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POSTED on 2024.11.20

猫は人間の言葉を理解している?愛猫とのコミュニケーションに言葉が重要とされる理由

猫と人間の関係性を考えるとき注目されるのが「言葉」です。ここで突然ですが、猫を飼育している飼い主のみなさんは、猫が人間(飼い主)の言葉をどの程度理解しているかご存じでしょうか?近年の研究によって、猫は人間が思っている以上に私たちの言葉をしっかりと受け取っていることがわかっています。

そこで今回は「猫は人間の言葉をどの程度理解しているのか」に焦点をあてて解説します。

猫とのコミュニケーションに言葉を用いたほうがよいといわれる理由もあわせてご紹介しますので、愛猫と接する際のヒントとして活用してください。

猫は人間の言葉をどのくらい理解しているのか 

一説によると、猫の知能は人間の1歳半から2歳半の子ども程度とされており、80語程度の単語を聞き分けることができるといわれています。

猫は特定の単語(例えば「ごはん」、「チュール」、「ダメ」など)に対して反応を示し、飼い主の言葉の調子から褒められているか、叱られているかを判断することができるようです。

猫の認知能力についてはさまざまな研究がおこなわれており、上智大学による研究では、猫が自分の名前をほかの名詞やほかの猫の名前と区別できることが明らかになっています。

そのほかにも、「Scientific Reports」誌に掲載された研究では、家庭で暮らす猫がほかの猫の名前を認識する能力について調査がおこなわれました。

この実験では、猫にほかの猫の写真(視覚刺激)と、飼い主が呼ぶその猫の名前の録音(聴覚刺激)を提示する方法が取られました。研究の結果、家庭で暮らす猫はほかの猫の名前と顔を一致させる能力に長けていることがわかったのです。これは家庭で飼育されている猫が、周囲の猫や人間の相互作用を観察することによって、ほかの猫の名前を学習し認識することを示しています。

以上のことから、猫は人間の話す言葉すべてを理解しているわけではありませんが、自分の名前や好きなおやつの名称、身近で生活するほかの猫の名前など、自身に関連性の高い言葉をしっかりと理解していることをあらわしています。

猫にも訓練と芸が可能か 

高い認知能力で人間の言葉を理解している猫ですが、訓練や芸を覚えさせることはできるのでしょうか?

猫は訓練によって数多くの芸を覚えることできるものの、犬と異なり飼い主に従順ではないため、猫の性格によっては訓練を受け付けないことがあります。このことから、犬のように難易度の高い訓練を受けるのは苦手なようです。

犬は長い歴史のなかで人間の指示に忠実であるよう改良されてきました。一方で猫は、ねずみを駆除するという点で使役されてきた過去を持っていますが、これは猫の習性を利用したものであるため、人間の指示による影響は限定的です。

これらのことから、高い認知能力を持った猫が犬のように訓練や芸をみずから進んでこなそうとしないのは、性格による好き嫌いだけではなく、人間との付き合い方という点で、大きな違いがあることも関係しているといえるでしょう。

言葉を用いたコミュニケーションの重要性

言葉を用いたコミュニケーションにはどのような効果があるのでしょうか。考えられるものを4つご紹介しますので、愛猫と接する際のヒントにしてください。

感情を伝えられる

愛猫へ話かける際の声のトーンや高さを変えることで、愛情や安心感などの感情を伝えることができます。穏やかで優しい声は猫をリラックスさせ、信頼関係を築くのに効果的です。

絆が深まる

定期的に話しかけることで、愛猫との絆を深めることができます。猫は人間(飼い主)とのコミュニケーションを通じて学習し、より親密な関係を築こうとします。

訓練と行動の指導に役立つ

猫の性格や飼育環境などによるものの、猫は訓練を通じて特定の言葉やコマンドを理解し、それに応じて行動を取ることができます。

コミュニケーションの一環にもなるため、トイレや爪とぎなど、基本的な訓練を施すのもおすすめです。

安心感をあたえる

猫は不安やストレスを感じている際、飼い主の声に反応し安心感を得ることがあります。家族が増えた、引っ越しをしたなど、環境が変化したばかりの頃はとくに猫へかかるストレスも大きいです。そのようなときは、愛猫が安心できるよう積極的に声をかけてあげるとよいでしょう。

あなたの言葉は愛猫にしっかり届いている 

猫とのコミュニケーションにおいて、飼い主の言葉が果たす役割は非常に大きいです。猫は飼い主の声のトーンやリズムを通じて感情や意図を理解し、繰り返される特定の言葉やフレーズを学習します。このようなコミュニケーションは、愛猫との絆を深めるだけでなく、互いへの理解と信頼関係の構築に効果的です。

飼い主であるあなたの言葉はしっかりと愛猫に届いています。言葉を大切にし、積極的なコミュニケーションを心がけることが、愛猫との幸せな時間を過ごす秘訣になることでしょう。

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