猫のためのDIYキャットウォーク 安全で楽しい空中遊具の作り方
猫は本来、高い場所を好み、上下運動をすることで運動不足やストレスを解消する習性を持つ動物。
室内飼いの猫は上下運動が不足しがちで、運動不足になると「ストレスが溜まる」「肥満になりやすい」など、心身に悪影響を及ぼすことも。
そんな猫のために、部屋の壁面を利用したDIYキャットウォークを設置してあげましょう。
そこで今回は、「猫にキャットウォークが必要な理由」や、「猫のためのDIYキャットウォークの作り方」「設置する際の注意点」についてご紹介します。
猫にキャットウォークが必要な理由
猫にとって上下運動は欠かせないものですが、室内飼いの場合はスペースが限られ、十分な運動をさせるのが難しいですよね。
だからといって上下運動が不足したままだと、愛猫は運動不足やストレスを抱えてしまいます。
猫の運動不足は、心身にさまざまな悪影響をもたらしかねません。
猫が運動不足になると起こる可能性のある悪影響とは、以下のようなものです。
・肥満になる
・筋肉量が低下する
・関節トラブルを抱えやすくなる
・脳の活性化ができず、老化が早まる
・ストレスが溜まり、攻撃的になるほか、問題行動が増える
・膀胱炎や糖尿病、そのほかの病気を発症するリスクが高くなる
飼い主さんは愛猫が健康的な生活を送れるよう、室内でもしっかりと上下運動をさせましょう。
次は、「猫のためのDIYキャットウォークの作り方」を見ていきましょう。
猫のためのDIYキャットウォークの作り方

愛猫には、室内でも安全に楽しく上下運動をさせてあげたいですよね。
以下のようなDIYキャットウォークで、愛猫と楽しい空間を作りましょう。
棚板ステップ
「棚板ステップ」は、手軽に取り入れられる人気のDIYキャットウォークです。
猫は本能的に高い場所へ登ることが大好きなので、「棚板ステップ」は上下運動不足やストレスの解消にも最適です。
「棚板ステップ」は、壁面に等間隔で棚板を取り付け、猫が飛び移りながら登れるようにするだけ。
このときに使用する棚板は、猫の体重をしっかり支えられる、耐荷重の高いものを選んでください。
「棚板ステップ」は、以下のような手順で設置しましょう。
・壁の下地の位置を確認し、棚受け金具をしっかりと固定する
・猫が無理なく飛び移れる間隔で棚板を配置する
・滑り止めシートやカーペットを棚板の上に貼る
・実際に愛猫を乗せてみて、ぐらつきがないか確認する
以下は、「棚板ステップ」の注意ポイントです。
・棚板は必ず下地のある場所にビス留めする
・段差を作りすぎず、無理なく上り下りできる高さに調整する
・愛猫が落下しても大きな怪我をしないよう、下に厚手のマットを敷く
突っ張り棒ポール
猫が楽しめるDIYキャットウォークとして、「突っ張り棒ポール」もお勧めです。
天井と床の間に突っ張り棒を設置し、爪とぎ素材の麻縄を巻き付けたポールの光景は、SNSなどでもよく見かけますよね。
室内での「突っ張り棒ポール」には、下記のような素材をお勧めします。
・滑り止め加工のされた突っ張り棒
・麻縄やジュート素材のロープ
・爪とぎ機能付きのカバー
「突っ張り棒ポール」は、以下のような手順で設置しましょう。
・突っ張り棒を天井と床の間にしっかりと固定する
・ポールに麻縄などを隙間なく巻き付ける
・棚板やステップと組み合わせて高さに変化をつける
・愛猫を実際に登らせて、安定性を確認する
以下は、「突っ張り棒ポール」の注意ポイントです。
・突っ張り棒の耐荷重を必ず確認してから設置する
・天井の材質によっては設置できない場合があるため事前に確認する
・定期的に緩みがないか点検し、締め直す
ハンモックステップ
「ハンモックステップ」も、猫が楽しめるDIYキャットウォークです。
ハンモックとは布製の吊り下げ型の休憩スペースのことですが、「ハンモックステップ」は棚板の合間に設置する簡単な工夫なので気軽に始めてみましょう。
「ハンモックステップ」には、以下のような取り入れ方があります。
・チェアタイプ=棚板の下に布を張り、休憩スペースとして活用する
・バスケットタイプ=壁面に固定したカゴを設置し、くつろげる場所を作る
・吊り下げタイプ=天井から紐で吊るし、揺れを楽しめる休憩場所を作る
以下は、「ハンモックステップ」の注意ポイントです。
・愛猫が飽きてしまわないように、素材や高さに変化をつける
・落下事故を防ぐため、耐荷重をしっかり確認してから設置する
・爪が引っかかりやすい生地を避け、丈夫な布を選ぶ
いずれのハンモックステップでもオヤツを活用すると猫の動きを誘導しやすくなりますが、あげ過ぎには注意しましょう。
次は、キャットウォークを「設置する際の注意点」を見ていきましょう。
設置する際の注意点

高い場所を好む猫のために、思いっきり上下運動をさせてあげたい!
以下は、そんな飼い主さんと元気な愛猫にお勧めの設置ポイントです。
壁の強度確認
DIYキャットウォークは見た目の楽しさが魅力的なスポットですが、強度が不十分だと転落事故につながることがありますよね。
壁の下地をしっかり確認してから設置すれば、猫の体重がかかっても安定した状態を保つことができます。
また下地のない場所への設置は、時間が経つと棚板が外れる危険があるので、専用の下地センサーなどで事前に確認しておきましょう。
動線の確保
猫のDIYキャットウォークとして、部屋全体を回遊できる動線の確保もお勧めです。
近ごろは棚板だけでなく、キャットタワーや窓際スペースも組み合わせた「ぐるっと周遊できるキャットウォーク」も増えてきました。
動線を確保することで着地の際の負担が分散されるので、関節トラブルのある猫や肥満気味の猫、シニア猫の運動不足やストレス解消に効果が期待できます。
楽しく遊びながらできる猫の上下運動

上下運動が不足すると、愛猫の心身にさまざまな悪影響が起こりやすくなります。
室内飼いで運動スペースが十分に確保できないときは、DIYキャットウォークで愛猫の運動不足やストレスを解消してあげましょう。
愛猫が室内で上下運動を楽しみながら過ごせるようになると、飼い主さんとの信頼関係もさらに深められそうですね!