うさぎをお風呂に入れたい!正しい入れ方や注意点を解説!
うさぎと遊んでいる時にふと「あれ?臭い…」「汚れている気がする」と気になり、お風呂に入れたくなることがあるかと思います。
基本的にうさぎにお風呂は必要なく、お風呂に入れてしまうとうさぎにダメージを与えてしまう恐れもあります。
ですが、うさぎが入浴をしてもいい例外があります。
そこで今回は、うさぎをお風呂に入れたいときの正しい入れ方や注意点を解説していきます。
うさぎをお風呂に入れないで!
基本的にはうさぎをお風呂に入れるのは良くありません。
自然界にいるうさぎは水浴びをすることはありません。それは自分で毛づくろいをしていて、清潔を保っています。
また、うさぎには汗腺がないので汗をかかずニオイも少ない動物です。
つまり、うさぎは常にきれいな状態を保てているのでそもそもお風呂は必要ないのです。
■あわせて読みたい記事■
外出しないうさぎにも必要!うさぎのノミ・ダニ予防法
うさぎをお風呂に入れてはいけない理由
うさぎはそもそも体を濡らすことが好きではないので、お風呂に入れることでストレスを与えてしまいます。
また、体温調節が苦手なのでお風呂に入れると体調不良を起こしてしまう可能性もあります。
うさぎは繊細な生き物です。お風呂に入ったことで大きなダメージを受けてしまい、命を落としてしまうこともあるのです。
どうしてもお風呂に入れたい・入れなければいけない場合は、これらのリスクを回避するためには入浴時・入浴後のケアは適切にしないといけません。
うさぎにお風呂が必要なとき
- 体にうんちがついてしまった
- おしっこを飛ばしてしまい毛についてしまった
- 皮膚トラブルが発生しているとき
うさぎにお風呂が必要なときは上記の3つです。それぞれ詳しく解説していきますね。
体にうんちがついてしまった
うさぎのうんちがゆるくて体にうんちがついてしまうことがあります。この場合は衛生面的にもよくないのでお風呂に入ったほうがいいでしょう。
ですが、お風呂に入る前にまずはうんちがついている箇所を温かい濡れタオルで拭いたり、毛をカットしたりして対処できないかやってみましょう。
汚れがひどくて、お風呂に入る他ない場合は、お風呂に入れてあげましょう。
おしっこを飛ばしてしまい毛についてしまった
おしっこが体についてしまうこともあります。
この場合も、うんちのときと同様、汚れている箇所を拭いたりカットしたりして対処できないかやってみましょう。
それでも汚れがきれいにならない場合はお風呂に入れてあげましょう。
皮膚トラブルが発生しているとき
皮膚トラブルがある場合、獣医さんからお風呂に入れてあげるよう言われることがあります。
この場合は、獣医さんに確認してからお風呂に入れてあげるようにしましょう。
「皮膚の状態がいつもと違う」と、飼い主さんの勝手な判断で入浴させるのはよくありませんので、必ず病院で診てもらうようにしましょう。
うさぎの体をきれいに保つ方法
うさぎはシャンプー以外でも体をきれいに保つことができます。それは「ブラッシング」です。
そもそもうさぎは毛が抜けやすい動物です。毛づくろいのときに抜けた毛を飲み込んでしまい「毛球症」という病気にかかってしまう恐れもあるので、ブラッシングは必須です。
病気も防げて清潔を保つこともできるので、こまめなブラッシングを心がけましょう。
うさぎの正しいブラッシングの方法
用意するブラシは「コームブラシ」と「スリッカーブラシ」です。スリッカーブラシは先端にピンが付いているものだと皮膚を傷つける心配もありません。
また、グルーミングスプレーを使ってブラッシングすると、毛の摩擦が減って毛を傷めずにブラッシングができるのでおすすめです。
- うさぎを膝の上など安心できる場所において、うさぎが落ち着くまで待ちましょう。
- ブラシを当てても嫌がらない部位から毛の流れに沿ってブラシをしていきましょう。嫌がれば辞めてあげてくださいね。
- スリッカーブラシではしにくい細かい部分をコームブラシで丁寧にブラッシングしましょう。
うさぎのお風呂の入れ方について
- お湯の温度は40度
- たらいなどに温度を確認しながらお湯をためる
- 汚れた部分を動物用シャンプーで洗う
- タオルドライをしっかりとする
- ドライヤーできれいに乾かす
うさぎをお風呂に入れる場合、お湯の温度は38度~41度くらいの人肌が適温です。たらいなどにお湯を張って温度確認をこまめにしながら入れてあげましょう。
汚れている部分を動物用シャンプーで手早く洗って下さい。このとき耳に水が入ってしまうと他の病気などになってしまう恐れがありますので注意が必要です。汚れている部分が顔から下の場合、顔から上は濡らさないようにしてください。
シャンプーができたら、タオルドライをしっかりとしてドライヤーで水気がなくなるまできれいに乾かしてあげましょう。
まとめ
うさぎは基本的にお風呂が必要ない動物です。
体をきれいに保つために、毛づくろいをしているので基本的には体はきれいに保たれています。
しかし、排泄物の汚れで体が汚れてしまった場合は、清潔を保つためにもお風呂に入れなければいけないケースもあります。
この場合は、お風呂のお湯の温度とうさぎの耳に水を入れてしまわないよう気をつけながらお風呂にいれてあげましょう。
お風呂が必要にならないように、飼育環境は常に清潔を保ちこまめなブラッシングをしてあげてうさぎの健康を守りましょう!
※先述しているように、うさぎは基本的にお風呂は必要ありません。上記通りお風呂に入れてもうさぎの体調などが悪ければ命に関わってきてしまいます。あくまでもお風呂を入れる際の一例として参考にしてください。