fbpx
HOME / COLUMN / 犬の「ものもらい」とは?症状や原因と予防...

COLUMNコラム

DOG

POSTED on 2023.12.04

犬の「ものもらい」とは?症状や原因と予防対策について解説

愛犬の目の周りが腫れてイボのようなものができていたら、それは「ものもらい」かもしれません。

犬の「ものもらい」を放置すると、患部をこすったり引っ掻いたりして症状が悪化する恐れも。

犬の「ものもらい」は早めに治療すると短期間で完治するケースも多いので、愛犬の目の異変には素早く気づいてあげましょう。

そこで今回は、「犬のものもらいの症状や原因」や「ものもらいができやすい犬」、「ものもらいの予防対策」について解説します。

犬の「ものもらい」の症状や原因

まぶたや目の周辺が赤く腫れて、膨らんだデキモノが痛々しい犬の「ものもらい」。
「ものもらい」ができた犬は、不快感から目を引っ掻いたりこすったりして症状がさらに悪化するケースも少なくありません。

そのため飼い主さんは、愛犬の「ものもらい」の症状にいち早く気づいて治療を受けることが大切です。

犬の「ものもらい」は、大きく分けて2種類。

「ものもらい」という名前は俗称で、正式名称は「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」と「霰粒腫(さんりゅうしゅ)」といいます。

「ものもらい」の治療法は種類によって異なるので、愛犬の目に異変があれば早めに動物病院を受診して、適切な治療を受けさせましょう。

まずは、それぞれの「ものもらい」の症状や原因を見ていきましょう。

麦粒腫(ばくりゅうしゅ)

「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」の具体的な症状は、以下のようなものです。

  • 犬のまぶたや目の周りの一部が赤く腫れる
  • まぶたや目の周りにニキビやイボのようなデキモノができる
  • デキモノはかゆみや痛みを伴うことがある
  • デキモノを押さえると痛がる
  • 目ヤニや涙が増える

犬に「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」ができる原因は、主に「黄色ブドウ球菌」という細菌の感染によるもの。

細菌の感染とはいっても、「麦粒腫」は人や他の犬にうつる心配はほぼない、とされています。

霰粒腫(さんりゅうしゅ)

「霰粒腫(さんりゅうしゅ)」の具体的な症状は、以下のようなものです。

  • 分泌腺の内部にたまったしこりでまぶたが腫れる
  • まぶたの内側などに乳白色の塊ができる
  • 痛みが出るケースもある
  • かゆみが出ることもある
  • 目ヤニや涙が増える

犬に「霰粒腫(さんりゅうしゅ)」ができる原因は、まぶたの縁にある「皮脂を出す分泌腺」に脂肪が詰まることによるもの。
その詰まった脂肪が慢性の炎症を起こし、しこりとなったものが「霰粒腫」です。

※なお、「ものもらい」に似たイボ状のものに「マイボーム腺腫」という良性腫瘍がありますが、原因は解明されておらず高齢犬に発症するケースが多いようです。

また、犬の目のデキモノを「たかが、ものもらい」と放置していたら悪性腫瘍だった、というケースもありますので注意が必要です。

■あわせて読みたい記事■
犬の肉球ケアは必要?肉球の役割とケア方法について解説

「ものもらい」ができやすい犬

「ものもらい」は犬種やライフステージにかかわらず発症するものですが、とくに以下のような犬はできやすいとされています。

  • 子犬や高齢の犬
  • アレルギー体質の犬
  • 病気やストレスなどで免疫機能が低下している犬
  • 目の中に被毛が入りやすい長毛種の犬

上記の犬の飼い主さんは、日ごろから愛犬の目の異変や不快感を抱いている様子がないか、しっかりと観察しましょう。

また「ものもらい」ができやすい犬に該当しない場合でも、愛犬の目にわずかでも違和感があれば、ためらわず動物病院を受診することをおすすめします。

次は、愛犬の「ものもらい」の予防対策について見ていきましょう。

犬の「ものもらい」の予防対策

目の腫れに加えて痛みを伴うこともある「ものもらい」は、人間でも苦痛に感じるもの。
愛犬が「ものもらい」を発症することのないよう、飼い主さんがしっかりと予防対策をとってあげたいですね。

犬の「ものもらい」の予防対策は、以下のように行いましょう。

目の周りを清潔に保つ

犬の「ものもらい」の予防対策として重要なのは、やはり目の周りを清潔に保つこと。
飼い主さんは、愛犬にスキンシップをする際も事前に手を洗う習慣をつけてください。

またお散歩から帰ったら軽くブラッシングをして、愛犬の体から抜け毛やホコリを取り除くと目の周りを清潔に保ちやすくなります。

愛犬の目の周りの汚れを拭き取る場合は、濡らしたコットンや、犬の目元専用のクリーナーを使用しましょう。

なお、可愛さのあまり愛犬の被毛を「わしゃわしゃ」と掻き乱したくなることもありますが、その際も目の中に毛が入らないように気をつけましょう。

まぶたのマッサージ

犬の「ものもらい」の予防対策として、まぶたのマッサージもおすすめです。

とくに「霰粒腫」の予防として、お湯で温めたタオルなどで優しく愛犬のまぶたをマッサージすることで分泌物の排出を促すことができます。

目の周辺を温めて行うマッサージは、犬もとても心地よく感じるものなので、日ごろのケアに取り入れていきましょう。

動物病院での定期健診

子犬やシニア犬、持病のある犬など、「ものもらい」の発症を防ぐのが難しいケースもあります。
そんな愛犬は、動物病院で定期的に健康診断を受けるようにしましょう。

定期健診時に愛犬の「ものもらい」が早期に発見できると、速やかに適切な治療が受けられるので、短い期間での完治も期待できます。

愛犬が目に違和感を抱いているような様子が少しでも見られたら、定期検診を待たずに獣医師の診察を受けましょう。

愛犬の「ものもらい」は早く気づいてあげよう

人と同じで、犬の「ものもらい」は痛みやかゆみなど苦痛や不快感を伴いますが、予防するのが難しいケースもあります。

犬の「ものもらい」は、飼い主さんが早く気づいて適切な治療を受けることができた場合、短期間での完治が期待できます。

日ごろから愛犬の目やしぐさにも注意を払い、異変を感じたら速やかに獣医師の診察を受け、愛犬の苦痛を少しでも早く和らげてあげましょう。

LATEST POST

最新記事

NEW,CAT

2025.01.13

愛猫の行動やコミュニケーションから気持ちを理解するためのヒントとテクニック

愛猫の行動やコミュニケーションは、彼らの感情を知る大きなヒントになります。しかし、それらを正確に理解するのはとても難しいことです。 そこで今回は、猫が飼い主にみせる、自身の気持ちを伝えるための行動やコミュニケーション法をご説明したうえで、愛猫の気持ちを理解するためのヒントとテクニックについてご紹介します。 愛猫の鳴き声や体の動きが何を意味するのか理解することで、あなたと愛猫との関係もより密接なものになります。 「愛猫の気持ちがわからない」「もっと仲良くなりたい」という飼い主さんは、ぜひ当記事を参考にしてください。 猫の行動とコミュニケーションの基本 猫は人間のように言葉を用いて自身の気持ちを伝えることができません。そのため、ボディランゲージや特定の行動から飼い主とのコミュニケーションを図ります。 今回は猫がみせるコミュニケーションとしての行動をいくつかご紹介します。愛猫の気持ちを理解する際の指標としてお役立てください。 ボディランゲージを用いた行動  先述したように、猫はボディランゲージを用いてみずからの気持ちを表現します。そのなかでも、猫の感情がわかりやすい体の部位として耳と尻尾があげられます。 どのような動き(行動)が猫の感情を示しているのか、耳と尻尾のそれぞれで解説しますので、これらを参考に愛猫の行動を観察してみてください。 【耳の動きからわかる猫の気持ち】  ●耳が前方に向いている 猫の耳が前方に向くのは、興味や好奇心を示しています。何かに注意を向け集中している状態です。 ●耳が横や少し後ろに向いている 耳が横に向いたり、少し後ろに回っているときは、猫が不安や緊張、または苛立ちを感じている可能性があります。 ●耳が完全に後ろに倒れている 耳が後ろに完全に倒れている場合、極度の恐怖を感じている、または攻撃的な態度を示しています。 ●耳が平らになって頭に密着している 耳が頭にぴったりと密着し、平らになっているときは、猫が強い恐怖を感じていることを示しています。 【尻尾の動きかわかる猫の気持ち】 ●尻尾を高く持ち上げられている 尻尾が高く空中に持ち上げられているときは、猫が満足している状態を表しています。この行動は、リラックス状態にあるときにもみられます。 ●尻尾を軽く振っている 尻尾を軽く振っているときは、猫が遊びたい気持ちや興奮している状態を示しています。この動きは、飼い主やほかの猫(動物)を遊びに誘う際にもよくみられます。 ●尻尾をピンと張り振っている 尻尾をピンと張って激しく振っているときは、猫がイライラしているか、怒っていることを示しています。この状態の猫に近づくときは注意が必要です。 ●尻尾が体の下に巻き込まれている 尻尾が体の下に巻き込まれているときは、猫が非常に不安や恐れを感じていることを示しています。この行動は、猫が自分を守ろうとしているときに取る姿勢のひとつです。 鳴き声を用いたコミュニケーション ボディランゲージ以外にも、鳴き声から猫の気持ちを推測することができます。 ●「ニャー」と短く鳴く 「ニャー」と短い鳴き声は、猫がリラックスしていて幸せを感じているときによく発するものです。この鳴き声は親しみやすさや安心感を表しており、飼い主やほかの猫との穏やかなコミュニケーションを示しています。 ●「ミャオミャオ」と鋭く鳴く 「ミャオミャオ」と鋭い鳴き声は、猫が興奮しているか、過度なストレスを感じているサインです。急に驚かされたときや、攻撃的な気持ちのときにこのような鳴き声を発することがあります。 ●「ゴロゴロ」と喉を鳴らす 「ゴロゴロ」という音は、猫が幸せで満足しているときに発する音です。猫が飼い主と一緒にいるときや撫でられているときによく聞かれるこの音は、心からリラックスしていることをあらわしています。 ●「シャーッ」という唸り声 「シャーッ」という唸り声は、猫が恐怖から攻撃的な気持ちになっている際に発する鳴き声です。ほかの猫や人からの脅威を感じたときにこの音を発し、相手に警告することがあります。 愛猫の行動やコミュニケーションを理解するためのヒントとテクニック 猫がみせる行動やコミュニケーションから、その気持ちを理解するために必要なヒントや、愛猫とより良い関係を築くうえで重要となるテクニック(施策)をご紹介します。 愛猫が快適に過ごせる環境を整える 愛猫が安心してリラックスできる環境を作ることが、より良いコミュニケーションを育むうえで大切です。 猫は環境の変化に敏感な動物であるため、安全で安心できる場所だと感じさせることが、心を開かせる第一歩です。 猫はとても聴覚に優れているため、大きな音で驚かせることがないよう注意してあげましょう。 愛猫の行動をよく観察し適切に対応する 愛猫がみせるさまざまな行動に注意を払い、それに応じて自分の行動を調整することが、良好なコミュニケーションを築く鍵です。 先述したように、猫はボディランゲージや鳴き声を用いてみずからの感情を表現します。そのため、これらのサインを見逃さずチェックすることで、愛猫の気持ちを推測できます。 ボディランゲージや鳴き声だけでなく、猫が置かれた状況なども考慮したうえで、どのような感情を抱いているのか考えてあげるとよいでしょう。 定期的に健康管理をおこなう 猫の異常な行動は病気やケガなどの健康問題から来ることがあります。そのため、定期的な健康チェックをおこない、問題がみられた場合は迅速な対応が必要です。 健康診断の回数は猫の年齢や健康状態によって違いますが、成猫なら年に1回、7歳以上のシニア猫なら年に2回を目安に受診するとよいでしょう。 愛猫とより良い関係を築くために 猫の行動とコミュニケーションを理解することは、愛猫と健全な関係を築くうえでとても大切です。 今回ご紹介した、猫がみせる行動やコミュニケーションの例をヒントに、ぜひ愛猫の行動をじっくり観察してみてください。 愛猫とより良い関係を築くためにも、一つひとつの行動やコミュニケーションの意味を考えてあげてくださいね。

NEW,DOG

2025.01.10

犬と一緒に楽しむキャンプ 必要な準備と注意点

愛犬と一緒にアウトドアを楽しみたい!そんな飼い主さんも多いのではないでしょうか?犬と一緒にキャンプに行くことで、新しい体験や絆を深める素晴らしい機会になります。しかし、準備不足や注意点を知らないまま出かけると、思わぬトラブルに見舞われる可能性もあります。 そこで今回は、「犬連れキャンプの魅力」「必要な準備」「注意すべきポイント」「おすすめのアクティビティ」について詳しく解説していきます! 犬連れキャンプの魅力 犬と一緒にキャンプをすることには、たくさんの魅力があります♪ 自然の中で愛犬とゆったり過ごせる新しい環境で愛犬の新たな一面を発見できる愛犬との絆がより深まる犬好きな人たちと交流できる愛犬の社会性を育むチャンス 必要な準備 楽しいキャンプのためには、事前の準備が欠かせません。以下のものを忘れずに用意しましょう。 1. 基本的なペット用品    リード、首輪(迷子札付き)   食器、水入れ   フード、おやつ   トイレ用品(ウンチ袋、新聞紙など) 2. 安全対策グッズ    ペット用救急箱   ノミ・ダニ対策品   LED首輪(夜間の安全確保) 3. 快適に過ごすためのアイテム    ペット用テント or クレート   ペット用寝袋 or ブランケット   おもちゃ 4. その他 愛犬の写真(迷子対策)予防接種証明書のコピー 注意すべきポイント 楽しいキャンプのためには、以下の点に注意しましょう。 1. キャンプ場選び ペット同伴可能なキャンプ場を選ぶ周辺の動物病院をチェックしておく 2. 健康管理 出発前に健康チェック予防接種を済ませておく暑さ・寒さ対策を忘れずに 3. マナー リードは必ず着用他の利用者への配慮を忘れずにゴミは持ち帰る 4. 野生動物への注意 愛犬を野生動物から守る野生動物を追いかけさせない おすすめのアクティビティ キャンプ中に楽しめるアクティビティをご紹介します。 1. ハイキング 自然の中を愛犬と一緒に散策。新しい匂いや景色を楽しめます。 2. 川遊び 水遊びが好きな犬種なら、川での水浴びも楽しいでしょう。 3. フリスビー 広い場所で思い切り体を動かせます。 4. キャンプファイヤー 火を怖がらない犬なら、一緒に暖まりながらくつろげます。 5. スターゲイジング 夜空を見上げながら、愛犬と静かな時間を過ごせます。 まとめ 愛犬との思い出づくり 犬連れキャンプは、愛犬との絆を深め、かけがえのない思い出を作る素晴らしい機会です。十分な準備と注意を払えば、安全で楽しい時間を過ごせるはずです♪ 自然の中で愛犬の新たな一面を発見したり、一緒に冒険を楽しんだりすることで、より深い信頼関係を築くことができるでしょう。 初めは不安もあるかもしれませんが、少しずつ経験を重ねていけば、きっと犬連れキャンプの魅力にハマること間違いなしです! 愛犬との素敵な思い出づくりに、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

CAT

2025.01.06

猫と安全に楽しむインドアガーデニングの選び方と育て方のコツ

猫と一緒に生活する中で、インドアガーデニングを楽しみたいと考える飼い主も多いでしょう。しかし、猫にとって有害な植物を誤って選んでしまうと、愛猫の健康に悪影響を与える可能性があります。 そこで今回は、猫にとって安全な植物の選び方や、室内での育て方のポイントについて詳しく解説します。 安心して愛猫と植物の共存を楽しむための参考にぜひお役立てください。 猫にとって安全なインドアプラントの選び方 インドアガーデニングを始める際、最も注意すべき点は、猫にとって安全な植物を選ぶことです。多くの観葉植物はその美しさで人気がありますが、猫にとって有毒なものも多く存在します。植物の毒性が猫にどのような影響を与えるのか理解しておきましょう。 猫に有害な植物とその影響 ユリ科の植物(例:カサブランカ、カランコエ)は、猫にとって有毒であり、摂取すると腎臓障害を引き起こすことがあります。少量の摂取でも、嘔吐、無気力、食欲不振などの中毒症状が現れ、最悪の場合、命に関わることもあり大変危険です。 また、ポインセチアやディフェンバキアは、葉や茎の部分を噛んだり飲み込んだりすると、口内の炎症や胃腸障害を引き起こします。これらの植物は美しい見た目を持っていますが、猫がいる家庭では避けるべきでしょう。 猫に安全な植物リスト 安心して育てられる植物としては以下のようなものがあります。 アレカヤシ:アレカヤシは、猫に無害であるだけでなく、室内の空気を浄化する効果もあります。育てやすく、適度な日光と水があれば健康に育ちます。バンブーパーム:バンブーパームは、耐陰性があり、室内で育てるのに適した観葉植物です。猫が誤って葉を噛んでも問題なく安全です。キャットグラス:キャットグラスは、猫の食欲を満たすだけでなく、消化を助ける効果もあります。猫が好んで食べる植物として知られており、健康にも良い影響を与えます。ペペロミア:多肉質の葉を持つペペロミアは、猫に安全な植物であり、さまざまな品種が存在します。コンパクトなサイズで室内のどこにでも配置しやすく、初心者にも育てやすいのが特徴です。 植物選びのポイント 猫にとって安全な植物を選ぶ際は、植物の種類や特性について事前にリサーチすることが必要不可欠です。例えば、植物の学名を確認し、獣医師や植物の専門家に相談して、猫に無害であることを確認しましょう。 また、植物がどのような環境で最適に育つかを考慮し、自宅のインテリアや光の条件に合ったものを選ぶことも大切です。 猫と植物が共存できる室内環境の整え方と育て方のポイント 猫と植物が共存できる快適な室内環境を作り上げるためには、植物の配置や育成において多くの工夫が必要です。特に、猫が植物に悪影響を与えず、また植物も猫に害を与えないような環境作りを心掛けなければなりません。 植物の配置と猫の安全  猫は非常に好奇心旺盛な動物であり、室内のあらゆるものに興味を示します。そのため、吊り下げ型のプラントなどを用いて猫の手が届かない高い場所に植物を配置することで、猫が植物に触れるリスクを最小限に抑えることができます。 また、安定した鉢やプランターを選ぶと、植物が倒れたり、猫が誤って飲み込んでしまうリスクを軽減できるのでおすすめです。 植物の育成に適した場所 植物の種類によって、必要な光の量や湿度は異なります。例えば、アレカヤシやバンブーパームは適度な日光を必要とするため、窓際などの明るい場所に配置すると良いでしょう。 一方で、直射日光が強すぎる場合は、遮光カーテンを利用して光の量を調整することが推奨されます。また、室内の湿度を保つために、加湿器を利用したり、植物の周りに水を置くなど、植物に応じた環境を整えることも有効です。 猫が植物を傷つけないための対策 猫が植物を傷つけないようにするためには、しつけとともに、物理的な対策を講じることが大切です。例えば、猫が植物に近づいた際に軽く水をスプレーすることで、植物に対する興味を抑制することができます。また、柑橘系のスプレーは猫が嫌がる匂いとして知られており、植物の周りに使用することで猫が近づかないようにする効果があります。さらに、爪とぎ対策として、猫用の爪とぎポストを設置し、植物ではなく専用の場所で爪を研ぐように誘導する方法も有効です。 インドアプラントを育てる際のコツ インドアプラントの育成には、適切な水やりと栄養管理が欠かせません。 水やりは過剰にならないように注意し、植物ごとの適切なタイミングを見極めるようにしましょう。土の表面が乾いてから水を与えることで、根腐れを防ぐことができます。 また、肥料は植物の成長期に合わせて与えると効果的です。液体肥料を用いる場合は、濃度を薄めて使用することが一般的です。 さらに、剪定は植物の健康を維持するために重要な作業です。枯れた葉や枝を定期的に取り除くことで、新しい成長を促進します。 日常的な管理とケアのポイント インドアガーデニングには、定期的な管理とケアが求められます。植物が健康に育ち続けるためには、適切な水やり、肥料の管理、そして害虫予防が重要です。特に室内の温度や湿度の変化に敏感な植物には、環境に応じた対応をおこないましょう。 植物の葉にほこりが溜まると光合成が妨げられるため、柔らかい布で定期的に拭き取ることをおすすめします。また、植物に害虫が発生した場合は、早期に駆除し、植物全体に広がるのを防ぐことが大切です。 猫と植物が共に暮らすための最適な環境づくり 猫とともに楽しめるインドアガーデニングは、適切な植物選びと環境整備、そして効果的な育成方法が鍵となります。 猫にとって安全な植物を選び、猫が植物に触れないような配置や保護策を取ることで、安心して植物を育てることができます。 また、植物の育て方に関しても、水やりや肥料の管理などを意識し、健康で美しい植物を維持してください。 日常的なケアと注意を怠らず、愛猫と植物の両方が健康で幸せに過ごせる環境を目指しましょう。

DOG

2024.12.31

2024年人気犬種ランキングをご紹介!みんなに選ばれる理由

世界には見た目や性質など多種多様な犬種があり、その数は700を超えるのだとか。 数ある犬種の中で、日本での登録頭数が上位にランクインしているのはどの犬種なのでしょうか。 ゆるぎない人気を誇る犬種には選ばれる理由がありますが、それぞれの特徴を理解して最適なパートナーを迎えたいですね。 そこで今回は、2024年に発表された「ジャパンケネルクラブ(JKC)」の「犬種別犬籍登録頭数」でTOP10にランクインしている犬についてご紹介します。 2024年人気犬種ランキングTOP10 犬を家族に迎える際には人気犬種ランキングが気になりますよね。 近年ゆるぎない人気の「あの犬種」が選ばれているのには、どんな理由があるのでしょうか。 今回ご紹介する「人気犬種ランキングTOP10」は、「ジャパンケネルクラブ(JKC)」の「犬種別犬籍登録頭数」によるもの。 「ジャパンケネルクラブ」は国内の純血種の犬種の登録事業を毎年行っており、以下は2024年に発表されたものです。 では、人気犬種ランキングTOP10と「選ばれる理由」について見ていきましょう。 1位 トイプードル 人気犬種ランキングのトップに君臨するのは、やはり「トイプードル」。 JKCの発表では「プードル」名ですが、「トイプードル」だけでも登録数は77,908頭で、2位に圧倒的な差をつけています。 トイプードルがみんなに選ばれる理由はいくつもありますが、その代表的なものはぬいぐるみのような愛らしい容姿でしょう。 またトイプードルは活発で従順で賢く、抜け毛も少ないなど理想的な家庭犬といえます。 トイプードルは初心者にも飼いやすいとされていますが、しっかりとしつけをしないとワガママになるため注意しましょう。 2位 チワワ 2位のチワワも、20年以上ランキングのTOP3に入り続けている人気犬種です。 チワワがみんなに選ばれる理由は、小さく華奢な体にウルウルしたつぶらな瞳、といった愛くるしさの持ち主だからでしょう。 またチワワは甘えん坊で繊細ですが、マイペースで留守番も苦にならない個体が多いため、初心者でも飼いやすいとされています。 チワワは気が強くプライドが高いため、しつけはおだてながら根気よく行いましょう。 3位 ミニチュアダックスフンド 人気犬種ランキングの3位は、上位の常連である「ミニチュアダックスフンド」。 ミニチュアダックスフンドが選ばれる理由は、気品あふれる美しい顔に胴長短足といった、絶妙なバランスが人を惹きつけるからでしょう。 またミニチュアダックスフンドは、明るく活動的で賢く、状況判断能力にも優れています。 ミニチュアダックスフンドは警戒心が強く吠えやすいため、子犬のころから無駄吠えしないようにしつけをしっかり行いましょう。 4位 ポメラニアン 4位の「ポメラニアン」は、10年以上TOP5に入り続けている安定の人気犬種。 ポメラニアンが選ばれるのは、フワフワで美しい被毛の、ぬいぐるみのようにかわいらしい容姿が理由に挙げられるでしょう。 またポメラニアンは性格も陽気で活発、愛嬌たっぷりでサービス精神も旺盛です。 ポメラニアンは警戒心が強く攻撃的な面もあるのでしつけも大切ですが、華奢で骨折しやすいので注意しましょう。 5位 ミニチュアシュナウザー 5位のミニチュアシュナウザーも人気犬種の常連です。 ミニチュアシュナウザーが選ばれる理由のひとつには、長いヒゲと眉毛の愛嬌たっぷりな顔立ちと、気品ある立ち姿の魅力が挙げられるでしょう。 またミニチュアシュナウザーは活発で賢く、信頼する家族には従順なので理想的な家庭犬になってくれます。 ミニチュアシュナウザーは気の強い面があるため、無駄吠えや攻撃的になるなどの問題行動を起こさないようにしっかりしつけを行いましょう。 6位 フレンチブルドッグ 人気犬種の6位は、この20年で着実に順位を上げている「フレンチブルドッグ」。 フレンチブルドッグが選ばれている理由のひとつは、むっちりした体にぺちゃ鼻といった愛嬌のあるキュートな魅力でしょう。 またフレンチブルドッグは明るく温厚で社交的であり、聡明で好奇心も旺盛です。 フレンチブルドッグは呼吸器系の病気にかかりやすく、とくに暑さを苦手とします。 またアゴの力が強いため攻撃的に人を噛むと危険なので、しっかりしたしつけが必要です。 7位 マルチーズ 7位のマルチーズも、長年ランキングの10位前後をキープする人気犬種です。 マルチーズが選ばれる理由は、ふわふわの小さなぬいぐるみのようで、シニア犬でも見た目が子犬のように愛らしいことも挙げられるでしょう。 マルチーズは頭が良く、甘えん坊で抱っこされるのが大好きなので初心者でも飼いやすい犬種です。 マルチーズは長時間の留守番は苦手なので、常に人が家にいる環境で飼うことをお勧めします。 8位 ヨークシャーテリア 8位は、長年TOP10にランクインし続けている「ヨークシャーテリア」。 ヨークシャーテリアは絹のような美しい被毛の持ち主なので、小さいながらも身にまとうゴージャスな雰囲気も選ばれる理由のひとつでしょう。 ヨークシャーテリアは陽気で活発ですが、飼い主さん以外には心を開きにくい一面も。 そのため甘やかしすぎると、無駄吠えなどの問題行動が多くなるので根気よくしつけを行いましょう。 9位 シーズー 9位のシーズーも、この10数年TOP10に入っている人気犬種。 シーズーが選ばれるのは、愛嬌たっぷりの丸い顔や大きな瞳、豊かな被毛やコロコロした体の愛らしさが理由に挙げられるでしょう。 シーズーは明るく温厚で遊び好きで、頭も良いので初心者にも飼いやすい犬種です。 シーズーは頑固でマイペースな面もあるため、しつけは子犬のころから根気よく行いましょう。 10位 ゴールデン・レトリーバー 10位は、大型犬としてTOP10入りする唯一の犬種の「ゴールデン・レトリーバー」。 ゴールデン・レトリーバーが選ばれる理由は、金色に輝く被毛の美しさや存在感、豊かな表情などが挙げられるでしょう。...