トマトを食べても大丈夫!犬にトマトを与える際の注意を解説!
夏場は家庭菜園やスーパーの店先で目にする機会が増えるトマト。
みずみずしく栄養も豊富なことから、愛犬にも分けてあげたいと感じる飼い主さんは少なくないでしょう。
ただしトマトには、犬に与えるうえで気をつけたい部位や分量が存在します。
知識が不十分なまま口にさせてしまうと、体調を崩す原因になりかねません。
今回は、「トマトを与える際に気をつけたい部位や成分」と、「愛犬へ安全にトマトを取り入れる方法」「そのほかの注意点」について解説していきます。
トマトを与える際に気をつけたい部位や成分
トマト自体は犬にとって危険な食材ではありませんが、与え方次第で不調につながることがあります。
なかでも意識しておきたいのが、以下のような部位や成分です。
・青みの残る未熟なトマトやヘタ、葉、茎にある「トマチン」という毒性成分
・皮や種がもたらす消化のしづらさ
・ヒスタミンなど仮性アレルゲンによる皮膚のかゆみや腹部の不快感
・トマトに含まれるタンパク質が引き金となるアレルギー症状
・量を与えすぎたことによる嘔吐や軟便
これらのリスクをあらかじめ把握したうえで、愛犬にトマトを取り入れることが大切です。
次に、「愛犬へ安全にトマトを取り入れる方法」を確認していきましょう。
愛犬へ安全にトマトを取り入れる方法

ポイントさえ押さえれば、トマトは愛犬にとって無理なく楽しめる食材になります。
以下の方法を参考に、安心して取り入れてあげましょう。
赤く熟したものを選ぶ
毒性成分の「トマチン」は、未熟な青いトマトやヘタ、葉、茎の部分に多く含まれています。
そのため愛犬用には、しっかりと赤みが出た完熟のものを選ぶのが基本です。
「赤く熟したものを選ぶ」際の流れは、以下の通りです。
・実全体にムラなく赤みが出ているかをチェックする
・ヘタや茎、葉は取り除き、果肉部分のみを与える
・青さが残る場合はしばらく置いて追熟させる
「赤く熟したものを選ぶ」ときに気をつけたいポイントです。
・外見が赤くても切ってみて内部に青みがないか確かめる
・自家栽培のトマトは特に熟し具合を丁寧に見極める
・判断に迷う場合は加熱してから与えると安心できる
皮と種は取り除いてから与える
トマトの皮は消化されにくく、種と重なることで胃腸に負担がかかりやすくなります。
「皮と種は取り除いてから与える」ことで、愛犬のお腹への負担を軽くしてあげられます。
「皮と種は取り除いてから与える」際の流れは、以下の通りです。
・湯むきなどの方法で皮を外す
・種の部分もできる限り除いておく
・食べやすいサイズに細かくカットする
「皮と種は取り除いてから与える」ときに気をつけたいポイントです。
・小型犬や子犬にはより細かく刻んで与える
・喉に詰まらないよう食べている様子をそばで確認する
・胃腸が弱い愛犬にはとりわけ丁寧な下処理を行う
与える量を控えめにする
低カロリーで栄養価が高いトマトですが、量が多すぎると軟便や嘔吐を招くことがあります。
「与える量を控えめにする」ことで、体への負担を抑えながらメリットだけを取り入れられます。
「与える量を控えめにする」際の流れは、以下の通りです。
・トマトはあくまでおやつ・ご褒美の位置づけで与える
・一日の摂取カロリーの1~2割程度を目安にする
・体格や体調に合わせて分量を調整する
「与える量を控えめにする」ときに気をつけたいポイントです。
・初めて与えるときはごく少量からスタートする
・習慣的に与える場合も量を一定に保ちすぎない
・持病を抱える愛犬には事前に獣医師へ相談する
続いて、「そのほかの注意点」を見ていきましょう。
そのほかの注意点

部位や分量に加え、愛犬の年齢や体質に応じた配慮も欠かせません。
以下は、飼い主さんに知っておいていただきたい内容です。
子犬・シニア犬の場合
消化機能が未発達な子犬は、トマトをうまく消化しきれず下痢や嘔吐につながることがあります。
消化力が落ちてきたシニア犬も同様に、控えめな量から様子を見つつ与えるのが望ましいでしょう。
不安な場合は、加熱してやわらかくしたものをごく少量から試してみてください。
加工されたトマト製品には注意
トマトジュースやケチャップ、トマト缶などの加工品は、塩分や糖分、調味料が多く使われがちです。
こうした成分は犬の体に負担をかけることがあるため、与えるなら味付けのない生のトマトを選びましょう。
加工品をどうしても使う場合は、無塩・無添加のものをごく少量にとどめてください。
トマトを取り入れた食生活のために

熟した果肉部分を正しい方法で与えれば、トマトは愛犬にとって栄養面で嬉しい食材の一つとなります。
一方で青い部分や皮、種、そして過剰な量には注意が必要で、体質によっては控えたほうがよいケースもあります。
正しい知識を持って取り入れることで、愛犬との食生活をより安心して豊かなものにできるでしょう。