犬に野菜は必要?犬が食べていい野菜、ダメな野菜まとめ
毎日ドッグフードばかりで大丈夫なのか、野菜も摂らせた方がいいのではないかと考えている飼い主の方も少なくないのではないでしょうか?
今回は犬には野菜が必要なのか?ということと、犬が食べていい野菜、ダメな野菜を紹介します。愛犬に野菜を与える前にぜひご覧ください。
犬に野菜は必要なのか?
ドッグフードには野菜や穀物を使った物が数多くあり、犬にとって十分に栄養を補給することができる為、無理に野菜を食べさせる必要はありません。
しかし、野菜を食べることで栄養素を摂取したり、食事のバリエーションを増やせるなどのメリットや、与えてはいけない野菜もありますので、詳しく見ていきましょう。
犬が食べていい野菜
●きゅうり
きゅうりの約90%は水分でできているため水分補給になります。
また有害な成分も含まれていないため安心して与えられます。
●トマト
トマトも約90%は水分でできています。
ですが未成熟のトマトには、殺虫剤的役割をもつ毒性の成分が含まれているため完熟したトマトの実の部分だけを与えましょう。
●キャベツ
豊富な食物繊維を含み便通の改善が期待できます。
またミネラルが多く含まれている為、骨や歯などの体の組織を構成するはたらきもあり犬の体の成長や健康を助ける働きをしてくれます。
●さつまいも
豊富な食物繊維を含み便通の改善が期待できる為、犬用のおやつにも含まれることが多い野菜です。
生のままでは消化不良を起こしてしまいますので、必ず蒸かすか焼くなど加熱したものを与えましょう。
●パセリ
パセリに多く含まれるβカロテンは、抗酸化作用がある栄養素で免疫力を高めてくれるので、ガンや心臓病の予防などにも効果的といわれています。
一度にたくさん与えると消化不良を起こしてしまいますので、細かく刻んでから与えるようにしてください。
他にも、犬が食べていい野菜はたくさんありますが、食べられる野菜であってもあげ過ぎは不調の原因になってしまいますので適切な量を与えるように心がけてください。
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犬が食べてはダメな野菜
●ネギ類
ネギ類に含まれるアリルプロピルジスルフィドが赤血球の細胞膜やヘモグロビンを酸化させることにより赤血球が破壊され溶血性貧血を引き起こし、最悪死に至る危険性もあります。
また、この成分は加熱しても破壊されず、加工品に含まれるオニオンエキスやパウダーでも毒性を有しています。
犬が玉ねぎを食べた場合の中毒量は「体重1kgあたり15~30g」 と言われていますが、体質や健康状態によっては少量を口にしただけで中毒を起こしてしまう犬もいますので十分に注意し、与えないようにしましょう。
もしも愛犬がネギ類を食べてしまったときは、自己判断で処置をせず、まずは獣医師に状況を説明し、指示を仰ぐことをおすすめします。
また、食べてしまった直後は症状が無くても数日経ってから発症することもありますので、注意深く愛犬の様子を見てあげてください。
「にんにく」や「らっきょう」もネギ類に含まれますので、愛犬には与えないようにしましょう。
●アボカド
「ペルシン」という成分は中毒症状を引き起こし、下痢や嘔吐、呼吸困難などを起こす可能性があります。
アボカドをどのくらい与えると危険なのかはっきりわかっていませんので少量でも与えることは避けましょう。
もしも愛犬がアボカドを食べてしまったときは獣医師に診てもらうことをおすすめします。
野菜をあげるときの注意点
野菜の皮には農薬などが完全に取り除かれずに付着している可能性があります。
芯や種に中毒物質を含んでいる野菜もあるため、皮・芯・種は必ず取り除いて与えるようにしましょう。
また、犬は野菜を消化し栄養を吸収するのは得意ではありません。 野菜を与える際は小さくカットしたものを与えるようにしましょう。
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判断に迷った時はやめておきましょう
もしもあげて良いか判断に迷った時はやめておきましょう。または獣医師に相談するなど十分な注意が必要です。
犬にはそれぞれ好き嫌いもあります。 野菜の栄養価や相性を確認して食べさせてあげてくださいね。
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