猫がツンデレなのはどうして?その理由とうまい接し方とは?
「猫の性格はツンデレ」そんな話を聞いたことはありませんか?
確かに犬ほど飼い主にくっつきたがることもなく、適度な距離を取って生活している印象があります。
もちろん性格による違いはあるでしょうが、猫がツンデレといわれる理由はどのようなところにあるのでしょうか?
そこで今回は「猫がツンデレなのはどうして?」というテーマで解説します。
あなたの愛猫はどのような性格をしていますか?ぜひこの機会に再確認してみてください。
猫がツンデレだといわれる理由
猫がツンデレだといわれる理由は以下の3つからきています。
- マイペースな性格
- 感覚に優れているから
- 人間とのかかわり方が犬とは違う
それぞれ詳しく解説します。
マイペースな性格
元来猫は単独行動を好む動物です。
犬のように集団での行動を好まず、周りの猫や飼い主のことより自分を優先する傾向にあります。
野良猫が一カ所に集まる「猫の集会」の様子をみると、猫が集団で一種のコミュティを形成しているようにも感じられます。
しかし実際には、個々の猫が同じ場所に集まっているだけで、集団行動という意味はないようです。
室内で飼育されている猫は外敵の心配をする必要がないためか、野生下で暮らす猫以上にマイペースな一面が多くみられます。
感覚に優れているから
猫は優れた感覚器官を有しており、人間には聞こえない音やニオイを瞬時に感じ取ることができます。
そのことから、猫が飼い主に対して急にツンデレな態度を取るのは“周囲の異変を感じ取ったから”という説もあります。
猫の聴覚は人間の約3倍、嗅覚は1万~10万倍良いといわれていますので、かすかな異変を察知する能力がとても高いのです。
愛猫と遊んでいる最中、急にツンデレな対応をみせるようであれば、なにか気になることがあるのかもしれません。
無理に構おうとせず少し様子をみてあげましょう。
人間とのかかわり方が犬とは違う
猫は歴史的にみると、人間との接し方が犬とは大きく異なります。
犬は人間の仕事を手伝う使役犬として用いられるケースが多いことから、人間の指示に従順であるよう品種改良が施されてきた歴史があります。
一方で猫はネズミの駆除役として人間の仕事を手伝っていたものの、それは猫が持つ本能を活用したにすぎず、人間の指示に基づくものではありません。
そのことから、猫は犬のような品種改良の過程を経ていないのです。
「犬は飼い主に従順で猫はツンデレだ」とよくいわれますが、それは“人間との付き合い方の歴史に違いがあるから“という点も考慮する必要があるでしょう。
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ツンデレな猫とうまく接する3つの方法
ツンデレな猫とうまく接する方法を3つご紹介します。どれも難しいものではないため、ぜひ実生活のなかで取り入れてください。
※猫の性格によって適切なスキンシップの方法が異なります。あくまで参考としてご覧ください。
適度な距離をはかる
猫は単独での行動を好む動物なので、あまりに距離感が近いとストレスを感じてしまいます。
自由に寝床をみつけて眠り、自由な時間に遊ぶのが猫にとって過ごしやすい生活リズムです。
過干渉にならないよう適度な距離感を持って接してあげましょう。
過剰なスキンシップは避ける
過剰にスキンシップを取ろうとすると、飼い主であっても愛猫から避けられる原因になります。
愛猫がみずから近づいてくるまで待つようにし、飼い主からの積極的なスキンシップは控えるようにしましょう。
過度なスキンシップは猫の機嫌が悪いと攻撃される恐れもあります。
愛猫の様子をよく観察し、機嫌が悪そうな場合はいつも以上に注意してください。
猫がおこなう行動の理由を考える
「さっきまで甘えていたのに急に怒り出した」「不機嫌な態度をみせている」など、猫のツンデレ具合に振り回されてばかりの飼い主さんも多いと思います。
そんなときは、愛猫がなぜそのような行動を取るのか考えてあげることも大切です。
例えば、不機嫌なのはエサの量が足りていないのかもしれません。体のどこかをケガしている可能性もあります。
愛猫をよく観察し、それぞれの行動にどのような意味があるのか考えてみましょう。
そうすることで、いままで以上に愛猫の気持ちをより理解できるはずです。
愛猫の性格にあわせた接し方を心がけましょう
猫はマイペースかつ単独行動がメインの動物であるため、人の目からみるとツンデレに感じるようです。
しかしそれが猫の魅力的なところでもあります。
「そっけない態度を取ったかと思ったら急に甘えてくる」「さっきまで喜んでいたのにいきなり不機嫌になる」など、猫を飼っていなければわからない楽しさやかわいらしさもたくさんあります。
愛猫の性格を一番知っているのは飼い主さんだと思いますので、その子にあった適切な接し方を心がけてくださいね。