愛情不足のサインかも?犬が寂しい時にする6つの行動
犬を飼ったのならば、愛情をたっぷりと注いで寂しい思いをさせずに最期までお世話をするということが飼い主としての責任ですよね。しかし、みなさんは犬が寂しい時にする行動や愛情不足のサインをいつくご存知でしょうか?
そこで今回は、犬が寂しいと感じた時に行う行動を6つご紹介します。
飼い主さんからの愛情不足はストレスに繋がりかねません。しっかりと寂しい時のサインをチェックして、もし愛情不足サインを行っていたら愛犬とのコミュニケーションの時間を増やしてあげると良いでしょう。
犬の愛情不足サイン1:体の一部を舐め続ける
犬は飼い主からの愛情不足で寂しい時に、手足や体を舐め続けることがあります。
これは不安・寂しい気持ち・緊張などを紛らわせるための行動です。
頻繁に手足や体を舐めるということがあれば、スキンシップをとって、犬の甘えたい欲を満たしてあげましょう。
他にも犬が自分の手足を舐める理由として、怪我をしている可能性も考えられます。
犬が頻繁に舐めている箇所を確認してあげましょう。
出血・化膿・腫れなどを見つけた場合には、すぐにかかりつけの動物病院で診てもらうことをおすすめします。
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犬の愛情不足サイン2:同じ行動を続ける
同じ場所を行ったり来たりする・自分の尻尾をおいかけてくるくる回るなど、犬が同じ行動を繰り返し続ける場合、飼い主さんからの愛情不足である可能性があります。
同じ行動を続けることを常同行動(じょうどうこうどう)と言いますが、この常同行動はストレスが原因の1つと言われているのです。
つまり飼い主さんからかまってもらえず寂しい気持ちを持っていると、ストレスがたまり、このような行動をしてしまうことがあるのです。
また常同行動は愛情不足サインのほか、
・運動不足
・環境の変化によるストレス
・緊張状態
などが原因となって起きることもあります。
愛犬がよく同じ行動をしているという時には、その原因を見極めて解決してあげてくださいね。
犬の愛情不足サイン3:粗相をする
飼い主さんからの愛情不足が原因となり、犬が粗相をしてしまうこともあります。
これは分離不安の症状の1つで、犬が飼い主さんと離れることで感じる寂しい気持ちやストレスが原因となって起こるものです。
時間はかかるかもしれませんが、分離不安を治すことは可能です。
分離不安の症状に心当たりのある方は、分離不安症が治るように愛犬と向き合ってみましょう。
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犬の愛情不足サイン4:イタズラをする
犬がイタズラをしてしまうのも愛情不足サインの1つです。
寂しい気持ちを埋めるために、飼い主の望まない行動をしてしまうことがあります。
寂しいという気持ち以外にも、単純に遊びだと思って楽しいからイタズラをしてしまう場合もあります。
犬がイタズラをする前に行動を制止させて、イタズラを防ぎましょう。
日頃から愛犬の様子をよく観察していれば、イタズラをする前にする行動がわかってくるはずですよ。
犬の愛情不足サイン5:無駄吠えをする
犬が無駄吠えをする主な原因は、不安感・警戒心・恐怖心によるものです。
無駄吠えが多い場合には、犬が吠える理由を考えて、気持ちに寄り添ってあげましょう。
また無駄吠え以外に、遠吠えも愛情不足サインの1つ。
犬は寂しい時に遠吠えをして、寂しい気持ちやストレスを紛らわせようとします。
犬に留守番をさせることが多いご家庭は、帰宅後コミュニケーションをとったりお散歩にいったりして、犬の甘えたい欲を満たしてあげましょう。
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犬の愛情不足サイン6:ふて寝をする
犬は自分に注目が集まらず寂しいと感じた時や、飼い主さんからの愛情不足の時に、ふて寝をすることがあります。
他にも、
・要求が叶わなかった時
・他の犬や家族ばかりにかまっている時
・飼い主に怒られた時
などにもふて寝をすることがあります。
人と同じように犬も拗ねる・ふて寝をするなんてかわいいですよね。
犬の愛情不足サイン7:仮病をつかう・怪我をしたフリをする
犬は自分に注目を集めるために、仮病をつかうことや怪我をしたフリをすることがあります。
これは過去に病気や怪我をした時に、飼い主さんが近くでお世話をしてくれた記憶があるからこそ、「こうするとかまってもらえるんだ」と思ってする行動だと言われています。
仮病は愛情不足サインで寂しい気持ちを持っている証拠ですので、たくさんコミュニケーションをとって寂しい気持ちをなくしてあげましょう。
しかし、仮病や怪我をしたフリではなく本当に体調不良の可能性もあります。
・食欲はあるか
・お水は飲んでいるか
・体を触って痛そうにする箇所はあるか
・排泄物の状態はいつも通りか
などをチェックして、異常があればかかりつけの動物病院で診てもらうことをおすすめします。
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犬の寂しいサインに気付いてストレスフリーに!
犬が寂しいと思うのは、飼い主さんからの愛情不足が原因です。犬に寂しい思いをさせないためにもご紹介した愛情不足サインをチェックして、たっぷりと愛情を注いであげてくださいね。
また多頭飼いのご家庭の場合、特定の1匹だけかまうということはやめましょう。犬や猫を家族として迎えたのなら、みんな平等に愛情を注いであげて、寂しい思いをさせないようにしましょう。