うさぎを飼育するうえで、季節の変わり目で気をつけたいこと
人間にとっても、季節の変わり目は体調を崩しやすく、気をつけなければいけない季節ですよね。
これはうさぎにとっても変わらず、うさぎを飼育するうえでも気をつけなければいけないことがあります。
しかし、季節が変わるタイミングで急いで調べたり準備をしたりするのは大変ですから、予め知っておくことが大切です。
そこで今回はうさぎを飼育するうえで、季節の変わり目で気をつけたいことについて解説していきます。
季節の変わり目で気をつけたいこと3つ
うさぎの飼育をするうえで、季節の変わり目で気をつけたいことは、主に以下の3つです。
- 換毛期
- 寒さ対策
- 暑さ対策
それぞれ具体的にどのようなことに気をつければ良いのか、見ていきましょう!
換毛期
うさぎには年4回、約3ヶ月に1回の換毛期が起こります。
この4回の中でも最も目立つのは、冬毛から夏毛、夏毛から冬毛に変わる時期で、かなりごっそりと抜けるため「大換毛」と呼ばれています。
この大換毛は春と秋に来ますが、個体差が大きく一定していないため、一概には言えません。
また、お家で飼育しているうさぎの場合、1年中温度管理がされているため、大換毛の期間がずれることも良くあることです。
換毛期は1〜2週間ほど続きますが、その間抜け毛のお手入れが必要になります。
換毛にはエネルギーを使うため、よく食べるようになり、運動量が減りいつもより大人しくなるという特徴もあります。
さらにこの時期になると、毛球症という毛の塊がお腹に溜まってしまう病気を起こすこともあるため、毎日うんちのチェックをする必要があります。
毛球症のチェック内容
- 毛で繋がったうんちが出ていないかどうか
- 食欲があるかどうか
上記の2つに当てはまっている場合は、毛球症になっている可能性があるので、早急に動物病院へいきましょう。
暑さ・寒さ対策
暑さ対策は梅雨に突入したくらいに、少しずつ行うようにしてください。
とくに梅雨は湿度が上がりやすい時期になります。
エアコンや除湿機などを使って、適度な湿度が保てるように心がましょう。
また、真夏になると、熱中症対策も必要になります。
できれば外出時や夜間もエアコンを付けっぱなしにして、ケージは直射日光の当たらない場所へ設置してあげましょう。
なお、エアコンを使用していても、部屋に温度差が生じることも。
うさぎのケージの上に温湿度計をおいておくと、その場所がうさぎにとって快適な温度かどうか確認できるのでおすすめです。
必要であればサーキュレーターを使って、部屋全体が涼しくなるように工夫するのも、視野に入れておきましょう。
反対に寒さ対策は、秋から少しずつ行うようにしてください。
うさぎは毛がたくさんあるから、寒さに強いと思われがちですが、実はそうではありません。
寒さによってストレスを抱えたり、低体温により胃腸の働きが悪くなる恐れがあります。
ストレスはうさぎの健康に害を及ぼすこともありますし、胃腸の働きが悪くなるとうっ滞を起こして体調を崩す恐れもありますので、反対に暖かくしすぎて暑い!という事態にならないように気をつけましょう。
うさぎの適温
うさぎにとっての適温は18〜24度、湿度は40〜60%と言われているため、1年を通してエアコンや暖房器具を使って温度・室温を保ちましょう。
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うさぎにとって温度差は大敵!
季節の変わり目には、朝晩の寒暖差が激しい時期があります。
うさぎにとって、この寒暖差は風を引く原因になるため、十分注意が必要です。
とくに秋の寒暖差は、日中と夜間で大きく変化します。
子うさぎや、高齢うさぎの場合、急な寒さが命に関わることもあるので要注意です。
では、とくにどのようなことに気をつければ良いのか、見ていきましょう!
窓の近くにケージを置かない
窓の近くは外の温度がダイレクトに伝わってくるため、1年を通して避けて欲しい設置場所です。
どうしても窓の近くにケージを置く場合には、断熱シートや室内に外の温度が伝わりにくい分厚いカーテンに変えるなどの対策をしてください。
隙間風も寒さの原因となるので、有無をチェックしておきましょう。
玄関・ベランダにケージを置かない
玄関は日が当たりにくく、夜はかなり冷える場所ですから、置きっぱなしにするのはやめましょう。
また、うさぎをベランダなどの屋外で飼育するのは、寿命を縮める行為でもあります。
うさぎは温度を一定に保てる場所で、飼育するよう心がけてください。
うさぎの飼育は室内温度調節が重要!
うさぎの飼育は1年を通して、室内温度の調節が重要です。
暑すぎても寒すぎても、うさぎにストレスを与えるため、うさぎにとって適温になるように、常に温度や湿度には気を配りましょう。
うさぎがストレスを抱えさせないためには、飼い主さんのコントロールが必須になってきます。
少しでも長く一緒に暮らせるように、気をつけていきましょうね。