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POSTED on 2024.07.30 / UPDATE on 2024.07.26

犬も水分補給が大切!1日に必要な飲水量と適切な水の与え方

「愛犬が1日にどれくらい水を飲んでいるかわからない」、という人は多いのではないでしょうか。

犬にとって水は生命を支える重要なものなので、飲む量が多くても少なくても注意が必要です。

愛犬の健康を守るためには、1日に必要な飲水量や適切な水の与え方を理解しておきたいですね。

そこで今回は、犬の「1日に必要な飲水量」や「飲水量が少ない・多いときに考えられる理由」、「適切な水の与え方」について解説します。

犬の1日に必要な飲水量

人間の体の水分量は50~60%ですが、犬の体はおよそ70%が水分で構成されているといわれています。

愛犬には好きなだけ水を飲ませてあげたいものですが、犬には適切な飲水量があり飲む量が多すぎても少なすぎてもよくありません。

犬の1日に必要な飲水量は、体重1kgあたり40~90mlを目安として考えましょう。

ただし、この飲水量の目安は、愛犬に与えている主食がドライフードの場合です。

ドライフードに含まれる水分は約10%ですが、ウェットフードの水分は約80%なので、ウェットフードが主食の場合は飲水量が目安より少なくても問題ありません。

また犬に必要な飲水量は、季節や運動量やライフステージにより大きく変わりますので、上記の量はあくまでも目安としてください。

とくに暑い季節は、熱中症を防ぐためにもしっかりと水分補給ができるように、愛犬にこまめに水を飲ませてあげましょう。

犬の飲水量を量る方法

愛犬の体重から1日に必要な飲水量の目安がわかったら、実際に飲んでいる水の量を量ってみましょう。

犬の1日の飲水量は、以下のように量ります。

  1. 計量カップで量った水を、愛犬のウォーターボウルに入れて与えます。
  2. 水を入れ換えるときにボウルに残っている水を計量カップで量り、1で与えた量から引いて飲んだ量をチェックします。これを水の入れ換えごとに行います。
  3. 24時間経ったら2の量を合計して、愛犬の1日の飲水量を算出します。

犬の飲水量は温度や湿度やその日の運動量によっても変化しますので、上記の方法を数日行って平均値を出しましょう。

その結果、愛犬の飲水量が目安量より少ないことや多いこともありますが、2割程度の増減なら心配はありません。

次は、犬の「飲水量が少ない・多いときに考えられる理由」について見ていきましょう。

犬の飲水量が少ないときに考えられる理由

犬が飲む水の量が少ないときには、以下のような理由が考えられます。

気候によるもの

犬は、暑い季節には体温を下げるために「パンティング(舌を出して水分を蒸発させる行動)」を行うので多く水を飲みます。

しかし寒い季節には犬はパンティングもしないため、飲む水の量が少なくなることがあります。

食事から水分を摂取している

犬のウェットフードには約80%の水分が含まれているため、主食に与えている場合は飲水量も少なくなります。

また愛犬にドライフードを与えていても、水分の多い野菜などをトッピングにしたり液状のオヤツをあげたりすると、飲む水の量が減ることも留意しておきましょう

加齢によるもの

犬がシニア~ハイシニアと呼ばれる年齢になると、代謝が低くなったりのどの渇きを感じにくくなったりして、水を飲む量が少なくなるケースがあります。

シニア犬にはフードをウェットタイプにするなどして、水分補給をしてあげましょう。

体の不調

犬の飲水量が急に減った場合は、体に起こっている何らかの不調が理由のこともあるため注意しましょう。

この場合は、犬に以下のような健康トラブルが起こっている可能性があります。

  • 歯周病や口内炎などで口腔内に痛みがある
  • ヘルニアなどの関節トラブルで動きにくい
  • 内臓の病気や腫瘍など

上記の症状の犬は食事も食べないことも多いため、早めに動物病院を受診しましょう。

犬の飲水量が多いときに考えられる理由

犬が飲む水の量が急に多くなったときには、以下のような理由が考えられます。

フードに変化があった

犬の食事を、ウェットフードや野菜などをトッピングした手作り食などからドライフードに切り替えると、飲水量が多くなることがあります。

運動量が増えた

犬の運動量が増えると、飲む水の量も増えることがあります。

その理由は、運動によって増えた筋肉を維持するために、体が水分を多く必要とするから。

そのため日ごろからしっかり運動をしている筋肉質の犬や、ダイエットのために運動量を増やした犬には十分に水を飲ませてあげましょう。

病気のサイン

犬の飲水量が急に増えた場合は、重大な病気のサインである可能性も考えられます。

犬が1日に、体重1kgあたり100ml以上の水を飲む場合は「病的に多い」とされ、以下のような病気が疑われることがあります。

  • 腎臓病
  • 糖尿病
  • クッシング症候群

犬の飲水量が急激に増えたときは、迷わず動物病院を受診して、血液や尿の検査などをしてもらいましょう。

犬の適切な水の与え方

犬の適切な水の与え方とは、以下のようなものです。

  • 新鮮で清潔な水を、いつでも好きなだけ飲めるようにしておく
  • 水を入れる容器は、飲み口が大きく飲みやすいウォーターボウルや自動給水機を選ぶ
  • 水の容器は、犬が食事をする場所や、いつもくつろいでいる場所など複数箇所に置く
  • 水の容器を置く場所は日当たりの良い場所は避け、できるだけ多く水換えを行う
  • 冷たい水が苦手な犬やシニア犬には、ぬるま湯を与える
  • 体に痛みがある犬やシニア犬には、水を飲みやすい姿勢がとれるように水飲み器の高さを工夫する

犬の命を支える水は適切に与えよう

犬にとって水は生命を支えるものなので適切な水分補給が大切ですが、飲水量が急に少なくなったり多くなったりした場合には病気の可能性も考えられます。

犬には1日に必要な飲水量の目安がありますので、ふだんから愛犬の飲んでいる水の量を把握しておきましょう。

愛犬の飲み水はできるだけ新鮮な状態に保ち、体に合った飲みやすい容器に入れていつでもすぐに飲める場所に置いてあげてくださいね。

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