猫の鳴き声や鳴き方がいつもと違うのは不調のサイン?考えられる5つの理由
「愛猫の鳴き声がいつも聞き慣れている声と違う」ことはありませんか?
飼い主さんとしては些細な変化も「病気なのかなぁ」「不調を知らしてるのかなぁ」など、心配になりますよね…。
そこで今回は猫の鳴き声が普段と違う時に考えられる理由をご紹介していきます。
不調の可能性もありますので、猫の気持ちに寄り添う参考にしていただければ幸いです。
そもそもなぜ猫は鳴くの?
人に飼われている猫が鳴く理由は、人間に気持ちを伝えるためと言われています。
甘えていたり、欲求があったりなど喜怒哀楽の感情を飼い主さんに伝えて、コミュニケーションをとろうとしてくれているのです。
一方で野良猫の場合、猫同士で喧嘩している時・威嚇時・発情期以外にあまり鳴きません。
なぜなら野良猫は外敵から身を守らなければいけないため、声を出して鳴くことで自分の居場所を知られないようにしているからです。
猫同士でのコミュニケーションは、毛づくろいや鼻と鼻をくっつけたりして行われることが多いです。
「何か伝えようとしてくれているんだ」と思うと、愛猫の鳴き声が一層愛おしくなりますよね。
猫の鳴き声が違う時に考えられる可能性
●不調を訴えようとしている
・かすれている
・うなるように鳴いている
・甲高い
このような場合、不調のサインかもしれません。
鳴き声の他にも異常がないかよくチェックをして、気になることがあれば動物病院で診てもらうと良いでしょう。
また排尿するたびに鳴くことがあれば、頻尿系の病気や腎臓病であることもあります。多飲多尿をしていないか、しっかりと食事はとっているか等を見て、健康管理をしてあげてください。
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猫の体調不良サイン5つ。不調の仕草と飼い主が愛猫のために出来ること。
●発情による変化
発情期による求愛行動として声を発して鳴きます。
この場合猫の声はとても大きいため、寝不足になってしまうという飼い主さんもいらっしゃるようです。
●喉に炎症が起きている
いわゆる「猫風邪」をひいている時、喉に炎症が起きて声がかすれることがあります。
声の異変の他にも、目やに・くしゃみ・鼻水などの症状があった場合は動物病院で診てもらうことをおすすめします。
猫風邪のほとんどは自然治癒をしていきますが、風邪をひいている時は免疫力が低下しているので他の病気を併発させないように注意が必要です。
猫風邪の他にも、鳴きすぎたことによって喉に炎症が起こることがあります。
喉を休ませてあげれば炎症は治っていきますので、鳴いている原因を把握して、あまり長時間鳴かせないようにすると良いでしょう。
●成長による変化
人間にも声変わりがあるように、猫も成長によって声が変わることがあります。
7歳以上の中年期に差し掛かると声がトーンダウンすることがありますが、病気ではありませんので安心してくださいね。
●甘えている
飼い主さんに向かって普段より長めに「にゃーん」と可愛らしく鳴いている場合、「甘えたい」「かまって欲しい」と思っていることが多いです。
猫とコミュニケーションをとってあげてください。
ただ鳴くたびに全ての欲求に応えていると、「鳴けば言うことを聞いてくれる」と学習することもあります。猫の欲求には適度に応えてあげましょう。
普段の鳴き声を把握しておくことが大切
猫の鳴き声の変化によって、不調や感情が分かることもありますので愛猫の普段の鳴き声を把握しておきましょう。
体調不良に気付けるだけではなく、段々と猫の伝えたいことが分かるようになるはずですからね。
鳴き声の他に異変を感じたり、数日間声に違和感を覚えることがあればかかりつけの動物病院で診てもらうことをおすすめします。
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