犬も虫歯になる?歯磨きの頻度や嫌がる犬への方法!人間の歯磨き粉は使っていい?
人間は毎日必ず歯を磨きますが、犬はどうでしょう?きっと毎日歯磨きをさせている飼い主さんは少ないかと思います。そもそも、歯磨きする意味はあるのか?
犬も虫歯になるのか?など。今回は「犬のデンタルケア」についてご紹介していきます。
犬も虫歯になるの?
犬も虫歯になるのか?答えは、「はい」です。
ただ、虫歯の心配よりも「歯周病」になる可能性の方が高いです。
犬は人間とは唾液に含まれる成分が異なるため比較的なりにくいとされていますが、歯垢が歯石化し炎症を起こす歯周病にはなりやすいので注意が必要となります。
歯周病になってしまったら、
●口臭がひどくなる
●歯茎の出血
●歯を支える顎の骨(歯槽骨)の溶化
●歯が抜け落ちる
などの症状が起きてしまいます。
また、口周りに関することだけではなく細菌が入り込み、
●心臓病
●腎臓病
のきっかけになってしまうことがあります。
愛犬の健康を守り、歯周病を予防するためにも、歯磨きは必要です。
犬の歯磨きの頻度は?
理想を言えば、歯磨きの頻度は毎日が好ましいでしょう。
ただ、時間も手間もかかりますし、歯磨きに慣れていないわんちゃんからしてみればストレスでしかありません。
ですので、最初は週に2〜3回ほどから始めていきましょう。
いきなり歯ブラシで磨いていくとびっくりさせて嫌がる可能性があります。
歯磨きシートで優しくふき取り、歯垢を取り除いてあげてください。
人間用の歯磨き粉を使うのは、絶対にNGです!
人間用の歯磨き粉は、犬の健康を害するキシリトールが配合されているものがほとんどですので、使うとするのなら犬用のものを必ず選んでください。
■こちらの記事も読まれています■
犬が絶対に食べてはダメなもの!特に注意が必要な6つ。死の危険性も
歯磨きを嫌がる犬への対処法
慣れていない犬ですと、いきなり歯を触ることは難しいかもしれません。
びっくりして飼い主さんの手を噛み付いてしまう恐れもありますから、愛犬の様子を見ながら行ってみてください。
どうしても歯磨きもシートも受け付けないようでしたら、デンタルケアが出来るおもちゃやおやつを与えてあげるといいでしょう。
犬のストレスもなくして、楽しく予防ができます。
ただ、おやつの場合そのまま丸飲みしてしまう可能性もあります。
それでは意味がありませんので、おやつを手で持つなどしてちゃんと噛ませてあげながら一緒にデンタルケアをしてください。
歯の健康も飼い主が守って
お散歩やしつけだけではなく、健康管理するのも飼い主の役目です。愛犬と長く一緒に暮らしていくためにも、歯磨きまで行いましょう。
長い間歯磨きをさせていなくて心配であれば、動物病院でわんちゃんの歯の状態を診てもらうといいでしょう。
大丈夫だと思っていても、歯石が溜まっていた!なんてこともよくあります。歯磨きを習慣化して、愛犬と幸せな日々を送りましょう!