人気沸騰中!ビションフリーゼってどんな犬種?特徴や飼い方
ふわふわで、純白で、丸っこいフォルム、とかわいい要素が満載のビションフリーゼ。
現在人気沸騰中のビションフリーゼは愛らしい見た目だけでなく、性格も陽気で明るい、魅力あふれる犬種です。
ビションフリーゼをすぐにでも飼いたい、と考えている人は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ビションフリーゼの「特徴」や「性格」、「飼い方」などについて解説します。
ビションフリーゼの特徴
近年の人気の高まりで、よく見かけるようになったビションフリーゼ。
ビションフリーゼは50年くらい前に日本に入ってきたといわれていますが、知られていないことも多いかもしれませんね。
そこでまずビションフリーゼの特徴について、「ルーツ」や「体高・体重」、「毛色・毛質(トイプードルとの違い)」をご紹介していきます。
ルーツ
羽毛のような尾を揺らして歩くビションフリーゼの姿は、気品高くエレガントですよね。
そんな高貴な雰囲気をまとうビションフリーゼの原産国は、フランス、ベルギーです。
もともとビションフリーゼは、大西洋に浮かぶカナリア諸島の土着犬の子孫だったのだとか。
そんなビションフリーゼは、16世紀ころからヨーロッパの貴族の「抱き犬」として寵愛を受けるようになりました。
その後、フランス革命~世界大戦と長い激動の時代にビションフリーゼは絶滅の危機にさらされます。
しかしブリーダーたちの懸命な努力により血統が復元され、1934年に「ビションフリーゼ」という正式な犬種が認定されたのです。
体高・体重
ふわふわの被毛に包まれたビションフリーゼは、ぬいぐるみのように柔らかそうに見えますが、実はがっしりとして筋肉質。
そんなビションフリーゼの体重は3~6kgで、体高は24~29cmとされていますが、10kgくらいに大きく成長する個体もいます。
「毛色・毛質(トイプードルとの違い)」
ビションフリーゼの毛色は純白ですが、子犬時代はクリーム色が入ることもあります。
毛質はくるくるとした縮れ毛で抜け毛は少ないですが、絡まりやすいため毎日のブラッシングは欠かせません。
ビションフリーゼの被毛といえば、なんといっても特徴的な丸っこいカットスタイルが目に浮かびますよね。
あのカットスタイルとくりくりした瞳から、ビションフリーゼを白い被毛のトイプードルと間違えたことはありませんか?
両者は体格も異なりますが、ビションフリーゼの被毛がダブルコートなのに対してトイプードルはシングルコートという大きな違いがあります。
シングルコートのトイプードルには、ビションフリーゼのようなカットスタイルを作るための土台(アンダーコート)がありません。
そのため、トイプードルにはあの丸々としたふわふわのカットスタイルは難しいのです。
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ビションフリーゼの性格
ふわふわのビジュアルだけで気持ちがなごみそうなビションフリーゼですが、どのような性格の持ち主なのでしょうか。
次はビションフリーゼの性格の長所と短所についてご紹介していきます。
長所
- 陽気で明るく穏やかでフレンドリー
- 頭が良く子どもの相手もこなせる
- 人見知りが少ない
- 飼い主によく懐きしつけもしやすい
- 活発で運動好き
ビションフリーゼはかわいらしい見た目だけでなく、優しく明るく従順な性格の持ち主です。
短所
- 誰にでもフレンドリーなので番犬には不向き
- 甘えん坊で寂しがり屋なので留守番が苦手
- わがままになったり攻撃的になったりすることがある
ビションフリーゼはしつけを怠るとわがままや攻撃的な面が表れやすくなるため、子犬のころからきちんと正しくしつけを行いましょう。
ビションフリーゼの飼い方
陽気で活発で頭の良いビションフリーゼは比較的飼いやすい犬種ですが、飼い方には注意しなければならない点もあります。
次は、ビションフリーゼの飼い方の注意すべきポイントです。
食事
ビションフリーゼの食事は他の犬種と同様に1日に2回程度、年齢や体重に合った量のドッグフードを与えて下さい。
フードは栄養バランスに優れ、ビションフリーゼの持つ美しい被毛の艶や、皮膚の健やかさをキープするのに役立つ成分を使用している商品がおすすめです。
運動
見た目はふわふわで綿あめのようでも、ビションフリーゼは、じつは筋骨隆々のがっしりタイプ。
そのためお散歩や外遊びなどの運動も大好きです。
しかしエネルギーを持て余すタイプの犬種ではないので、運動量としては10~30分くらいのお散歩を1日2回行う程度でよいでしょう。
お散歩に行けないときには室内で、おもちゃなどで遊んで運動させてあげてください。
お手入れ
ビションフリーゼの美しい被毛は絡まりやすいので、お手入れを怠って毛玉になると皮膚炎などにもつながりかねません。
そのため、毎日ていねいにブラッシングして健やかな被毛や皮膚をキープしてあげてください。
また、ビションフリーゼには月に1、2回のシャンプーや、1ヶ月に1回程度のトリミングも必要です。
かかりやすい病気
ビションフリーゼは遺伝的な疾患が少ないといわれていますが、次のような病気には注意が必要です。
- 膝蓋骨脱臼(膝のお皿の骨が脱臼する疾患)などの関節トラブル
- 外耳炎
- 皮膚病
- 熱中症
もふもふに癒されよう
見ているだけで気持ちがなごむ愛らしいビジュアルに、陽気でフレンドリーな気質のビションフリーゼはとても飼いやすい犬種です。
毛玉や皮膚炎を防ぐため毎日のブラッシングなどのお手入れは必要ですが、遺伝的な疾患が少ないという長所も兼ね備えています。
ビションフリーゼは、頭も良くしつけもしやすいので、素晴らしい家庭犬になってくれるのではないでしょうか。