うさぎって夜行性?飼育する前に知っておくべき習性!
うさぎを飼育している方の中で多い悩みが「日中は静かなのに夜になるとうるさくなる!」という事があげられます。
うさぎは夜行性なのでしょうか?
うさぎをお迎えする前に、習性を理解し心構えをすることでより飼育しやすくなりますよ。
そこで今回は、うさぎは夜行性かどうかについて飼育する前に知っておくべき習性についてもご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
うさぎは夜行性ではない
うさぎは夜行性ではなく「薄明薄暮性(はくめいはくぼせい)」動物と言われる種類に分類されます。
昼行性・夜行性は聞いたことがありますが、薄明薄暮性はなかなか聞いたことが無いのではないでしょうか。
では、具体的にどういう性質があるのかを見ていきましょう。
薄明薄暮性(はくめいはくぼせい)とは?
夜行性は夜に活動して昼に寝ているという生活習慣のことですが、薄明薄暮性(はくめいはくぼせい)は、夕方の時間帯に行動することを言います。
「薄明」とは明け方の日が出る前後の事、そして「薄暮」とは日が落ちる1時間前後の時間帯の事を言います。
つまり、季節によって違いはあるのですが、基本的には明け方の5~7時頃と夕方17~19時頃の時間帯に活動することを薄明薄暮性(はくめいはくぼせい)というのです。
そのため、うさぎは日中や夜は寝ている事が多くて、明け方、夕方に活発的に動き出します。
うさぎ以外でも、ハムスターやリス、フェレットなどのペットも同じく薄明薄暮性(はくめいはくぼせい)です。
さらに野生動物であれば、クマやシカも同じく薄明薄暮性(はくめいはくぼせい)の動物なのです。
野生うさぎには夜行性の子もいる
実は野生のうさぎの中には夜行性の子もいます。
ペットで飼育されているうさぎは基本的には薄明薄暮性(はくめいはくぼせい)ですが、日本に生息している「ニホンノウサギ」「アマミノクロウサギ」「エゾユキウサギ」の3種類は夜行性です。
野生うさぎは、日中活動する天敵が多いためよる活動することで、できるだけ見つからないように過ごしています。
ただ、完全に夜行性なわけではなく、日中に活動することもあるゆる~い夜行性なのです。
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うさぎの生活リズム
うさぎは基本的には薄明薄暮性(はくめいはくぼせい)なのですが、その子によって生活リズムは異なります。
うさぎの体内時計は光の刺激を受けて、リズムが作られていくのである程度飼い主さんのリズムに合うようになってきます。
ですが、本来のリズムがうさぎにとっては生活しやすいので、できれば食事の時間は朝と夕方にするように心がけて下さい。
そして、その他のお世話に関しても時間は決めておいて、毎日規則正しく過ごすようにしましょう。
知っておくべきうさぎの習性
飼育する際に知っておきたいうさぎの習性をご紹介します。
病気を隠す
うさぎは野生の名残から、病気を隠そうとする習性があります。
そのため、飼い主さんが気付くくらいの症状が出ているときは、すでに病気が末期なことは珍しくはありません。
病気を早期発見するために、うさぎの病気について学び毎日健康チェックを欠かさずにおこなってあげましょう。
また、うさぎを診てくれる動物病院も事前に探しておくようにしてくださいね。少なくても1年に1回は健康診断を受けさせることをおすすめします。
骨折しやすい
うさぎは他の動物に比べて骨が軽いので、骨折しやすいと言われています。
高いところから落ちたり、足の爪をどこかに引っ掛けてしまったり、飼い主さんが誤って踏んでしまったりすることで骨折をしてしまう事がありますので注意してください。
また、うさぎの骨折で一番多いのが抱っこをしていたら急に飛び降りたケースです。
抱っこは基本的には座ってするようにして、たくさん練習して慣れてもらうようにしましょう。
完全室内飼育にしよう
うさぎは昔、外で飼われていた事もありましたが、現代では室内飼育が主流となっています。
これはうさぎの飼育環境を考えて、熱中症や体温低下などを防ぐためだからです。
夏は涼しく冬は暖かくして、室内をうさぎにとって適温に保つように心がけましょう。
また、うさぎのケージはできるだけ風通しが良くて直射日光が当たらない場所にするようにしてくださいね。
習性を知って居心地の良い環境を整えよう
うさぎは基本的には、早朝と夕方に行動する生き物ですが、飼い主さんに生活リズムを合わせることもできます。
お世話しやすい生活リズムに調節するのも良いですが、できるだけ食事は早朝と夕方に与えるようにしましょう。
なるべく規則正しい生活を心がけて、お互い無理のないように生活してくださいね!