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COLUMNコラム

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POSTED on 2023.07.17

猫にも生理がくる?避妊・去勢手術のメリット・デメリットとは

猫を飼っていると気になるのが繁殖についてです。室内で1匹のみ飼育している場合は妊娠の心配はないでしょう。
しかし、頻繁に猫を外へ出している、避妊や去勢手術をしないまま雌雄ペアで飼育しているなどの状況だと、育てられないにもかかわらず新しい命が宿るケースもあります。

そこで今回は、猫の生殖について考えるうえで「猫にも生理がくるのか」「避妊・去勢手術を受けるメリット・デメリット」の2つを軸に解説します。
愛猫の健康を左右する内容が含まれていますので、ぜひ最後までご覧ください。

猫には生理がないってホント?

結論からいうと「猫には人間のように周期的な生理はない」が正しい答えです。

具体的に説明すると、人間や犬は一定周期のあいだに受精しなかった場合、子宮内膜が剥がれ落ちることで、出血をともなう生理が起こります。
この現象を「自然排卵」といい、人間や犬などをはじめとするほ乳類に多い排卵の仕組みです。

一方で、猫やウサギ、フェレットなどの動物は「交尾排卵」と呼ばれる体の仕組みを持っており、交尾による刺激が加わることで排卵が促されます。
つまり「交尾時に精子を受け入れるため排卵が起こる」ということです。

このような体の仕組みを持っていることから、猫は交尾するとほぼ確実に妊娠します。
受精後、約2カ月の妊娠期間を経て平均5匹の子猫を生みます。
※生まれる子猫の数は4~8匹のあいだが多いようです。

妊娠できる期間についても、人間や犬が月または年単位で数日間なのに対し、猫は1年中いつでも可能です。
「猫は繁殖力がすごい」といわれるのは、このような体の仕組みになっているからだといえるでしょう。

避妊・去勢手術を受けさせるメリット・デメリット

猫に避妊・去勢手術を受けさせるメリット・デメリットをご紹介します。

避妊・去勢手術をする時期はいつが望ましいの? 

猫の避妊・去勢手術は、はじめて発情が来る前が理想的です。
そのため個体差もありますが、生後6~8カ月あたりが適切な時期だといわれています。
愛猫の避妊・去勢手術を検討している方は、かかりつけの獣医師に相談したうえで判断するとよいでしょう。

避妊・去勢手術のメリット 

避妊・去勢手術を受けるメリットは以下のとおりです。

  • 望まない繁殖の防止 
  • 発情によるストレスの緩和
  • 病気の予防

避妊・去勢手術を受けることで、望まない繁殖(妊娠)の防止につながります。子猫が生まれても育てられないのであれば、手術を検討してもよいでしょう。
また、発情期に交尾できないのは、猫にとってストレスがたまる原因になります。
避妊・去勢手術によって発情が起こらないようにすることで、不要なストレスがたまらない状態にしてあげられます。

これら以外にも、避妊・去勢手術によって病気の予防が可能です。例として、メスであれば乳腺腫瘍や子宮蓄膿症、オスの場合は精巣腫瘍や前立腺肥大などの病気を予防できるといわれています。

避妊・去勢手術のデメリット 

避妊・去勢手術によって発生するデメリットは以下のとおりです。

  • 愛猫の子供が望めなくなる
  • 太りやすくなる
  • 麻酔を使った手術のためリスクがある

避妊・去勢手術のデメリットとしては、手術を受けたあとになって「やっぱり愛猫の子供がほしい」と思っても手遅れである点があげられます。
子猫が誕生した場合にしっかり育てられるかを真剣に考えたうえで、手術してもらうか検討するとよいでしょう。

また、避妊・去勢手術によって発情が抑えられることで、猫が太りやすくなるといわれています。
肥満は猫にとって大病の原因になりますので、太り過ぎないよう、飼い主による食事や運動などを組み合わせた体重コントロールが大切です。

ほかにも、避妊・去勢手術は麻酔を使って行われることから、麻酔薬に対して過敏に反応してしまう個体が死亡するケースもあります。
獣医師とよく話し合ったうえで手術するか判断しましょう。

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メスの陰部から出血がみられた際に注意すべき病気

猫は生理による出血がみられない動物です。
しかしまれに、メスの陰部から出血することがあり、その場合は何らかの病気があると考えられます。
以下に注意すべき病気を列挙してご紹介します。

≪注意すべき病気例≫

  • 尿石症
  • 膀胱炎
  • 子宮蓄膿症(避妊を受けていない場合)
  • 子宮内膜炎(避妊を受けていない場合) など

愛猫の陰部から出血があり、食欲がない、嘔吐している、出血量が多いなど、いつもと違う様子がみられたら、速やかに動物病院で診察を受けましょう。

命に責任を持とう

猫は私たち人間と異なり、いつでも子供を授かることができます。
それ自体は素晴らしいことなのですが、生まれてくる子猫たちをきちんと育てられる環境があるでしょうか?

ペットを飼うということは命に責任を持つということです。繁殖を望まないのであれば、避妊・去勢手術を検討しましょう。

また、避妊・去勢手術は猫のストレス軽減や病気のリスクを減らす効果も期待できます。
避妊効果だけでなく、これらの要素も踏まえたうえで、愛猫のためにできる最善の選択をしてあげてください。

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