猫が飼い主さんの手や顔を舐める3つの理由!喉をゴロゴロさせて舐めるのは愛情表現?
猫と生活してる中で「よく手や顔を舐められる」という経験をしている飼い主さんもいらっしゃるかと思いますが、なぜ猫は飼い主のことを舐めるのでしょうか?今回は「猫が飼い主のことを舐める理由」などをご紹介していきます。
そもそもなんで舐めるの?
猫にとって「自分の体を舐める」ことは、毛づくろい(グルーミング)の意味をもちます。
猫にとって毛づくろいとは、
・体を清潔に保つため
・気持ちを落ち着かせるため
・嫌な匂いを消すため
・仲間とのコミュニケーションのため
などの役割を果たす大切なものです。
ただ、過剰に体を舐めているのは、皮膚病やストレスが原因になっている可能性もあります。
ずっと毛づくろいをしていると思ったら、舐めている箇所の状態を見て、炎症や脱毛が起きていないか確認してあげてください。他にも食事や排泄物の状態などをチェックして異変がないか見てあげましょう。
過剰な毛づくろいは皮膚を傷つけてしまい、皮膚炎になってしまうこともあります。飼い主さんが健康状態を管理してあげてくださいね。
猫が飼い主を舐める時の気持ちは?
●舐める時の猫の気持ち1:愛情表現をしている
猫が自分以外を舐める主な理由は、愛情表現であると言われています。
「仲間だよ」「信頼しているよ」「大好きだよ」と気持ちを届けてくれている行動です。
仲間の猫や子猫や兄弟猫の体を舐めることもありますが、これもまた同じ愛情表現であり、信頼している相手にしかしない行動です。
特に飼い主さんの顔を舐めてくるのは、愛情ゆえの行動と言われています。また舐めながら喉をゴロゴロを鳴らしているのも、愛情表現の一つ。ありがとうという気持ちを込めて優しく撫でてあげてください。
●舐める時の猫の気持ち2:欲求があることを伝えている
愛情表現以外にも飼い主さんに叶えて欲しい欲求がある場合、舐めてくることがあります。特に寝ている時に舐めてきたら「かまって欲しい」「ご飯が食べたい」という欲求のサインである可能性が高いです。
朝、寝ている飼い主さんの顔を舐めてくるのは、ご飯がほしいからかもしれません。
●舐める時の猫の気持ち3:お礼・お返し
猫を撫でた後やブラッシングをした後などに舐めてくるのは、「ありがとう」という気持ちを伝えようとしている行動です。
また「毛づくろいをしてくれたお礼に、やってあげるね」とお返しで毛づくろいをしてくれようとすることもあります。
この「お礼・お返し」の行動は信頼関係が築けていないとやらない行動。つまり愛猫との関係がとても良好という証でもあります。
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猫に舐めるのをやめさせる方法
愛猫からの愛情表現は嬉しいものですが、猫の舌はざらざらしているので舐められると痛みを感じることもあるかと思います。
そこで、舐められるのをやめさせたい時には猫の気をそらしてあげましょう。
お気に入りのおもちゃで遊んであげたり、全身を思い切り撫でてあげたりして、猫の欲求を満たしながら気をそらしてあげましょう。そうすると猫も満足して舐めるのをやめてくれるはずですので、状況に応じて、上手にスキンシップをとりましょう。
猫の気持ちに寄り添って
猫は人間のように言葉を発することができない分、仕草や行動で私たちに気持ちを伝えようとしてくれます。猫を飼っている方は愛猫の気持ちに寄り添って、より深い信頼関係を築いていってくださいね。そうすれば愛猫はもっと飼い主さんに「大好き」と伝えてくれるはずですよ。
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