11匹の猫と暮らすニャンスタグラマーが教える多頭飼いのコツとは?〜新入り猫編〜/もちもちブラザーズコラム
こんにちは。ニャンスタグラマーのmochi_ryokoです。
以前「猫が幸せに暮らせるように。11匹の大家族との生活【interview Vol.04】」というインタビューをしていただき、そのご縁で実際に猫と暮らしている経験談を元にコラムを書かせていただくことになりました。猫たちとの出会いや、猫への思いなどを熱く語らせてもらったので、そちらもぜひご覧くださいね!
さてさて、現在、私は11匹の猫たちと暮らしています。
2020年の3月まで、東京で「もちもちブラザーズ」こと、よもぎ♀・きなこ♂・おはぎ♂と1DKの賃貸マンションで暮らしていました。
しかし、コロナウィルスの感染拡大にともなって実家のある山口県に移住。実家には7匹の先住猫がおり、よもぎ・きなこ・おはぎを入れて総勢10匹の大家族に!さらにその後、7月の初めに家に迷い込んできた子猫を保護し、11匹とのドタバタ生活を送っています。
今回はそんな我が家の「多頭飼いのコツ」や「新入り猫を迎え入れる時の注意点や工夫」についてお話しようと思います。
新しい猫がやってきた!
我が家に子猫がやってきたのは突然のことでした。
7月のある夜のこと、ガレージから大きな猫の声が聞こえてきたのです。
声をたどってみると、そこにはまだ手のひらサイズのキジ白猫が。
保護できたのは最初に声を聞いてから5日後のことでした。
母猫とはぐれてしまったのか、捨てられて迷い込んでしまったのか、痩せていて泥んこだったこの子猫を「モネ」ちゃんと名付けて我が家に迎えることにしました。
もちろん、先住猫たちにとっては大きなストレスになります。
たとえ現在10匹で暮らしているとしても、猫は「縄張り意識」が強い生き物。
自分の縄張りの中に知らない猫が入ってくることを良くは思いません。
今までも新入りが入ってくるたびに、縄張りを主張してスプレーする子がいたり、猫同士で喧嘩したりと一筋縄ではいきませんでした。
今では、お互いのテリトリーを認めあって、仲良く?(それぞれ自由に)暮らすことができていますが。
しかし、モネちゃんの登場はせっかく落ち着いてきた生活環境をいきなりぶち壊してくるようなもの!その上、今までワガママし放題だった末っ子たちにとっては強いライバルのような存在です。
そう、新しい猫を迎え入れるときには細心の注意が必要なのです。
みんなのお気に入りの場所を確保すること
まず、今までの経験から、先住猫のお気に入りの場所や子猫から避難できる場所を確保することを優先しました。
自分のテリトリーの中に知らない猫が入ってくると、怒って威嚇したり、怖がって逃げたりと、猫によって反応は様々。
モネちゃんに邪魔されず、先住猫が落ち着けるスペースが必要なのです。
子猫が登ることのできない棚の上などに、いつも寝ているベッドやクッションを置いてあげるだけでも大丈夫です。
よもぎ・きなこ・おはぎも、最初のうちはタンスの上に避難して、モネちゃんの動きをじっと観察していました。
相性の悪い猫は別の部屋に避難
威嚇して攻撃するような猫や、怖がってパニックになってしまうような猫は別の部屋に避難させること。
徐々に慣れてくる場合もありますが、もちろん相性の悪い猫もいます。
我が家でも相性の悪い猫はいますが、相性が悪いからと言って毎日ケンカしているわけではなく、それぞれ関わらないようにバランスをとって暮らしています。
しかし対子猫となると距離感が違います。
いきなり「あそぼー!」といって飛びかかってくることもありますから…(汗)
猫によって距離感は様々なので、無理に仲良くさせようとしないことが大事です。別の部屋のほうが安心できるのであれば、その方が良いですね。
子猫の遊びたいパワーは飼い主が遊んで解消
子猫はとにかく元気!
遊び盛りのモネちゃんはとにかく遊びたくて、先住猫が寝ていてもお構いなしに飛びかかっていきます。
これが先住猫にとっては迷惑で、結構なストレスになってしまいます。
特に我が家は老猫が多いので、子猫のペースで追いかけっこや取っ組み合いをすると、疲れてしまうみたいでした。
そこで、子猫の遊びたいときには、人間がおもちゃで遊んであげるようにしました!遊び疲れると満足してぐっすり寝てくれるのです。
これが先住猫にも子猫にもストレスをためさせない良い方法だと思います。
慣れてくると、若い猫たちとモネちゃんが追いかけっこをするようになりますが、それは結構先のお話。
先住猫を優先すること
これはネットや書籍でもよく言われていることですが、何をするにも先住猫を優先させるのがもっとも大事だと思います。
子猫は可愛いですし、放っておくと何をしでかすかと心配でついつい構ってしまいますよね。
先住猫はそれをどう思っているか…実は、見ていないふりをして遠くからメラメラと嫉妬の炎を燃やしているのです。
そう、猫は意外と嫉妬深い生き物です。
ワンちゃんみたいに嫉妬を丸出しにしてくれたらわかりやすいのですが、猫はあくまでも「全然気にしてないけど?」というスタンス。
超ツンデレなので素直じゃありません。でも本当はかまってほしいと思っているのです。
だから、ごはんの順番や遊び・スキンシップなど、小さなことでもまずは先住猫を優先するように。
そうすることで新入り猫に対するイライラを軽減させることができます。
逆に、これができていないとトイレ以外の場所でおしっこされたり、ごはんを食べなくなってしまったりと猫にとっても飼い主にとっても散々な結果に…
まずは上の子に寂しい思いをさせないことです。
しっかり愛情を注いであげましょうね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回のコラムでは、多頭飼いで一番の問題「トイレ」についてお話します。
mochi_ryoko
出典:@mochi_ryoko
出典:@mochi_ryoko
<PROFILE>
2020年3月に東京から実家のある山口県へ3匹の猫「もちもちブラザーズ」こと、よもぎ♀・きなこ♂・おはぎ♂と共に移住。実家の先住猫7匹と「もちもちブラザーズ」合わせて10匹の猫との新生活を始める。さらにその後、2020年7月に自宅へ迷い込んできた子猫を保護し、現在は11匹の猫とドタバタ生活を送っている。Instagramは4万人以上のフォロワーがいる大人気ニャンスタグラマー。
Instagram:@mochi_ryoko