・足を引きずる、びっこを引く
関節の痛みは犬のQOL(生活の質)を大きく下げるので、早めに動物病院で相談しましょう。
次は、「冬の愛犬の健康管理のポイント」を見ていきましょう。
冬の愛犬の健康管理のポイント
冬に愛犬が元気に過ごせるよう、以下のような健康管理を心がけましょう。
適切な室温管理
冬の室内温度は、犬が快適に過ごせる20~25度程度を保つようにしましょう。 特に子犬やシニア犬、短毛種や小型犬は寒さに弱いので、暖房器具を活用して適温を維持してください。 ただし暖房の効きすぎや、ストーブの近くに長時間いると低温やけどの危険があるので注意が必要です。 ペット用ヒーターや毛布、犬用ベッドなどを活用して、愛犬が自分で暖かい場所と涼しい場所を選べる環境を作りましょう。
適度な運動を続ける
冬は寒さで散歩時間が短くなりがちですが、適度な運動は愛犬の健康維持に欠かせません。 散歩時間が短くなる分、室内遊びを取り入れて運動不足を解消してあげましょう。 引っ張り合いやもってこい遊び、宝探しゲームなど、室内でできる遊びで愛犬の体と心を活性化させることが大切です。 運動不足は肥満や筋力低下、ストレスの原因になるので、冬でも毎日の運動習慣を維持しましょう。
定期的な健康チェック
冬は犬の体調変化に気づきにくい季節でもあるので、日々の健康チェックが重要です。 以下のようなポイントを毎日確認しましょう。
・食欲はあるか
・排泄は正常か(便や尿の状態)
・元気に動いているか ・呼びかけへの反応は普通か
・体を触ったときの反応(痛がる場所はないか)
・歯茎の色は健康的なピンク色か
少しでも気になる変化があれば、早めに動物病院を受診することをお勧めします。
冬の犬の睡眠時間の変化と健康管理

冬に犬が寝てばかりいるのは、多くの場合は季節的な理由によるもので心配ありません。 ただし食欲不振や反応の鈍さ、低体温などの症状が見られる場合は、病気のサインである可能性があるので注意が必要です。 冬は愛犬の健康状態をよく観察し、適切な室温管理と運動、定期的な健康チェックで、寒い季節も元気に過ごせるようサポートしてあげましょう。 愛犬の些細な変化に気づいてあげることが、病気の早期発見と健康維持につながりますね!