猫が楽しめる遊び方と気をつけたいポイントを徹底解説!
猫と生活していると、コミュニケーションのひとつとして「遊び」の時間が発生します。
愛猫のかわいらしい姿をみながら一緒になって遊べるのは、飼い主としてとても嬉しい時間ですよね。
しかしなかには、「愛猫が喜んでくれる遊び方がよくわからない」「遊ぶ際に注意すべき点がわからない」という飼い主さんも多いのではないでしょうか?
そこで今回は「猫が楽しめる遊び方とその際に気をつけたいポイント」を解説します。
愛猫が安心して遊べるようになるためにも、遊び方だけでなく注意点もあわせてこの機会に理解しておきましょう。
「遊び」は猫にとってメリットが多い
猫は「遊び」のなかで心身ともにさまざまなメリットを得ているとされ、例をあげると以下が考えられます。
- ストレスの発散
- 運動不足の解消
- 飼い主やほかの動物とのコミュニケーション
それぞれどのような意味があるのかみていきましょう。
ストレスの発散
猫は極度にストレスがたまると異常行動を取る場合があります。
例えば、体の一部を異常なほどに舐め続ける、部屋のなかを意味もなく歩き回る、いつもと違う場所で爪とぎをするなど、その行動の種類はさまざまです。
過度なストレスは異常行動だけでなく、体調不良の原因にもつながるため、迅速に解消や軽減などの対応をする必要があります。
その点から、遊びを通した運動が有効なストレス解消・軽減の手段だと考えられています。
運動不足の解消
遊びによって体を動かすことで運動不足が解消できます。
猫の運動不足は肥満につながり、ひいては生活習慣病の原因になります。
猫の生活習慣病としてあげられる病気には、糖尿病や心筋症など、長期的な治療が必要なものが多数あり、猫の身体に大きな負担を強いるものばかりです。
そのため、愛猫の健康寿命を延ばすという意味合いからも、遊びのなかで体を動かすという行為はとても有効だといわれています。
飼い主やほかの動物とのコミュニケーション
遊びの時間は飼い主やほかの動物(多頭飼いの場合であればほかの猫)とコミュニケーションを取る方法として、とても大切な役割を果たします。
そもそも猫は犬のように群れを作って生活する動物ではないので、人間をはじめとするほかの生き物とのコミュニケーションをそこまで取ろうとしません。
しかしそれは、猫に飼い主や同居猫とのコミュニケーションが不要ということではなく、遊びは飼い主と猫が信頼関係を築くうえで必要不可欠です。
信頼関係が乏しいと、飼い主のもとに近寄ってこない、名前を呼んでも無視する、触れようとすると攻撃してくる、などの問題が発生する場合もあります。
そういった意味からも、愛猫とのコミュニケーション方法のひとつとして、遊びの時間は重要な意味を持っています。
手軽にできておすすめ!猫が喜ぶ遊び4選
猫が喜ぶ遊びを4つご紹介します。手軽にできるものをご紹介しますので、ぜひ実践してみてください。
ネズミのおもちゃ
ネズミの姿をしたおもちゃで遊ばせる方法です。
猫はもともとネズミをはじめとする害獣を退治するために家畜化された動物です。
そのためなのか、ちょろちょろと動くネズミのおもちゃをとても喜んでくれます。
ネズミのおもちゃであれば、飼い主がいないときでも猫がひとりで遊ぶことができるため、ひとつは用意しておくとよいでしょう。
段ボールや紙袋
野生の猫は獲物を狩る際、相手に気付かれないよう狭くて暗い場所で待ち伏せします。
また、獲物をほかの動物に取られないよう、自身の寝床とする狭いスペースへ持ち帰るという習性もあると考えられています。
このことから、段ボールや紙袋のなかは猫が安心して過ごすことのできる狭く暗いスペースとなっているため、遊びの際にも重宝します。
段ボールや紙袋をただ捨てるだけではもったいないので、ぜひ愛猫用のおもちゃとして再利用しましょう。
猫じゃらし
猫じゃらしの細かな動きは猫の狩猟本能を刺激し、運動にもなって大変おすすめの遊び方です。
最初は左右に動かし、猫が近づいてきたら上に持ち上げるなど、猫じゃらしの動きに緩急をつけると、より猫も喜んで遊んでくれます。
この際、ずっと飼い主が猫じゃらしを独占するのではなく、猫にもちゃんと捕まえさせてあげるようにしましょう。
レーザーポインター
レーザーポインターの光を追いかけるのも猫が大好きな遊び方のひとつです。
光をゆっくり動かしてみたり、少し早く動かしてみたりなど、速度を変えながら遊んであげるとよいでしょう。
ただし、レーザーポインターからは強烈な光が照射されていますので、猫の目や皮膚に直接あてないよう注意しましょう。
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猫と遊ぶ際に注意すべきポイントは?
猫は基本的に室内で遊ぶことが多いと思います。
そのため、室内で愛猫を遊ばせる際に注意すべきポイントを解説します。
騒音に注意する
アパートなどの集合住宅で生活している場合は、騒音が発生しないよう注意する必要があります。
例えば、レーザーポインターを猫が置いかける際にバタバタと足音が響く、おもちゃを投げた際にドンと音が鳴るなど、周辺住民に迷惑をかけないよう最低限のマナーを守りましょう。
滑り止めなどを設置する
室内で遊ぶ際、床がフローリングだと猫が滑ってケガをする恐れがあります。
そのため、床に滑り止めとしてマットを敷くなどの対策をしましょう。
また、床にマットを敷くことで、音の発生を少しだけ防ぐ効果も期待できます。
誤飲の恐れがあるおもちゃをあたえない
愛猫におもちゃをあたえる際は、体の大きさに適したサイズのものをあげましょう。
小さすぎるものや、素材がすぐにバラバラになってしまうものをあたえると、誤飲につながる恐れがあります。
誤飲による窒息や腸閉塞などにより愛猫に苦しい思いをさせないためにも、適切な大きさ・素材の製品であるかを飼い主がきちんと確認しましょう。
まとめ
今回は猫が楽しめる遊び方と、遊ぶ際に注意すべきことにフォーカスをあててご紹介しました。
遊びの時間は愛猫との生活をより豊かにするうえで重要な役割を持っていますので、コミュニケーションのひとつとして、これからもたくさん遊んであげてくださいね。