fbpx
HOME / COLUMN / 油断は大敵!愛猫きなこが迷子になってしま...

COLUMNコラム

CAT

POSTED on 2021.04.07 / UPDATE on 2021.07.28

油断は大敵!愛猫きなこが迷子になってしまった時の話/もちもちブラザーズコラム

こんにちは。11匹の猫と暮らすニャンスタグラマーのmochi_ryokoです。
四季折々たくさんの景色が楽しめますが、「愛猫と一緒に季節を感じたい!」と思ったことはありませんか?というのも、私は大の桜好き!春には毎年愛猫を連れてお花見に出かけるのですが…今回はその時に起こった「迷子事件」についてお話していきたいと思います。私の体験が参考になれば嬉しいです。

愛猫・きなことお花見へ

2020年4月、東京では緊急事態宣言が最初に出される少し前のお話です。
山口県にある自宅近くの川沿いにはたくさんの桜が植えられており、人も少ないので猫を連れて行くには絶好のお花見スポット。
毎年、きなこやよもぎを連れてお花見にでかけています。(おはぎは超のつく怖がりなので連れて行っていません。)

昨年も、いつもと同じようにきなこを連れてお花見にでかけました。
平日の昼間ということもあり、人は全くいなかったので、リードを付けたきなこを散歩させたり、写真を撮ったりと楽しく過ごしました。

時間にして15分から20分程度。
そろそろ帰ろうかというとき、きなこがリュックに入りたがらず、そのまま抱っこして歩きはじめました。
家まで2,3分の距離で、人や車も少ない場所なので、しっかりと抱っこをしているので大丈夫だと思っていました。

しかし、突如!

まさに家の塀のすぐ横でそれは起こりました…。
お隣の家の男の子(知り合い)に会って、話そうと近づいた時、腕の中のきなこが飛び上がったのです。
私の腕から暴れて地面に降り、逃げようと必死に暴れています。

でも、私はリードをしっかりと握っていました。
きなこのしていたハーネスはかなりしっかりした作りで、洋服のように着た上から更にバックルで留める形、しかも少し小さめだったので、外れることはないと思っていました。

しかし、パニックになって暴れているうちに外れて…
きなこは家の前を猛ダッシュで走って、隣の家の奥まで逃げて行ってしまったのです。
一瞬の出来事でした。
すぐに走って追いかけるも、きなこの姿はどこにもありません。
「どうしよう」「どうしよう」
ただただパニックになりました。

きなこ大捜索

そこから、きなこの大捜索が始まりました。
話しかけようとした中学生の男の子兄弟と、一緒に遊んでいた友達たちも捜索に加わってくれ、住宅地の中を捜索します。
幸いにも付近は住宅地。
隠れる場所はたくさんあります。

道路に飛び出さず、住宅地に逃げ込んだのが唯一の救いでした。
脱走した時はとにかく近くを探すようにテレビで言っていたのを思い出し、付近の住宅地の軒下や植木の側、溝など近所を探していきます。

「きなこがいなくなったらどうしよう。」「車に轢かれたらどうしよう。」
もし、もう会えなくなったら…
どうしてあの時ちゃんとキャリーに入れなかったのか、どうして男の子に話しかけてしまったのか、どうしてきなこは大丈夫だと思ったのか、後悔でぐちゃぐちゃになりながら走りました。

どれくらい時間が経過したのかわかりません。多分、そんなに長い時間ではなかったとおもいます。
でもその短い時間が永遠に感じられるほど長く長く感じました…

そこへきなこが!

近所という近所を5人で走り回って探しましたが、きなこの姿はありません。
もう少し遠くまで行ってみよう、と公民館へ向かっていた時、なんと目の前にきなこの姿が!
よく目立つクリーム色の毛並みが草むらの中を歩いていたのです!!

私は叫びそうになる気持ちを抑えて、小さな声で「きなこ」と呼び近づきました…けれどもすぐにきなこは逃げてしまいました。
よく、猫は外で飼い主に会ってもわからないという話を聞きますよね。
まさにそれで、「ママー!」と駆け寄ってくることはなく…。

でも、やっぱりこのあたりにきなこがいるということがわかったので、すぐに助けを呼びに戻ります。
子供たちに援軍を要請しました。
しかし、さっきの草むらにはもちろんきなこはいない。
近くを走り回ること数分…

「いた!!!黄色い猫!!」

子供の一人が叫びました。すぐさま、駆け寄ります。
なんときなこがいたその場所は、我が家の2軒隣の工事会社のドラム缶とドラム缶の間!
大人の私は見もせず通り過ぎた場所でした。

無事に捕獲!

幸いきなこはそのドラム缶の隙間におとなしく隠れていました。
私と目があってもこっちには来てくれず、どんどん奥に逃げていきます。
ドラム缶は4列2段くらいに積み上がっていて、何かが入っていてとても重い…動かすのは無理…。
子どもたちはアスレチックで遊ぶようにドラム缶を登り、きなこを私の方へと誘導します。

そこで苦戦すること30分。ついにその時はやってきました。
「お姉さん!すぐ手の届くとこに猫がいます!」
私の方からは見えないけれど、ドラム缶の隙間のすぐ近くにきなこがいるというのです。
私は手を伸ばします。
男の子が「もうちょっと右!すぐそこ!」
と、手がふわふわの物体に触れました、しっぽです。
私はとっさにきなこのしっぽを掴んで引きずり出しました。
普段なら猫のしっぽを引っ張るなんて絶対にしません。

でも、このときばかりは、このチャンスを逃したらもう捕まえられない、そんな気がして、頭よりも身体が先に動きました。
「つかまえたーーー!!!」
そこに置いていたキャリーリュックにそのまま入れてジッパーをしっかりと閉めました。

涙が溢れて、リュックを抱きしめてしばらく動けませんでした。
「見つけた俺すごくね?」
「マジすげー!」
子どもたちはそんな私の横で、自分たちの手柄をたたえあっていました。

彼らにとっては、ただ迷子になった猫を探したゲームのような感じだったかも知れませんが、私にとっては本当に命の恩人。
どんなにお礼を言っても足りないくらい。
子どもたちの目がなければ、きなこを見つけることはできなかったのですから。

「絶対大丈夫」は、ありえない

このきなこ迷子事件で私が学んだことは、「大丈夫」はありえないということ。
「ハーネスしてるから大丈夫」
「きなこはおとなしい猫だから大丈夫」
この私の油断がきなこにつらい経験をさせてしまったのです。

絶対はずれないハーネスはないし、おとなしい猫でもびっくりしたら逃げてしまうんです。
どんなに飼い主との信頼関係があっても、逃げ出してしまった猫は飼い主のところには来ません。

今回はラッキーだっただけ。本当なら何日も見つからなかったかもしれない。
1年経った今でも、この日のことを思い出すと涙がでて言葉につまります。
本当にきなこが無事でいてくれることに感謝しています。
それからは、病院に連れて行くときでも、脱走させないように細心の注意を払っています。

mochi_ryoko

出典:@mochi_ryoko

出典:@mochi_ryoko

<PROFILE>
2020年3月に東京から実家のある山口県へ3匹の猫「もちもちブラザーズ」こと、よもぎ♀・きなこ♂・おはぎ♂と共に移住。実家の先住猫7匹と「もちもちブラザーズ」合わせて10匹の猫との新生活を始める。さらにその後、2020年7月に自宅へ迷い込んできた子猫を保護し、現在は11匹の猫とドタバタ生活を送っている。Instagramは4万人以上のフォロワーがいる大人気ニャンスタグラマー。
Instagram:@mochi_ryoko

■もちもちブラザーズ関連記事■

<インタビュー>

<連載コラム>

LATEST POST

最新記事

NEW,DOG

2025.09.07

犬のしっぽでわかる感情とは?しっぽの振り方や役目について

愛犬の気持ちを理解したいと思ったとき、多くの飼い主さんが最初に注目するのが「しっぽ」の動きではないでしょうか。 犬はしっぽを使って様々な感情を表現しており、その振り方や位置、動かし方には大切な意味が込められています。 しっぽの動きを正しく理解することで、愛犬とのコミュニケーションがより深まり、絆も強くなるでしょう。 そこで今回は、「犬のしっぽの基本的な役目」や、「しっぽの振り方でわかる感情」「しっぽを観察するときの注意点」についてご紹介します。 犬のしっぽの基本的な役目 犬のしっぽは感情表現の手段として知られていますが、それ以外にも重要な役目を果たしています。 愛犬の行動をよく観察していると、しっぽがさまざまな場面で活躍していることがわかるはずです。犬のしっぽが持つ基本的な役目は、以下のようなものです。 ・バランスを取る(走る、曲がる、ジャンプするときなど)・体温調節をサポートする(寒いときは体に巻きつけて保温)・感情やコミュニケーションを表現する・においを拡散させて自分の存在を知らせる・方向転換時の舵取り機能・興奮や緊張状態を周囲に伝える飼い主さんは愛犬のしっぽの動きを通して、愛犬の気持ちや体調の変化を読み取ってあげましょう。 次は、「しっぽの振り方でわかる感情」を見ていきましょう。 しっぽの振り方でわかる感情 愛犬のしっぽの動きにはその時々の感情や心理状態がはっきりと表れています。以下のようなしっぽの振り方で、愛犬の気持ちを理解してあげましょう。 左右に大きく振る 「左右に大きく振る」しっぽの動きは、犬が嬉しさや喜びを表現している典型的なサインです。 飼い主さんが帰宅したときや、大好きなオヤツをもらえるとき、お気に入りのオモチャで遊べるときなどに見られます。「左右に大きく振る」ときは、しっぽだけでなく腰全体も一緒に動いていることが多く、全身で喜びを表現しています。 このときのしっぽの位置は、水平よりもやや高めに保たれることが一般的です。「左右に大きく振る」ときの愛犬の行動パターンは以下の通りです。・飼い主さんに近づこうとする・口角が上がって笑っているような表情になる・軽くジャンプしたり、その場で回ったりする・「クーン」という甘えるような鳴き声を出すこともある以下は、このサインが見られるときの対応ポイントです。・愛犬の喜びに応えて、優しく声をかけたり撫でたりしてあげる・興奮しすぎないよう、適度に落ち着かせることも大切・この機会を活用して、しつけやトレーニングを行うと効果的 小刻みに素早く振る 犬のしっぽが「小刻みに素早く振る」ときは、興奮や緊張、警戒心を表しています。来客があったときや、散歩中に他の犬に出会ったとき、新しい環境に置かれたときなどによく見られる行動です。「小刻みに素早く振る」ときは、以下のような特徴があります。・しっぽの振り幅が狭く、動きが速い・しっぽの位置が高めに保たれる・耳が前向きに立っている・体全体が緊張している様子が見られる「小刻みに素早く振る」ときの愛犬の行動パターンは以下の通りです。・相手や状況をじっと観察する・前足に体重をかけて前のめりの姿勢を取る・時々「ワンワン」と短く吠えることがある・においを嗅いで情報収集をしようとする以下は、このサインが見られるときの対応ポイントです。・愛犬を無理に興奮させないよう、落ち着いた声で話しかける・危険がないか周囲の状況を確認する・必要に応じて愛犬をその場から離して安心させる 垂れ下がってほとんど動かない しっぽが「垂れ下がってほとんど動かない」ときは、犬が不安や恐怖、体調不良を感じている可能性があります。 雷や花火の音に驚いたときや、動物病院に連れて行かれるとき、叱られた後などに見られることが多いサインです。「垂れ下がってほとんど動かない」ときの特徴は以下の通りです。・しっぽが後ろ足の間に入り込んでいる・耳が後ろに倒れている・体を低くして縮こまっている・目を伏せがちにしている以下は、このサインが見られるときの対応ポイントです。・愛犬を優しく撫でて安心させてあげる・恐怖の原因を取り除くか、安全な場所に移動させる・体調不良が疑われる場合は、獣医師に相談する 次は、「しっぽを観察するときの注意点」を見ていきましょう。 しっぽを観察するときの注意点 愛犬のしっぽの動きから感情を読み取るときは、いくつかの注意点を押さえておく必要があります。 以下のポイントを意識して、愛犬の気持ちを正しく理解してあげましょう。 犬種による違いを理解する 犬種によってしっぽの形や長さ、動かし方には大きな違いがあります。 柴犬のようにくるりと巻いたしっぽを持つ犬種や、コーギーのように短いしっぽの犬種では、感情表現の仕方も異なります。 また、プードルのように毛量の多い犬種では、しっぽの動きが毛に隠れて見えにくいこともあります。 全身のサインと合わせて判断する しっぽの動きだけでなく、耳の向きや体の姿勢、表情なども合わせて観察することが大切です。 犬は全身を使って感情を表現するため、しっぽだけを見て判断すると誤解してしまう可能性があります。 愛犬のしっぽから気持ちを理解しよう 犬のしっぽは感情表現の重要な手段であり、バランス調整や体温調節などの身体的な役目も果たしています。 愛犬のしっぽの振り方や位置を注意深く観察することで、その時々の気持ちや体調の変化を読み取ることができるでしょう。しっぽのサインを正しく理解して愛犬とのコミュニケーションを深めることで、より信頼関係の強い素敵なパートナーシップが築けそうですね🐶

CAT

2025.08.28

愛猫の行動やコミュニケーションから気持ちを理解するためのヒントとテクニック

猫は犬とは異なる独特なコミュニケーション方法を持つ動物で、愛猫の気持ちを理解するのが難しいと感じる飼い主さんも多いのではないでしょうか。 猫の行動や仕草を正しく理解できないと「愛猫が何を求めているかわからない」「猫との距離感がつかめない」など、コミュニケーション不足につながることも。 愛猫との良好な関係を築くためには、猫特有の行動やサインを理解し、適切にコミュニケーションを取ることが大切です。 そこで今回は、「猫の行動から読み取れる気持ち」や、「猫とのコミュニケーション方法」「愛猫の気持ちを理解するテクニック」についてご紹介します。 猫の行動を理解しないと起こる問題 猫は感情表現が犬よりも繊細で、飼い主さんが猫の気持ちを理解するのには時間がかかることがあります。 愛猫の行動やサインを見逃してしまうと、猫にとってストレスの多い環境になってしまう可能性も。 猫の行動を理解しないまま過ごしていると、以下のような問題が起こりがちです。・愛猫が飼い主さんに対して警戒心を抱く・猫がストレスを感じ、体調不良や問題行動の原因となる・トイレの失敗や粗相が増える・過度な鳴き声や攻撃的な行動が見られるようになる・愛猫との信頼関係が築きにくくなる・猫の体調変化や病気のサインを見落としやすくなる飼い主さんは愛猫が快適に過ごせるよう、猫の行動やコミュニケーションサインをしっかりと理解しましょう。 次は、「猫の気持ちを表す代表的な行動」を見ていきましょう。 猫の気持ちを表す代表的な行動 愛猫の行動から気持ちを読み取ることができれば、より深いコミュニケーションが取れるようになります。 以下のような行動から、愛猫の気持ちを理解してみましょう。 尻尾の動き 「尻尾の動き」は、猫の感情を最も分かりやすく表現する部位の一つです。 猫は尻尾の動きや形によって、様々な気持ちを表現しているので、「尻尾の動き」は愛猫の気持ちを理解する重要な手がかりになります。 「尻尾の動き」から読み取れる猫の気持ちは、以下のような種類があります。・尻尾をピンと立てる→嬉しい、甘えたい気持ち・尻尾を左右に激しく振る→イライラしている、警戒している・尻尾を体に巻きつける→不安や恐怖を感じている・尻尾をゆっくりと振る→リラックスしている、考え事をしている以下は、「尻尾の動き」を観察する際の注意ポイントです。・他の行動と合わせて総合的に判断する・急に尻尾の動きが変わった場合は、猫の体調や環境の変化に注意する・尻尾を触られるのを嫌がる猫もいるので、無理に触らない 鳴き声とその意味 猫の感情表現として、「鳴き声とその意味」も重要な要素です。 猫は飼い主さんとのコミュニケーションのために、様々な鳴き声を使い分けているのをご存じでしょうか。 室内での愛猫とのコミュニケーションでは、下記のような鳴き声に注目してみましょう。・短く「ニャッ」と鳴く→挨拶や呼びかけ・長く「ニャーオ」と鳴く→要求や甘え・「ゴロゴロ」音→満足やリラックスしている状態・「シャー」という威嚇音→警戒や恐怖を表している 「鳴き声とその意味」を理解するための手順は、以下の通りです。・愛猫がどんな状況で鳴いているかを観察する・鳴き声の高さや長さ、回数に注目する・鳴き声に応じて適切な対応をする・正しい反応ができたら、優しく声をかけてあげる以下は、「鳴き声とその意味」を理解する際の注意ポイントです。・愛猫の個性によって鳴き方に違いがあることを理解する・愛猫が静かに過ごしたいときは無理に声をかけない・観察の時間は愛猫がリラックスしているときに行う・急に鳴き声が変わった場合は健康状態をチェックする ボディランゲージ 「ボディランゲージ」も、猫の気持ちを理解する大切な手がかりです。 猫の全身の姿勢や動きは、その時の感情や意図を表現していることが多く、「ボディランゲージ」を観察することで愛猫の気持ちがより深く理解できるでしょう。 「ボディランゲージ」には、以下のような意味があります。・体を低くして身を隠す→恐怖や不安を感じている・背中を丸めて毛を逆立てる→威嚇や警戒状態・お腹を見せて寝転ぶ→信頼とリラックスの表れ・頭や体をすりつけてくる→愛情表現やマーキング行動以下は、「ボディランゲージ」を観察する際の注意ポイントです。・愛猫のお気に入りの場所での行動を観察する・愛猫が「ボディランゲージ」に集中できるように、静かな環境を作る・観察時間は10~15分程度にして、猫がストレスを感じる前に終わらせる・猫が嫌がる場合は無理に近づかない 次は、猫との良好なコミュニケーションを築くための「実践的なテクニック」を見ていきましょう。 実践的なコミュニケーションテクニック 愛猫ともっと深いコミュニケーションを取りたい、愛猫の気持ちをもっと理解したい! 以下は、そんな飼い主さんと愛猫にお勧めの実践的なテクニックです。 アイコンタクトの活用 愛猫とのコミュニケーションで重要なのが、適切な「アイコンタクトの活用」です。 猫同士のコミュニケーションでは、アイコンタクトが信頼関係の構築に大きな役割を果たしています。 正しい「アイコンタクトの活用」を身につけることで、愛猫との絆をより深めることができるでしょう。 スローブリンク技法 猫とのコミュニケーションテクニックとして、愛情表現に効果的な「スローブリンク技法」もお勧めです。 最近では「猫の愛情表現」として注目されている「スローブリンク技法」は、猫が信頼する相手に見せる特別な行動です。 スローブリンクでは目の動きによって体の負荷が軽減されるので、緊張しやすい猫や警戒心の強い猫、新しい環境に慣れない猫とのコミュニケーションに効果が期待できます。 猫との正しいコミュニケーションで信頼関係を深めよう 愛猫の行動やサインを理解できないまま過ごしていると、猫の心身にさまざまなストレスが蓄積しやすくなります。 愛猫の気持ちが分からないときは、行動観察やコミュニケーションテクニックで猫の気持ちを理解してあげましょう。 愛猫の行動やサインを正しく読み取りながら楽しく充実した時間を過ごすと、飼い主さんとの信頼関係もさらに深められそうですね🐱

DOG

2025.08.27

なぜ首を傾げる?犬が首を傾げる理由を徹底解説!

愛犬が首をかしげる仕草は、犬を飼っている方なら一度は見たことがあるのではないでしょうか。 犬が首を傾げるタイミングは「飼い主さんが話しかけたとき」「聞き慣れない音がしたとき」など様々ですが、この愛らしい行動にはちゃんとした理由があります。 犬の首傾げ行動を理解することで、愛犬とのコミュニケーションがより深まることでしょう。 そこで今回は、「犬が首を傾げる理由」や、「首傾げ行動に隠された心理」「注意すべき首傾げのサイン」についてご紹介します。 犬が首を傾げる主な理由 愛犬が首をかしげる姿を見ると、まるで人間のように考え込んでいるように見えて微笑ましいですよね。 実際のところ、犬の首傾げ行動には複数の理由があり、それぞれに意味が込められています。 犬が首を傾げる行動は、決してただの偶然ではありません。 犬が首を傾げる主な理由とは、以下のようなものです。 音の方向を特定しようとしているより良く聞こえる角度を探している視界を確保しようとしている飼い主の表情をよく見ようとしている集中して情報を処理している好奇心や関心を示している 飼い主さんは愛犬の首傾げ行動を観察することで、犬の気持ちや状況をより深く理解できるでしょう。 次は、「犬の首傾げ行動に隠された心理」を見ていきましょう。 犬の首傾げ行動に隠された心理 愛犬の首傾げ行動には、様々な心理状態が隠されています。 以下のような心理を理解して、愛犬とのコミュニケーションを深めましょう。 聴覚による情報収集 犬の「首傾げ」は、聴覚による情報収集の表れです。 犬は人間よりもはるかに優れた聴覚を持っているため、音の方向や種類を正確に把握しようとする本能があります。 首を傾げることで、左右の耳に届く音の時間差や音量差を調整し、音源をより正確に特定しようとしているのです。 このときの犬の心理状態は、以下のようなものです。 飼い主の声に集中して、何を言っているのか理解しようとしている聞き慣れない音に対して警戒心を抱きながらも好奇心を示している音の正体を確かめようと集中しているより詳しい情報を得ようと努力している 以下は、聴覚による情報収集時の注意ポイントです。愛犬が集中しているときは、急に大きな音を立てない犬が理解しやすいように、はっきりとした発音で話しかける愛犬の反応を見ながら、適切な音量で接する 視覚的な情報補完 犬の首傾げ行動には、視覚的な情報を補完する目的もあります。 犬のマズル(鼻先)は人間に比べて長く突き出ているため、正面の視界が一部遮られることがあります。 首を傾げることで視界の死角を減らし、飼い主さんの表情や仕草をより良く観察しようとしているのです。 「視覚的な情報補完」には、下記のような心理状態が含まれます。 飼い主の表情から感情を読み取ろうとしている手の動きや身振りに注目しているより多くの視覚情報を得て状況を理解しようとしている 「視覚的な情報補完」は、以下のような手順で行われます。気になる対象を発見するより良い角度で見るために首を傾げる得られた視覚情報を他の感覚情報と統合する総合的な判断を下す 以下は、視覚的情報補完時の注意ポイントです。愛犬にとって見やすい位置で話しかける手振りやボディランゲージを大げさにして、分かりやすくする愛犬の視線に合わせて、しゃがんで目線を合わせる 学習と記憶の活性化 犬が首を傾げるとき、脳内では学習と記憶の活性化が起こっています。 新しい情報を処理したり、過去の経験と照らし合わせたりする際に、首傾げ行動が現れることがあります。 「学習と記憶の活性化」には、以下のような心理プロセスがあります。 新しい言葉やコマンドを覚えようとしている過去の類似体験を思い出そうとしている現在の状況と記憶を照合している適切な反応を選択しようとしている 以下は、学習と記憶の活性化時の注意ポイントです。愛犬が考えている時間を尊重し、急かさない正しい反応ができたときは、すぐに褒めてあげる繰り返し練習することで、学習を定着させる いずれの心理状態でも愛犬の集中力を大切にすることが重要ですが、長時間の集中は疲労の原因にもなるので注意しましょう。 次は、注意が必要な「病気のサインとしての首傾げ」を見ていきましょう。 病気のサインとしての首傾げ 愛犬の首傾げ行動は愛らしい仕草ですが、時として病気のサインである可能性もあります! 以下のような症状が見られる場合は、早めに獣医師に相談することをお勧めします。 前庭疾患 犬の首傾げが病気のサインである場合、前庭疾患の可能性があります。 前庭は内耳にある平衡感覚を司る器官で、ここに異常が起こると首を一方向に傾け続ける症状が現れます。 前庭疾患による首傾げは通常の行動とは異なり、常に同じ方向に首が傾いている状態が続きます。 外耳炎・中耳炎 犬の屋内アクティビティとして、しっかりと治療が必要な外耳炎・中耳炎による首傾げもあります。 近ごろは室内飼いの犬でも耳の病気になることが増えており、放置すると慢性化する恐れもあります。 耳の炎症による首傾げでは、耳を痒がる仕草や耳垢の増加、臭いなどの症状も同時に見られることが多いです。 愛犬の首傾げ行動を理解して絆を深めよう 犬の首傾げ行動には聴覚や視覚による情報収集、学習への集中など、様々な意味が込められています。 愛犬が首を傾げているときは、一生懸命に飼い主さんの言葉や行動を理解しようとしている証拠かもしれません。 愛犬の首傾げ行動を温かく見守りながら、コミュニケーションを取ることで、飼い主さんとの信頼関係もさらに深められそうです🐶

RABBIT

2025.08.26

熱中症には要注意!〜うさぎの夏バテ症状について〜

暑い夏が続く季節は室内環境の管理が重要で、愛うさぎが熱中症や夏バテになってしまいがち。 うさぎが熱中症になると「食欲不振」「体調不良」など、健康に深刻な悪影響を及ぼすことも。 高温多湿な時期は、愛うさぎの体調管理と環境整備で熱中症や夏バテを予防してあげましょう。 そこで今回は、「うさぎが熱中症になると起こる症状」や、「うさぎの夏バテ対策」「熱中症予防の環境づくり」についてご紹介します。 うさぎが熱中症になると起こる症状 うさぎにとって温度管理は生命に関わる重要な要素ですが、暑い季節は適切な環境維持が難しいですよね。 だからといって軽い暑さ対策や扇風機だけでは、愛うさぎは熱中症になってしまいます。 うさぎの熱中症は、体調にさまざまな深刻な症状をもたらしかねません。 うさぎが熱中症になると起こる可能性のある症状とは、以下のようなものです。 呼吸が荒くなる、口呼吸をする食欲不振、水を大量に飲むぐったりして動かない体温が異常に高くなるけいれんや意識障害を起こす下痢や嘔吐などの消化器症状 飼い主さんは愛うさぎが健康的な生活を送れるよう、室内環境をしっかりと管理しましょう。 次は、「うさぎの夏バテ対策」を見ていきましょう。 うさぎの夏バテ対策 愛うさぎには、暑い夏でも快適に過ごしながら夏バテや熱中症を予防してもらいたいですよね。 以下のような夏バテ対策で、愛うさぎの健康を守りましょう。 適切な温度管理 「適切な温度管理」は、手軽にできてうさぎの健康維持に最適な夏バテ対策です。 うさぎは暑さに非常に弱い動物なので、「適切な温度管理」は熱中症や夏バテの予防に欠かせません。 「適切な温度管理」は、愛うさぎの飼育環境を18~24℃に保つだけ。 このときに使用するエアコンは、「温度調節」に適した、うさぎの体調に配慮した安全性の高い設備を選んでください。 「適切な温度管理」は、以下のような手順で行いましょう。 愛うさぎの飼育場所の温度を常にチェックするエアコンで室温を18~24℃に調整する温度計を設置し、「快適温度」を保ってエサと水を十分に与える「快適温度」で愛うさぎが上手に過ごせたら、健康状態を観察してあげる 以下は、「適切な温度管理」の注意ポイントです。電気代を気にしてエアコンを切らない快適に過ごすために愛うさぎの様子も観察するが、温度計での確認も怠らない愛うさぎが体調を崩してしまったら、すぐに動物病院で診察を受けさせる 水分補給の工夫 うさぎの夏バテ対策として、「水分補給の工夫」もお勧めです。 飼い主さんが新鮮な水を常に用意してうさぎに水分補給をさせる「水分補給の工夫」の重要性は、暑い季節によく実感しますよね。 夏場での「水分補給の工夫」には、下記のようなうさぎ用の給水器をお勧めします。 清潔を保てる給水ボトル水を入れ替えやすい陶器製の水入れ温度変化の少ない保冷効果のある給水器 「水分補給の工夫」は、以下のような手順で行いましょう。新鮮な水などを愛うさぎに見せ、関心を引きつけてから設置する水を愛うさぎに十分に飲ませる飲み終わった水入れと新鮮な水を交換する上手く水分補給できたら健康状態を確認する 以下は、「水分補給の工夫」の注意ポイントです。愛うさぎのお気に入りの給水器を使用する愛うさぎが「水分補給」に集中できるように、ストレスの要因を除去する水の交換は1日2~3回程度にして、うさぎが新鮮な水を飲めるようにする汚れやすい水入れは清潔に保ち、雑菌の繁殖を防ぐ 涼しい環境づくり 「涼しい環境づくり」も、うさぎの夏バテ対策に効果的です。 環境づくりとはうさぎの快適な生活空間の整備のことですが、「涼しい環境づくり」は室内での簡単な工夫なので気軽に始めてみましょう。 「涼しい環境づくり」には、以下のような方法があります。 クールマット=ひんやりとしたクールマットをケージ内に設置し、体温を下げさせる遮光対策=愛うさぎの飼育場所に合う遮光カーテンで直射日光を遮り、温度上昇を防ぐ風通し改善=間をあけて配置した扇風機やサーキュレーター(ペット用推奨)などで、愛うさぎが涼しい風を感じられるように飼い主さんが調整する 以下は、「涼しい環境づくり」の注意ポイントです。愛うさぎが快適に感じるように、冷却グッズに変化をつける風の当てすぎを防ぐため、直接風が当たらない場所にケージを設置する急激な温度変化などで体調を崩さないように、段階的に環境を調整する いずれの環境づくりでも愛うさぎの様子を観察すると体調の変化に気づきやすくなりますが、過度な心配はストレスの原因になるので注意しましょう。 次は、うさぎにとって快適な「熱中症予防の環境整備」を見ていきましょう。 熱中症予防の環境整備 暑い夏や高温多湿が続く季節も愛うさぎを健康に過ごさせてあげたい! 以下は、そんな飼い主さんと大切な愛うさぎにお勧めの熱中症予防対策です。 室内の温湿度管理 室外の気温上昇は愛うさぎの体調管理に重要な要素ですが、暑い季節や猛暑日などは対策が困難ですよね。 室内の温湿度管理なら多くの機器が高性能なので、気温や湿度が厳しくてもうさぎが快適に過ごすことができます。 また梅雨時期でも、室内の温湿度管理なら湿気によるストレスや体調不良が軽減されるので、愛うさぎの健康維持の手間が省けますよ。 動物病院での健康チェック うさぎの熱中症予防として、定期的な健康状態の確認ができる動物病院での健康チェックもお勧めです。 近ごろはエキゾチックアニマルだけでなく、うさぎ専門の「うさぎ専門の動物病院」も増えてきました。 健康チェックでは専門的な診察によって早期発見が可能になるので、夏バテ気味のうさぎや高齢うさぎ、体調不良のうさぎの健康管理や病気予防に効果が期待できます。 快適に過ごしながらできるうさぎの夏バテ対策 暑さの厳しい季節や高温多湿が続いて体調を崩すと、愛うさぎの健康にさまざまな悪影響が起こりやすくなります。 愛うさぎの体温調節や環境管理が十分にできないときは、効果的な夏バテ対策でうさぎの熱中症や体調不良を予防してあげましょう。 愛うさぎを快適な環境で過ごさせながら健康的で充実した時間を提供すると、飼い主さんとの信頼関係もさらに深められそうですね🐰