猫のための快適な居住環境作り
猫は室内で過ごす時間が長く、生活環境が心身の健康に大きく影響します。猫にとって快適でない環境では「ストレスが溜まる」「問題行動が増える」など、心身に悪影響を及ぼすことも。愛猫が健康で幸せに暮らせるよう、猫の習性に合わせた快適な居住環境を整えてあげましょう。
そこで今回は、「猫にとって快適でない環境がもたらす悪影響」や、「猫のための快適な居住環境作り」「環境改善のポイント」についてご紹介します。
猫にとって快適でない環境がもたらす悪影響
猫にとって居住環境は心身の健康を保つために重要なものですが、飼い主さんの都合だけで環境を整えてしまうと猫にとってストレスになることも。 だからといって何も考えずに飼育していると、愛猫は快適でない環境で過ごすことになってしまいます。 猫にとって快適でない環境は、心身にさまざまな悪影響をもたらしかねません。 猫が快適でない環境で過ごすと起こる可能性のある悪影響とは、以下のようなものです。
・ストレスが溜まる
・運動不足や肥満になる
・問題行動が増える
・体調不良を起こしやすくなる
・免疫力が低下し、病気にかかりやすくなる
・精神的に不安定になり、攻撃的になることがある
飼い主さんは愛猫が健康的な生活を送れるよう、猫の習性に合わせた快適な環境を整えましょう。
次は、「猫のための快適な居住環境作り」を見ていきましょう。
猫のための快適な居住環境作り

愛猫には、快適な環境で健康的にストレスなく過ごしてもらいたいですよね。 以下のような環境作りで、愛猫に快適な生活空間を提供しましょう。
上下運動ができるスペース
猫は高い場所を好む動物なので、「上下運動ができるスペース」は快適な居住環境作りに欠かせません。 猫は本能的に高い場所から周囲を見渡すことで安心感を得るため、キャットタワーなどの設置は運動不足やストレスの解消にも最適です。 「上下運動ができるスペース」は、以下のようなアイテムで作ることができます。
・キャットタワー
・キャットウォーク
・キャットステップ
・家具の配置を工夫した段差
「上下運動ができるスペース」を作るときは、以下のようなポイントに注意しましょう。 ・猫の年齢や運動能力に合わせた高さにする
・設置場所は猫が落ち着ける静かな場所を選ぶ
・安定性を確認し、転倒や落下の危険がないようにする
・窓際に設置する場合は、脱走防止対策をしっかりと行う
隠れられる場所
猫が快適に過ごせる環境作りとして、「隠れられる場所」の確保もお勧めです。 猫は警戒心が強く、狭くて暗い場所に身を隠すことで安心する習性があります。 室内での「隠れられる場所」には、下記のようなアイテムをお勧めします。
・猫用ハウス
・ドーム型ベッド
・段ボール箱
・家具の隙間や下のスペース
「隠れられる場所」は、以下のようなポイントを意識して作りましょう。
・猫が体をすっぽりと隠せるサイズにする
・人の出入りが少ない静かな場所に設置する
・複数の隠れ場所を用意して、猫が選べるようにする
・定期的に清潔に保ち、猫が快適に過ごせる状態を維持する
爪とぎスペース
「爪とぎスペース」も、猫が快適に過ごせる環境作りに重要です。 爪とぎは猫の本能的な行動で、ストレス発散やマーキングの役割もあります。 「爪とぎスペース」には、以下のような種類があります。
・縦置き型=壁に立てかけたり、床に置いて使う爪とぎで、猫が立って爪をとげる
・横置き型=床に平らに置く爪とぎで、寝転びながら爪をとぐ猫に最適
・ポール型=キャットタワーに付属しているような、柱状の爪とぎ
以下は、「爪とぎスペース」を作る際の注意ポイントです。
・猫の好みに合わせて、素材や形状を選ぶ
・家具や壁の近くに設置して、そちらで爪をとがないようにする
・複数の場所に爪とぎを設置し、猫がいつでも使えるようにする
愛猫が快適に爪とぎができる環境を整えると、家具や壁の被害も防ぐことができますよ。
次は、猫の居住環境をさらに快適にする「環境改善のポイント」を見ていきましょう。
環境改善のポイント

愛猫にはより快適な環境で、健康的にストレスなく過ごしてもらいたいですよね。 以下は、猫の居住環境をさらに快適にするためのポイントです。
適切な温度と湿度管理
猫の快適な居住環境作りとして、適切な温度と湿度管理は欠かせません。 猫にとって快適な室温は20~28度、湿度は50~60%程度とされています。
夏は冷房で室温を調整し、冬は暖房器具で暖かい場所を確保してあげましょう。 ただし、エアコンの風が直接当たらないように注意し、猫が自分で涼しい場所や暖かい場所を選べるように工夫することが大切です。
清潔なトイレ環境
猫にとって清潔なトイレ環境は、快適な生活に不可欠です。 猫は非常にきれい好きな動物なので、トイレが汚れていると使用を嫌がり、泌尿器系の病気を引き起こす可能性もあります。 トイレは最低でも1日1回は掃除し、猫砂も定期的に全交換しましょう。 また、多頭飼いの場合は猫の数プラス1個のトイレを用意し、静かで落ち着ける場所に設置することが推奨されます。
猫の習性に合わせた快適な環境作り

猫にとって快適でない環境で過ごすと、ストレスや健康問題などさまざまな悪影響が起こりやすくなります。 愛猫が心身ともに健康で幸せに暮らせるよう、猫の習性に合わせた快適な居住環境を整えてあげましょう。 愛猫のために居住環境を整えながら快適な生活空間を提供すると、飼い主さんと愛猫の信頼関係もさらに深められそうですね!