うさぎがくしゃみをする!原因や動物病院へ行くべきかどうかについて
うさぎがくしゃみをしていたり鼻水を出している場合、体調が悪いのかな?と心配になりますよね。
また、その他に症状が出ていなければ、病院へ連れて行くかどうかも迷いどころ。
今回は、うさぎがくしゃみをしているときの原因を初め動物病院へ行くべきかどうかについてもご紹介いたしますのでぜひ参考にしてみてくださいね!
くしゃみをしている場合は早めに動物病院へ受診しましょう!
うさぎがくしゃみをしている場合様々な原因が考えられますが、その原因の中に「スナッフル」という感染症に感染している可能性も考えられます。
くしゃみの原因が何なのか、飼い主さんで特定することは難しいのでまずは原因を探るためにも動物病院に相談してみて下さい。
とくに、スナッフルだった場合は悪化すると最悪の場合肺炎などを引き起こしてしまうため注意が必要です。
では、スナッフルがどういった病気なのかをみていきましょう。
スナッフルってどんな病気?
スナッフルとは「鼻をフンフンいわせる」「鼻がつまる症状」のことを言います。
病名ではないので覚えておきましょう。
スナッフルは「パスツレラ菌」という細菌に感染してしまうことで起こります。
そこから副鼻腔や目、耳、器官、肺などといった場所に感染が広がってしまうのです。
菌をもっていても生涯無症状な子もいますが、ストレスや衰弱などで菌が増殖しやすくなってしまうことが発症に関与しているのではないかと考えられています。
スナッフルの症状
- サラッとした透明な鼻水
- くしゃみ
- 涙・目やに
- ネバついた鼻水
- 呼吸音がズーズーしている
うさぎのスナッフルは、初期にはサラッとした透明な鼻水やくしゃみ、涙や目やになどといった症状が現れます。
その後、進行して副鼻腔炎を引き起こしてしまうことで鼻水がネバつきのあるものに変わったり、呼吸音がズーズーと聞こえることもあります。
この症状が続くと、肺炎を起こし最悪の場合死に至る可能性もあるので要注意です。
スナッフルの予防方法
スナッフルに感染している他のうさぎに近づけないよう注意が必要です。
飼い主さんが感染している子を触った場合は、その都度手洗いを徹底するようにしましょう。
また、高温多湿や急な温度の変化などは発症の原因になることもあります。日頃から適切な温度・湿度管理を行うようにしましょう。
歯の伸び過ぎが原因となることもあるので、かじれるおもちゃを与えたり繊維質の豊富な食事を与えるように心がけてくださいね。
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病気ではない場合の原因
うさぎのくしゃみが病気ではない場合の原因で考えられるのが「牧草の粉」です。
食べている牧草やペレットの粉が、鼻や喉などに入ってしまうと、くしゃみが出ることがあります。
これが原因な場合は、くしゃみはすぐ落ち着きますので心配いらないでしょう。
ですが、くしゃみを繰り返している場合は注意が必要です。これは入り込んでいる異物を外へ出そうとしていて起こる反応です。
何らかの異物が鼻腔内に入ってしまっていることも考えられますので繰り返しくしゃみをしている場合は早急に動物病院へ連絡しましょう。
スナッフルの治療方法
うさぎのスナッフルは、基本的には抗菌薬投与の治療が中心になるでしょう。
必要であれば、どんな種類の菌が増えているのか、どのような薬が効くのかなどを調べてから抗菌薬を選択することもあります。
ですが、抗菌薬ですべての菌を完全になくすことはできないので、薬を中止したり、ストレスや免疫力が低下して再発することも多いので気をつけなければいけません。
症状がひどく、呼吸が苦しそうであれば酸素療法をおこなうこともあります。
スナッフルに関連する病気について
- 不正咬合
- 歯根腫瘍
スナッフルに関連する病気は上記の2つです。
不正咬合は、歯の根本が過剰に伸びることで起こる病気でうさぎに多いトラブルです。
普段から牧草などの繊維が多い食べ物を与えたりして予防をしましょう。
また、歯根腫瘍では鼻腔や鼻涙管を圧迫してくしゃみや鼻水が出やすくなってしまいます。
他にも、異物混入や刺激物が原因で炎症をおこすこともあります。
うさぎを診れる動物病院を探しておこう!
全国にある動物病院では、犬・猫しか診ることができないとされている動物病院は多いです。
住んでいるところから近い動物病院では、うさぎが診れない可能性もあります。
なので、うさぎを飼育する前に事前に周りにある動物病院でうさぎが診れるところがあるかどうかチェックしておくことをおすすめします。
何かあったときに、スムーズに診察してもらえるようにしましょう!