犬にキウイを与えてもいい?ドライフルーツはダメ?与える上での3つの注意点
甘酸っぱくて美味しいキウイフルーツですが、犬に与えても大丈夫なのでしょうか?今回は「犬にキウイを食べさせても大丈夫か」ということをご紹介していきます。キウイを食べれるかということの他にも、アレルギーに関することや適量などの注意点もご紹介するので、愛犬にキウイフルーツを与える前にぜひ記事をチェックしてくださいね。
犬にキウイはダメ?大丈夫?
結論から言えば、基本的に犬にキウイを食べさせても問題ありません。
キウイは食物繊維やビタミンCがたっぷりと含まれた果物ですので、胃腸の働きを良くする効果が期待できます。
また老犬になるとビタミンCを合成する能力が低下してきますので、補助的に与える分には良いでしょう。
しかしビタミンCの過剰摂取や水分量の多いキウイをたくさん食べるのは、下痢や軟便を引き起こすこともあります。与えすぎには注意しましょう。
フルーツの中でも低カロリーで健康的なキウイですが、食べすぎは糖分を過剰摂取してしまい肥満の原因になりかねません。
キウイを与えること自体は基本的に問題ありませんが、愛犬の健康を考えて、与えすぎには注意をしましょう。
キウイを与える上で3つの注意点
●皮は取り除いてから与えてください
キウイの皮は硬く飲み込みづらい上、消化に良くありません。
そのため下痢などの症状があらわれる場合があります。
キウイを与える際には、皮は取り除いてから食べさせてあげましょう。
またキウイの種も同様にあまり消化に良くありませんが、小さいため通常便と一緒に排出されます。気になる場合は種を取り除いてから与えるようにしましょう。
●アレルギーを持つわんちゃんもいます
キウイを食べることによって、アレルギー反応が出る場合があります。
- 下痢
- 嘔吐
- 皮膚のかゆみ
- 目の充血
- 元気がなくなる
このような症状が出る場合がありますので、与えた後には必ず愛犬の様子を確認するようにしましょう。
キウイに限ったことではありませんが、食後数時間後にアレルギー反応が出ることもあります。初めて口にするものを与えた後にはしばらくそばにいて、変わったことがないか見てあげてくださいね。
●与えすぎには注意をしましょう
与えすぎることによって、
- 下痢、軟便
- 肥満
といった症状が出る場合があります。
犬は甘さを認識する味覚を持っているということもあり、甘いフルーツが好きなわんちゃんも多くいるかと思いますが、どんなにおねだりをされても与えすぎには注意をしましょう。
体の大きさによって適量は異なりますが、小型犬の場合は薄くスライスしたものを1枚ほどに抑えましょう。
キウイは必ず食べさせなければいけない食べ物ではありません。
与える際には、おやつやご褒美として少しずつ食べさせるようにしましょう。
キウイのドライフルーツもOK?
人が食べる用に砂糖漬けされたドライフルーツや、保存料や香料が使用されたドライフルーツを与えるのはおすすめしません。
生で与えるよりも糖分や繊維質を摂取してしまい、肥満や下痢などの原因になる可能性があります。
どうしてもドライフルーツを与えたいのであれば、犬用として販売されているドライキウイを与えるようにしましょう。
またこの時も与えすぎには注意をしてください。
キウイを与えて、吐いてしまった時の対処法
慌てて食べた物をそのまま吐き出してしまった場合は問題ありませんが、アレルギー症状によって吐き出してしまった場合は注意が必要です。
他にもアレルギーによる症状が出ていないかチェックをして、かかりつけの動物病院で診てもらうことをおすすめします。
その際にはキウイを食べた量と時間を記録して、獣医さんに伝えるようにしましょう。
犬の健康をまず考えて
愛犬と同じものを食べれることは、飼い主として嬉しいことですよね。それに愛犬が満足そうな顔をしていたら、もっとあげたくなるかもしれません。
けれど前述した通り、与えすぎには注意をして、与えた後に嘔吐をしていないか、便の状態は正常か必ずチェックしてあげましょう。
果物や野菜は必ずしも与えなくていけないものではありません。あくまでも補助食として与えることをおすすめします。