犬のお手入れの必需品リスト!快適な生活のために必要なケア
愛犬の快適な生活のためのケアとして、欠かせない「お手入れ」。
犬の健康にもつながるお手入れは、スキンシップの延長として行うと愛犬もリラックスできて楽しい時間が過ごせます。
犬のお手入れには専用のグッズが必要なので、ワンちゃんを家族に迎え入れる前にお手入れの必需品を準備しておきましょう。
そこで今回は、「犬のお手入れの必需品リスト」をケアの種類別にご紹介。
また、それぞれのお手入れが必要な理由もあわせて解説します。
犬の被毛のお手入れ
犬の快適で健やかな生活を守るケアのなかでも、大切なのが身体の「お手入れ」。
犬のお手入れは大きく分けて4種類ですが、それぞれに「必要な理由」や「お手入れの必需品」があります。
まずは、犬の「被毛のお手入れが必要な理由」と「被毛のお手入れの必需品」を見ていきましょう。
犬の被毛のお手入れが必要な理由
犬の被毛のお手入れが必要な理由は、抜け毛対策や、皮膚を衛生的な状態にキープするため。
そのため、定期的にペットサロンの施術を受けている愛犬でも、家庭での被毛のお手入れを欠かすことはできません。
犬の被毛のお手入れを怠って毛玉ができたり被毛に埃がたまったりすると、皮膚炎などのトラブルにつながることも。
犬の被毛はシングルコート、ダブルコートの2種類ですが、とくにダブルコートの犬種の場合、換毛期のお手入れを怠ると衛生面に問題が生じやすくなります。
次は、「犬の被毛のお手入れの必需品リスト」をご紹介します。
被毛のお手入れの必需品リスト
犬の被毛のお手入れの必需品は、以下のようなアイテムです。
・スリッカーブラシ
「く」の字の形のピンが、ゴムクッションにびっしり埋め込まれているブラシ
ハードタイプとソフトタイプがあり、長毛種・短毛種・ワイヤー(剛毛)種に使用可
・ピンブラシ
先端の丸いピンがゴムクッションから出ているブラシで、主に長毛種に使用される
スリッカーブラシと比較して皮膚を傷つけにくいため、初心者に向いている
・抜け毛ブラシ
ダブルコートの犬種に使用すると、抜け毛を除去しやすくなる
・コーム
ブラッシングの仕上げに使用する「くし」で、細かい部分を整える
犬の爪と肉球のお手入れ
犬のお手入れとして、爪切りや肉球などのケアも欠かすことはできません。
以下は、犬の「爪や肉球のお手入れが必要な理由」と「爪や肉球のお手入れの必需品」です。
犬の爪や肉球のお手入れが必要な理由
「犬の爪は伸びない」と思っている人もいるかもしれませんが、それは誤りです。
日常的に長距離を歩いたり活発に運動したりする犬は、自然に爪が削れて伸びにくくなることもあります。
しかし持病のある犬や高齢犬、運動量の少ない犬の爪は伸び続けるため、カットせず放置すると爪が割れたりケガをしたりする恐れも。
また犬の「狼爪」は、どれだけ歩いても削れることはないので、定期的に切らなければいけません。
愛犬の爪は日ごろからチェックを怠らず、定期的にカットする習慣をつけましょう。
また犬の肉球も、加齢や環境によってひび割れになることもあるため、お手入れが必要です。
爪や肉球のお手入れの必需品リスト
犬の爪や肉球のお手入れの必需品は、以下のようなアイテムです。
・爪切り(ギロチンタイプ)
犬の爪を輪のなかに通してギロチンのようにカットするので、初心者にもつかいやすい
・爪切り(ニッパータイプ)
小さなハサミのような形で爪を挟んでカットするので、細かい部分を切るのに適している
・爪やすり
カットしたあとの尖った部分をなめらかにする
・肉球ケア用クリーム・ジェル
肉球の乾燥や角質化を予防し、硬くなった肉球をやわらかくする
犬の歯のお手入れ
犬は人間と比べると虫歯になりにくいといわれていますが、毎日の歯ミガキなどのお手入れが必要です。
以下は、犬の「歯のお手入れが必要な理由」と「歯のお手入れの必需品」です。
歯のお手入れが必要な理由
犬の歯のお手入れが必要な理由は、歯石がつきやすく、歯周病になることも多いから。
犬の歯石除去や重度の歯周病の治療には、全身麻酔が必要になるケースもあります。
また犬の歯周病を放置して悪化してしまうと、命にかかわる症状を引き起こすことも。
そのため愛犬の歯ミガキは毎日欠かさず行い、週に1度はガーゼなどで歯石がつかないように歯のお手入れをしましょう。
歯のお手入れの必需品リスト
犬の歯のお手入れの必需品は、以下のようなアイテムです。
・犬用歯ブラシ・ガーゼ
犬用歯ブラシは柔らかく歯茎を傷つけにくいため使いやすいが、犬が嫌がる場合は指に巻きつけたガーゼで歯の汚れを落とす
・犬用歯ミガキ
ペースト・ジェル・パウダータイプの3種類があり、犬の好みや使いやすさから選べる
・歯ミガキガム
犬が噛むことで歯ミガキ効果が期待できるが、汚れを落としきることはできない
犬の耳のお手入れ
犬の耳は、「立ち耳」「反立ち耳」「垂れ耳」の3種類ですが、いずれの形でもお手入れは欠かせません。
以下は、犬の「耳のお手入れが必要な理由」と「耳のお手入れの必需品」です。
犬の耳のお手入れが必要な理由
犬の耳のお手入れを怠って汚れを放置すると、耳垢や悪臭、かゆみが発生することもあるので定期的な耳掃除などのケアは欠かせません。
とくに垂れ耳の犬種は、耳の内部に炎症や耳ダニが生じるリスクが高いため、月に2回以上のお手入れが必要です。
なお犬の耳の内部構造は複雑で、耳掃除にもコツがいるので、慣れないうちは獣医師の処置を受けながらお手入れの指導をしてもらいましょう。
耳のお手入れの必需品リスト
犬の耳のお手入れの必需品は、以下のようなアイテムです。
・イヤーローション
犬の耳に垂らしたり、コットンに含ませたりして汚れを拭き取る
・シートタイプ
指先に巻きつけて、耳の汚れを拭き取る
愛犬の快適な生活のためにお手入れは大切
愛犬の健康や快適な生活を維持するためには定期的なお手入れが必要ですが、ケアの時間は、愛犬とのスキンシップやコミュニケーションを取れるひとときでもあります。
お手入れが愛犬のストレスにならないように、優しくリラックスできるようなケアをしてあげましょう。
犬の爪切りや耳掃除などのお手入れは危険も伴うので、慣れないうちは無理をせず動物病院で処置してもらいましょう。