うさぎと言えば、ニンジンを食べるイメージはありませんか？
イラストでうさぎとニンジンはよく一緒に描かれ、「うさぎのご飯＝ニンジン」と思っている人も少なくないかと思います。

しかし実は、うさぎにニンジンだけを与えては健康に育ちません！
ニンジンが嫌いなうさぎも中にはいますから、正しいうさぎの食生活を知って、食事の管理をしてあげてください。

今回は「うさぎの餌」について解説していきます。
主食として何を食べるのか。
与えてはいけない野菜や果物はなにかなどなど。
【うさぎの食事の基本】をうさぎ飼い初心者さんへ向けてお届けします。

うさぎの主食

うさぎは「草食動物」、そのため主食は牧草やペレットです。
牧草は「マメ科」と「イネ科」の二種類があります。

「マメ科」は高タンパク高カルシウムで成長期のうさぎにぴったり。
「イネ科」は草が大きく高繊維質のため大人のうさぎにぴったりです。

ペレットとはうさぎに必要な栄養素が凝縮された固形状のものです。
うさぎ専門店にいくと「長毛種用」「短毛種用」など種類が様々売られています。
年齢や体型を考慮して、与えるペレットを考えましょう。
ショップなどでアドバイスをもらえるので、参考にしてみてもいいかもしれません。

にんじんは与えていいの？

にんじんなどの野菜も与えてOK！ただ、あくまでも牧草やペレットの副食として与えましょう。多く与えすぎると栄養素が偏り肥満の原因になる可能性もあります。
また、水分量の多い野菜を取りすぎるとお腹を壊すことも…野菜はうさぎの好物ですので、量に注意しながら与えましょう！

うさぎに与えてもいい野菜・果物

にんじん、きゃべつ、小松菜、セロリ、水菜など。
りんご、いちご、バナナ、梨、マンゴーなど。
※果物は糖分とカロリーが高いため、与えすぎには注意です。

与えてはいけない野菜

野菜や果物であればなんでも副食として与えていいわけではありません。
少量でも中毒を起こす可能性もありますので、与える前は必ず確認しましょう。

• たまねぎや長ネギなどのネギ類

下痢や嘔吐、赤血球の破壊、貧血などの可能性。

• ジャガイモやサツマイモなどもイモ類

イモ類に含まれるでんぷん質による肥満。イモの芽（ソラニン）から中毒症状の可能性。

• アボカド

アボカドに含まれる成分により中毒症状の可能性。嘔吐、下痢、呼吸困難、胃腸刺激が起こることも。もしもあげて良いか判断に迷った時はやめておきましょう。うさぎの健康を守るために、飼い主さんがしっかり判断してあげてくださいね。

食事管理をして健康を守ろう！

うさぎの健康を守るのも飼い主の大切な役目です。
食べて大丈夫なものといけないものを把握して、食事を管理してください。
うさぎそれぞれ好き嫌いもあります。

好物の果物や野菜をご褒美としてあげてもいいかもしれません。
コミュニケーションもしっかりととり、楽しいうさぎとの時間を送ってくださいね。