2023年はウサギ年!人気急上昇中のウサギを飼う前に知っておきたいこと
2023年はウサギ年です。テレビやSNSでも目にする機会は増えているのではないでしょうか。
子供から大人まで高い人気を得ているウサギは、近年人気を高めているペットでもあります。
鳴かないから飼いやすいしマンションやアパートでも飼えるからと飼育している人も増えてきているようです。
しかし、実際にウサギを飼育するとなると、大変なこともあります。「思っていたのと違った…」なんて事にならないように、今回はウサギを飼う前にチェックしておいて欲しい事をご紹介いたします。
「ウサギは静か」は間違い!
ウサギは鳴かないから静かと思っている人もいるようなのですが、これは間違いです。
ウサギは声帯が無いため鳴くことができません。
人間に感情を出すときには、足で床をダンダンと叩く「足ダン」や、ケージを蹴ったりなど、大きな音を出して意思疎通をします。
色々な音を出すので、マンションやアパートに住んでいる場合上下左右のお部屋から苦情が来てしまうこともあります。
お迎えをする場合は、覚悟しておきましょう。
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ウサギのお世話で大変なコト9選
- 目を離しているとお部屋がボロボロになる
- 抱っこは基本的に嫌い
- トイレのしつけは基本的にできない
- 換毛期には細い毛が抜けて掃除が大変
- ブラシングは必須
- 歳を取ったら介護が必要
- お金がかかる
- 見てくれる動物病院が少ない
- ストレスなどがあればすぐに体調を崩す
- うさぎは10年生きる
犬や猫に比べると、お世話は楽だと思われがちですがそうではありません。
ウサギを飼育していて大変なことをそれぞれ解説していきます!
1、目を離しているとお部屋がボロボロになる
ウサギは何でもかじります。
家具、壁、充電器などコード類、カバン、服、本など飼い主さんの大切な物をお構いなくかじって壊してしまいます。
ウサギのかじる行動は本能なのでしつけなどで止めることはできません。
いたずらをしていて怒ったとしても犬や猫のように「良くないこと」という認識はできず、恐怖を与えるだけですので「届くところに置いていた自分が悪い」と割り切り、うさぎの近くに物を置かないようにしましょう。
2、抱っこは基本的に嫌い
ウサギは基本的に抱っこを嫌う動物です。中には嫌がらない子もごく稀にいますが、そうでない子に無理矢理抱っこをすることはうさぎにストレスを与えてしまいます。
ですが、抱っこはウサギのお世話をする上で避けては通れません。そのために、抱っこの練習はしておきましょう。
3、トイレのしつけは基本的にできない
基本的にウサギにトイレをしつけることはできません。用意したトイレを使ってくれるかどうかはウサギの気分次第です。
おしっこはトイレで、うんちはその辺でという子もいます。いずれにしてもトイレ以外で排泄をした場合はその都度綺麗にお掃除してあげなければいけません。
4、換毛期には毛が抜けてお掃除が大変
うさぎは毛がぬける動物です。しかもウサギの毛は細くてフワフワです。そのため家の中で舞いやすく、掃除も大変です。
また、頻繁なブラッシングも欠かせません。
5、歳を取ったら介護が必要
ウサギは歳を取ると動けなくなる子もいます。動けないウサギは、排泄のお手伝いやご飯のお手伝いなど介護が必要になることもあるのです。
看病するために、時にはお仕事を休まなければいけなくなることもあります。
6、お金がかかる
ご飯代やトイレ用品、おもちゃや掃除道具など、ウサギにはお金がかかります。
病気や怪我をすれば医療費もかかります。動物病院は自由診療で、処置や検査の内容によっては数万~数十万の治療費用がかかることも珍しくはありません。
7、見てくれる動物病院が少ない
動物病院の多くは犬や猫のみという場合がほとんどです。ウサギを見てくれる動物病院が近くにないなんてことは珍しくはありません。
ウサギを飼おうと考えている場合は、まず周辺にウサギを診てくれる動物病院があるかどうかを調べておく必要があります。
8、ストレスなどがあればすぐに体調を崩す
ウサギはとても弱い動物です。ストレスがあるとすぐに体調を崩してしまいます。
「ウサギは寂しいと死んじゃう」と聞いたことがあるかもしれません。これは都市伝説のようなものなのですが、寂しさでストレスを感じて体調不良を起こし、それが引き金で亡くなってしまうケースはあります。
また、ウサギは体調を崩してもそれを表に出すことはありません。
飼い主さんがウサギの様子がおかしいと感じたときには、すでに手遅れなことは少なくないのです。
異変を感じたら迷わず動物病院へ連れていきましょう。
9、ウサギは10年生きる
ウサギは大きな病気や怪我などをしなければ10年生きてくれることもあります。
長い年月、毎日欠かさずにお世話をして長期的な旅行にも行けない、そんな生活を10年続けなければいけないということを肝に命じておきましょう。
まとめ
2023年はウサギ年ということもあり、いつもよりウサギを意識する年になるでしょう。
ふと「ウサギを飼いたい」と頭によぎったらこの記事を思い出して、検討してみてくださいね。
また、ウサギをお迎えする方法はペットショップだけではなく保護施設などでもお迎えをする事ができますので、是非覚えておいてください!