猫がお腹を見せるのは降参の合図じゃない!本当の理由5つ。触ると怒るのはなぜ?

猫がお腹を見せて寝転ぶ姿を見たことはありませんか?猫好きの方の間ではへそ天と呼ばれるこの姿は本当に可愛いものですが、お腹を触ったら噛まれたという経験をした方も少なくないでしょう。
そこで今回は、「猫がお腹を見せる理由」や「お腹を触ると怒る理由」などをご紹介していきます。猫の気持ちに寄り添う参考にしていただければ幸いです。
「お腹を見せる=降参」じゃない!?
レビーズスタッフ猫 ユーク
@levees_tokyo
お腹を見せている姿は「降参している合図」と思っている方が多いですが、実はそうじゃないんです…!
犬はお腹を見せて「敵意はない」ことを表すことがありますが、猫はその反対。
仰向けのポーズは、威嚇の意味であることがあります。
これは「ベリーアップ」と呼ばれる行動で、特に子猫がやる行動と言われています。
「これ以上近づいたら、怪我するぜ!」と相手を牽制したり、「かかってこい!」と挑発する意図があるそうです。
では、威嚇や挑発以外に猫がお腹を見せる理由を4つご紹介していきます!
お腹を見せる理由1「かまってほしいから」

わざわざ飼い主さんの目の前でごろんとお腹を見せた時、「遊んで欲しい」「撫でて欲しい」と要求している可能性が高いです。
お腹を見せるのと同時にくねくねとしていたら、存在をアピールしている合図と捉えることができますので遊ぶ時間をつくってあげましょう。
野良猫が近づいてきて突然お腹を見せることがありますが、これも「撫でて欲しい」と要求していることが多いです。
お腹を見せる理由2「信頼しているから」

猫の急所であるお腹を見せるということは、信頼している証。
仲間であると思っているからこその行動とも言えるでしょう。
お腹を見せる理由3「リラックスしているから」

安心出来る場所でリラックスしている時にも、ひっくり返ってお腹を見せることがあります。
この時は大抵自分の世界に入ってくつろいだり、日向ぼっこしている時ですので猫に触るのは控えておきましょう。
脱力している時に突然なでられたら、びっくりしてしまいますからね。
お腹を見せる理由4「暑いから」

人と違って汗をかかない猫は体温調節をするのが苦手ですが、暑い時には体の熱を逃すために仰向けになることがあります。
いわば仰向けになるのは、猫の中で数少ない体温調節をする方法なのです!
夏によく仰向けになっている他、体が暑くなっていればエアコンで室温を調節してあげましょう。ただ、猫は冷房があまり得意ではないので直接風があたらないように調整をしてあげてください。
お腹を触ると怒るのはなんで?

仰向けになっている猫に対して「リラックスしていて可愛い」と思って撫でたら、突然噛まれたりひっかかれたという経験をされた方がいますがこれはには理由があるんです!
その理由は、お腹は猫にとって急所となる部分だから。
内臓が集まっていてとても敏感な部分であるため、触られるのを嫌がる猫ちゃんが多いようです。
愛猫が甘えてきた時には、お腹以外の場所を触ってコミュニケーションをとってあげましょう。
猫には猫の理由がある!

猫が怒るのは、相応の理由があるはずです。言葉で深いコミュニケーションをとることができない分、飼い主さんは猫の気持ちに寄り添ってあげてください。
お腹を見せてくるのは、「飼い主さんが大好き」という証でもあります。
愛猫とのコミュニケーションをかかさずに、深い絆を築いていってくださいね。