うさぎは菜の花を食べても大丈夫?与え方の注意点を解説!
うさぎは草食動物ですが、どの草でも食べられるというわけではありません。
では、人間も食べることのできる野草「菜の花」はどうでしょうか。
体にいいものであれば、積極的に与えたいですよね。
今回はうさぎに菜の花を与えても大丈夫かどうかをはじめ、与え方の注意点などもご紹介いたします!
うさぎは菜の花を食べれる?
結論から言うと、うさぎは菜の花を食べられます!
菜の花はアブラナ科の植物なので、うさぎに与えてもOKな食材です。
うさぎも菜の花を好んで食べるので、与えると喜ばれる食材の一つでもあります!
しかし、与える際には下記のような注意点がいくつかあるので、必ずチェックしてから与えるようにしてください。
菜の花の成分を把握してから与える
うさぎに菜の花を与える場合、成分をしっかりと把握してから与えなければいけません。
例えば、菜の花はカルシウムが豊富に含まれています。
持病などで、カルシウム摂取の制限が必要なうさぎに与えると、体調を崩してしまう可能性があります。
また、アブラナ科の植物は与えすぎると「甲状腺機能障害」を起こすことがあるので要注意です。
ですが、悪いことばかりではありません。菜の花にはビタミンCが豊富に含まれていて「抗がん作用」があるとも言われています。
菜の花は与える量に気をつければ、うさぎにとって体にいい食べ物なのです。
似たような花に要注意
菜の花に似ている花はいくつかあります。
中には、うさぎに与えないほうがいいものもあるので、間違えないよう要注意です。
見分ける自身がない人がうさぎに菜の花を与えるのであれば、野草ではなくスーパーで販売されているものを購入するのが確実でおすすめです。
衛生面に気をつける
公園や道路沿い、山などに生えている菜の花は、ペットや野生動物の排泄物で汚れていたり、除草剤が撒かれている可能性もあるので要注意です。
また、農薬や排気ガスなどの影響の有無なども、要チェックです。
与えるときはキレイに洗ってから、与えるようにして下さいね!
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うさぎが食べてもいい野草と効果
菜の花以外でもうさぎが食べれる野草はいくつかあります。
いくつかご紹介しますね。
たんぽぽ
たんぽぽにはビタミン・ミネラルが豊富に含まれていて、葉っぱには利尿作用・肝臓の働きを助ける作用があります。
栄養価の高いたんぽぽは、チモシーなどを食べなくなったシニアうさぎにおすすめです!
しかし、たんぽぽに似ている野草はたくさんあります。
中にはうさぎに与えないほうがいいものもありますので、間違えて与えてしまわないように注意しましょう。
たんぽぽの特徴:枝分かれはせず主根から直接葉が出ています。花は花茎の先に1つだけ咲いていて、葉はギザギザに切れ込んでいるのが特徴です。
オオバコ
オオバコは栄養価が高く抗菌作用があります。日本でも、昔から薬草として利用されていました。
抗炎症作用もあるので、うさぎの尿結石で起こる尿管の軽い出血を止めたり、炎症を緩和、尿石が通過する痛みの軽減などの効果もあります。
しかし、シュウ酸が含まれているので食べ過ぎはNGです。
(※シュウ酸をたくさん摂取すると、シュウ酸カルシウム結石の原因になります。)
オオバコの特徴:草丈が低くて10cm程度しかありません。葉脈は、はっきりと縦に入り放射線状(円盤状)に広がっているのが特徴です。
クローバー(シロツメクサ)
クローバーも栄養価が高い野草の一つです。
成長期や繁殖期、高齢のうさぎにおすすめの野草で、嗜好性が高くおやつ代わりとして与えることもできます。
また、クローバーは植えると簡単に増えてくれる野草でもあるので、食用としてお庭に植えておくのもおすすめです!
しかし、クローバーはマメ科なため、食べ過ぎると腸内にガスが溜まりやすくなるので注意が必要です。
なお、クローバーに似ている植物もたくさんありますので、注意してくださいね。
クローバー特徴:丸みのある葉をしていて、白い模様が付いていることが多いです。また、4~9月頃には白い花が咲きます。
ハコベ
ハコベは止血作用・抗菌作用・解毒作用などがあり、消化を助ける、飲み込んだ毛を排出する効果もあります。
ハコベはうさぎだけではなく、小鳥などの小動物が食べられるほど安全な植物なので安心して与えることができます。
ハコベの特徴:茎が緑色をしていて、5mm前後の白くて小さな花を咲かせるのが特徴的です。
ナズナ
ナズナは別名「ぺんぺん草」と呼ばれている野草です。
下痢や肝臓病、止血、利尿作用などの効果があると言われていて、うさぎも食べられる野草の一つです。
ナズナの特徴:草丈が20~40cmほどあり、葉はハート型で細かく茎いっぱいに生えています。2~6月頃になると、下から上へ小さく白い花が咲くのも特徴的です。
葛(くず)の葉
葛の葉は、人間のかぜ薬としてとても有名な「葛根湯」にも使われているほど効果が高い野草です。
ビタミン・ミネラル・クロロフィルなどの栄養が含まれていて、コレステロールの減少効果や細胞活性化・抗炎症作用・腸内健康維持などの効果もあります。
しかし、葛の葉もクローバーと同じくマメ科の野草なので、食べ過ぎには要注意です。
葛の葉の特徴:緑色の葉が1本の茎に繋がっていて、葉の直径は最大30cmほどになります。また、ツルが絡みついていて、草丈は人間の背を超えるほどになるのも特徴的です。
適量で健康的に!
菜の花以外にも、うさぎが食べることのできる野草はたくさんあります。
健康にいいものもありますが、与え過ぎには要注意です。
おやつ代わりに与えるのがおすすめですよ!