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COLUMNコラム

CAT

POSTED on 2021.06.22 / UPDATE on 2021.07.24

猫の脱水に要注意!飼い主でもできる脱水症状チェック方法

暑くなる時期に特に注意して欲しいのは、水分不足が原因で起こる猫の脱水症状です。脱水症状は目に見えて分かる手がかりが少ないため気付きづらい症状です。しかし、子猫や高齢の猫や病気を患っている猫にとって脱水は死に繋がることもある危険な症状なのです。
今回は「飼い主さんでもできる猫の脱水症状チェック法」をご紹介。
愛猫の健康を守るために、飼い主さんは細かな部分まで気遣ってあげましょう。

猫は水をあまり飲まない動物?

ロシアンブルー

猫の祖先であるリビアヤマネコは、砂漠で暮らしていた動物。
そのため、そもそも水を飲む習慣があまりありませんでした。
現代を生きる猫もその名残が影響し、あまり水を飲まない動物と言われています。

しかし、水を飲まなさすぎると、慢性腎不全・尿結石・膀胱炎などの病気リスクが高まる可能性があります。
子猫や高齢の猫や病気の猫の場合、脱水によって死に至ることもあります。
飼い主さんは水分量の高いウェットフードを与える・給水器を猫の好みに変えるなど、猫に水分補給をさせる工夫を行いましょう。

猫の脱水症状チェック1:排泄物を見る

トイレをする猫

猫が脱水気味の場合、おしっこの回数が減ることがあります。
水を飲ませる工夫をして、正常な排泄物の状態に戻してあげましょう。

ただ、あまりにも水を飲む量が多く、尿の回数が多いのも要注意。
腎不全という腎臓の病気にかかっている可能性があります。
腎不全とは尿を作る役割を持つ腎臓の機能が低下してしまう病気です。
多飲多尿・体重減少・嘔吐・貧血などの症状があらわれて、病気が進行すると死に至ってしまいます。
多飲多尿の時の尿は色が薄く、体に必要な水分まで排出されてしまい、脱水症状が起こることもあります。

尿の回数や状態だけで脱水症状か見極めることは難しいですが、水を飲む回数が極端に少ない場合は、水を飲ませる工夫をするとともに排泄物のチェックを行うようにしましょう。

また下痢によって、脱水状態になってしまうこともあります。
排泄物のチェックは脱水症状を見極めるだけではなく、病気や体調不良を発見することもできるので日常的に行いましょう。

猫の脱水症状チェック2:発熱していないか確認する

寝る猫

水分不足から発熱してしまうことがあります。
元気がなく熱っぽい場合は、脱水症状や熱中症を疑ってあげましょう。

発熱の原因は1つではないのでそこから病気を特定することは難しいですが、なんらかの原因により体温が高まっていることは確かです。
異変を感じた場合は、かかりつけの動物病院で診てもらうことをおすすめします。

猫の脱水症状チェック3:歯茎の色を見る

猫の口のアップ

脱水症状を起こすと、口の粘膜が乾いてよだれに粘りが出ます
また歯茎を指で軽く押してから離した後に、なかなかピンク色に戻らない場合は脱水状態になっているかもしれません。
脱水状態になっているかもと思ったら、歯茎の色をチェックして判断するのも良いでしょう。

猫の脱水症状チェック4:皮膚をつまんであげる

寝る猫

脱水症状のチェックのために、首の付け根や背中をつまんでみましょう。
上に軽くつまんだ後に手を離して、1秒〜2秒で皮膚が元の状態に戻らない場合は脱水状態になっているかもしれません。
他にも異変がないかチェックして、元気がないなどの様子が見られたらかかりつけの動物病院に相談することをおすすめします。

猫の脱水症状を軽視しないように

水分不足や脱水状態によって不調になってしまうこともあるので、ただ水を飲んでいないだけと思わずに、愛猫の健康管理をしてあげるようにしましょう。
給水器が好みではないという理由の他にも、環境の変化によるストレスから水を飲まなくなる猫ちゃんもいます。
どんな時でも猫ファーストを心がけて、出来るだけストレスをかけないようにしてあげてくださいね。

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猫の毛づくろいは、猫が自分の体を清潔に保ち、快適な生活を送るために欠かせない行動です。しかし、過剰なグルーミングはストレスや健康問題の兆候であると考えられます。 そのため飼い主として、猫の毛づくろいの重要性を理解し、過剰なグルーミングが見られた場合には適切な対処が求められます。 そこで今回は、猫の毛づくろい行動の役割とその重要性、過剰なグルーミングのサインや原因、対処法について詳しく解説します。 愛猫が健康で快適な生活を送れるよう飼い主が取るべき対応策を理解しましょう! 猫の毛づくろいの役割と重要性 猫の毛づくろいは、身だしなみの一環ではなく猫にとって重要な機能を果たす行動です。 以下では、その基本的な役割と猫の健康にどのように寄与しているかを詳しく見ていきます。 毛づくろいの基本的な役割 猫の毛づくろいは、体の清潔保持、体温調整、リラックス効果という猫にとって重要な役割を担っています。 猫の舌は、ザラザラした乳頭突起で覆われており、これにより被毛の汚れや抜け毛を効率的に取り除くことができます。これは皮膚の健康を維持し、寄生虫や細菌の繁殖を防ぐために必要不可欠です。特に外猫や多頭飼いの場合は、グルーミングによる清潔保持が健康維持に大きく影響します。 また、毛づくろいは体温調整の手段でもあります。猫は自身の体温を適切に維持するために、被毛を整えることで断熱効果を高めたり暑い時期には唾液を使って体を冷やしたりします。これにより、外部の気温に対応し体温を安定させることができるのです。 さらに、毛づくろいにはリラックス効果があり猫はこの行動を通じて心を落ち着け、ストレスを解消させます。主に環境の変化や不安感を感じた際に頻繁に見られる行動のひとつです。 毛づくろいが猫の健康に与える影響 適切な毛づくろいは、猫の健康維持にとって非常に重要です。毛づくろいを通じて猫は体に付着した異物や抜け毛を取り除き、皮膚を清潔に保ちます。これにより、皮膚炎や感染症のリスクを低減し被毛の健康を維持しているのです。 特に長毛種の猫にとっては、定期的な毛づくろいが毛玉の形成を防ぎ消化器官の健康を守るうえで非常に重要な役割を果たしています。毛玉が体内に溜まると、消化不良や便秘の原因となり、場合によっては毛玉症などが原因で手術が必要になることもあります。 また、毛づくろいは猫にとっての自己確認行動です。自分自身の匂いを確認し、体調や異常がないかをチェックする手段として機能します。猫は毛づくろいを行う事で自分の健康状態を把握し異常があれば早期に気付くことができます。 毛づくろいの頻度や習慣の個体差 猫の毛づくろいには個体差がありますが、長毛種と短毛種では毛づくろいの頻度が異なるのが一般的です。長毛種は毛の絡まりや毛玉を防ぐために、より頻繁に毛づくろいをおこなう傾向があります。逆に短毛種は被毛の手入れが比較的容易なため、毛づくろいの頻度が少ないです。 また、年齢も毛づくろいの習慣に影響を与えます。若い猫は活発で頻繁に毛づくろいしますが、老猫になると体が硬くなり、毛づくろいが難しくなるため、飼い主がブラッシングでサポートする必要があります。 過剰なグルーミングのサインと原因および対処法 過剰なグルーミングは、猫がストレスや健康問題を抱えていることを示すサインかもしれません。 この章では過剰なグルーミングの典型的な症状、考えられる原因、それに対する効果的な対処法について解説します。 過剰なグルーミングの典型的なサイン 過剰なグルーミングは猫の体にいくつかの明確なサインを残します。例えば、特定の部位に毛が抜けてハゲができる、皮膚に赤みや炎症がみられる、舐め過ぎた部分にかさぶたができるなどが典型的な例です。 猫が頻繁に同じ場所を舐め続ける場合その部位が特に気になっている可能性が高く、何らかの問題が隠されていることが疑われます。さらに、猫が落ち着きなく常に体を舐め続けている場合や、通常よりも長時間毛づくろいをしている場合も過剰グルーミングのサインと考えられます。 このような行動は猫が体に何か不快感を持っている、または心理的なストレスを抱えていることを示唆している可能性が高いです。 健康問題による過剰グルーミング 健康問題も過剰なグルーミングの原因となることがあります。特にアレルギー反応は、猫に強い痒みを引き起こし過剰なグルーミングを誘発します。 アレルギーの原因は、食物、花粉、ダニ、化学物質などさまざまで、皮膚の炎症や脱毛を引き起こすのが典型的な症例です。皮膚が炎症を起こすと、猫はその部分を過剰に舐めることでさらに悪化させることがあります。 また、寄生虫(ノミやダニなど)による痒みも過剰グルーミングの原因となります。 寄生虫が皮膚に噛み付くことで強い痒みが生じ、その結果、猫は頻繁にその部分を舐めたり噛んだりするようになります。 愛猫がこのような様子をみせていたら、痛みや痒みを感じている部位をよく観察し早急に獣医の診察を受けるようにしましょう! 過剰なグルーミングに対する対処法 過剰なグルーミングが見られた場合まずはその原因を特定することが重要です。 環境のストレスを減らすために、猫がリラックスできる環境を整え、遊びや刺激を提供することでストレスを軽減できます。例えば、フェロモンディフューザーを使用して猫が安心できる環境を作るのも有効です。 また、猫が過ごす空間に快適さを提供し、孤独感を和らげるための工夫も必要です。猫が退屈しないように新しいおもちゃを用意する、猫と一緒に過ごす時間を増やすなどもストレス軽減に役立ちます。 健康問題が疑われる場合は、速やかに獣医に相談し適切な治療を受けることが重要です。例えば、アレルギーが原因であれば、アレルゲンを特定し、それを避けるための対策を講じるようにしましょう。 また、寄生虫が原因であれば、駆虫薬を使用して寄生虫を駆除し痒みを軽減することが求められます。 原因によって対処法が異なってくるため、原因がよくわからないという場合にはかかりつけの獣医師に相談してみるとよいでしょう。 愛猫の毛づくろい行動を理解し健康を守る 猫の毛づくろい行動は、体の清潔保持や健康維持において重要な役割を果たしていますが、過剰なグルーミングはストレスや健康問題のサインである可能性があります。飼い主は、猫の毛づくろい行動を日々観察し過剰なサインを早期に発見することが大切です。 そして、環境改善や獣医への相談を通じて適切な対処をおこなうことで、愛猫の健康を守ることができます。 愛猫が快適でストレスのない生活を送れるよう、飼い主として日常的なケアを続けていきましょう🐱

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