ウサギの鼻について~音の種類で分かる気持ちや鼻の病気〜
うさぎは犬や猫のように、声を出して鳴くことはありませんが、鼻を鳴らして気持ちを伝えて来ることはあります。
うさぎが鼻を鳴らす理由・感情などを知っておけば、今よりも距離を縮められる事が出来るでしょう!
そこで今回は、うさぎの鼻について音の種類で分かる気持ちや、花の病気についてご紹介いたしますのでぜひ参考にしてみてくださいね。
うさぎが鼻を鳴らすときはどんなとき?
- 怒っているとき
- リラックスしているとき
- 嬉しいとき
- 病気の可能性
うさぎが鼻を鳴らすときは、基本的に上記4つの理由が考えられます。
これに加え、歯ぎしりや足ダン、ジャンプをしているなどの行動を見て、より確実に感情を読み取ることができます。
うさぎの鼻が動くときはどんなとき?
うさぎを観察していると、なぜかずっとピクピクと鼻を動かしているときがありますよね。
これにはしっかりとした理由があります。それぞれ詳しく解説していきますね。
うさぎの鼻が早くピクピクしているとき
- 周りの情報をたくさん集めたいとき
- 警戒・興奮しているとき
- 興味があるとき
うさぎの鼻がピクピクと早く動かしているときは、周りの情報をたくさん集めたいときや警戒しているときです。
また、美味しそうなにおいがしたり大好きな人が近づいて来たときなどにも、鼻のピクピクが早くなります。
うさぎの鼻がゆっくりピクピクしているとき
- リラックスしているとき
- 眠っているとき
うさぎの鼻がゆっくりとピクピクしているときは、リラックスしているときです。
眠っているときもゆっくりとピクピクしているときがありますが、いずれにしてもうさぎにとって警戒せず安心して休めているということですよ!
また、うさぎの鼻が完全に止まっているときも、リラックスや眠っているときです。
「呼吸が出来ていないのでは?」と心配になるかもしれませんが、基本的には大丈夫なので安心してください。
非常に稀ですが、病気やケガなどで鼻をピクピクさせる余裕がなくなっていることもあります。
ご飯を食べない・元気がない・排泄をしていないなど、体調が悪そうであればかかりつけの動物病院へ早急に相談するようにしてください。
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うさぎが鼻でツンツンしてくる
うさぎが飼い主さんに鼻でツンツンしてくるのは「構って」「撫でて」というサインです。
このようなアピールをしてきたときは、思い切り遊んであげてください。
他にも「お腹すいた」「ちょっとどいて」というような、要求の場合もあります。
いずれにしても、その時の状況で感情を理解してあげるといいですよ!
うさぎの鼻から「プヒープヒー」「ピーピー」と聞こえるときは要注意!
- 鼻炎で鼻が詰まっている
- 腫瘍や異物がある可能性
- 先天的に鼻の穴が狭い
健康なうさぎの鼻からは、このような音が鳴ることは基本的にはありません。
寝ているときに鳴ることもあるので「いびきかな?」と勘違いすることもあるでしょうが、うさぎの鼻から「プヒープヒー」「ピーピー」と聞こえるときは、上記のような問題や病気の疑いがあります。
感染症「スナッフル」
スナッフルとは、うさぎが細菌感染を起こして起こる「鼻炎」です。
症状は主にくしゃみや粘液性の鼻水、そして鼻が詰まることによって鼻が鳴ることもあります。
スナッフルはほとんどのうさぎが元々持っている菌が原因で、ストレスや加齢などで免疫力が下がり発症します。
鼻が鳴っている他にも、くしゃみや鼻水が見られる場合は早急に動物病院へ相談しましょう。
口内の病気「歯根腫瘍」
うさぎの歯根部に炎症が起き、腫瘍ができてしまう病気です。
原因は細菌や歯が歯根の方向に伸びてしまうことなどが挙げられています。
上顎の奥歯が伸びると、鼻涙管を圧迫してしまい涙が溢れます。
悪化すると、膿の混じった鼻水が出てくるのですが、それが鼻に詰まって鼻が鳴ることもあります。
歯根腫瘍は内服薬で治ることはほぼ無いとされています。
治療には長期間の内服が必要になることになるので、できるだけ軽症で済ませるためにも症状が見られたら早めに動物病院へいきましょう。
その他
- アレルギー
- 牧草の粉などが鼻に詰まった
- 外傷・腫瘍
うさぎの鼻詰まりは、アレルギーや鼻になにかが詰まった、外傷や腫瘍なども考えられます。
早期発見できるように普段から、鼻水が出ていないか、くしゃみや涙が溢れるなどはしていないかなどスキンシップを取る際にチェックしておくことをおすすめします。
日頃からよく観察しておこう!
うさぎが鼻を鳴らすのは、基本的には感情を表すためです。
しかし、何かしらの病気が隠れている事もあるので、鼻を鳴らした際には他に症状がないかチェックすることが大切です。
また、鳴く音の他にもジャンプや足ダンをしているなど他の行動を見て判断すると、より性格に感情を理解することができますよ!
理由がわからない場合や、他に気になる症状がある、いつもと様子が違うなどがあれば迷わず動物病院へ相談するようにしましょう。