犬の毛玉の放置はNG?毛玉の対処法や予防策について
愛犬を撫でている時、毛玉ができていることに気付いたことはありませんか?被毛の長いわんちゃんを飼ってると、毛玉と遭遇する機会は多いかもしれませんね。
「たかが毛玉」と思っていたら要注意!毛玉は放置すればするほど、トラブルに繋がる可能性があります。
そこで今回は、犬の毛玉の対処法やほぐし方などをご紹介していきます。犬の毛玉は放置せずにしっかりと対策をしてあげましょう。
毛玉の放置はNG?
毛玉の出来始めは小さな塊にすぎませんが、放置しておくと周囲の毛を巻き込み大きな毛玉になり、フェルトのような状態になることも…!
このような状態になると、常に周囲の毛が引っ張られている状態になりますので犬には不快感と痛みが生じることになります。
また毛玉によって皮膚の通気性が低くなり、皮膚炎を発症する恐れもありますので放置はNG。
ここまで深刻化した毛玉は解き解すことは難しく、バリカンやハサミで毛玉ごと取り除くしかなくなります。
毛玉をほぐす方法は?
●小さい毛玉の場合
①毛玉と皮膚の間をしっかりと押さえる
②毛玉の先端部分からブラシを使い、徐々にほぐしていく
③ある程度毛玉がほぐれたら、目の細かいコームブラシで毛並みを整えれば完了!
<POINT>
毛玉を無理やり引っ張ってほぐすのではなく、毛を引っ張られて痛みを感じないように毛玉と皮膚の間を押さえてあげましょう。
●大きくなった毛玉の場合
①スキバサミで毛玉にいくつか切り込みを入れ、小さな毛玉に分けていく
②ブラシで毛玉の毛先から解きほぐす
③ほぐしたらコームブラシで毛並みを整えれば完了!
<POINT>
毛玉ごと根元からハサミで切ると、毛並みが揃わずに不格好になってしまいます。少しずつほぐしてあげましょう。
皮膚に近い部分に毛玉ができた場合、ハサミを入れることで皮膚を傷つけてしまうこともあります。ほぐすことが難しいと感じたら、トリミングサロンでトリマーさんにお願いすることをおすすめします。
毛玉の予防策
毛玉が出来る主な原因は、
●ブラッシング不足による毛の絡まり
●シャンプー後の乾かしが不十分な事による毛の絡まり
●犬が体を舐めた時に付着した唾液による絡まり
などが挙げられます。
ですので毛玉を予防するためには、日々のブラッシングが大切!
特に被毛が長い犬種や毛の密度が濃い犬種は、毛が絡まりやすいのでしっかりとブラッシングをしてあげましょう。
散歩から帰った後や、ご飯を上げた後など、毎日決まったタイミングでブラッシングを行うことを習慣づけておけば、ブラッシング不足による毛玉の発生を抑えることが出来ます。
足の根本、首回り、腹部は犬が舐めやすい部分で毛玉になりやすい傾向があります。入念にブラッシングを行ってあげてください。
ブラッシングで絆も深まる!
ブラッシングは毛玉を予防するだけではなく、愛犬とコミュニケーションをとる手段にもなります。またブラッシング中に愛犬の体を触ってチェックすることで、病気や怪我の早期発見にも繋がります。
基本的に毎日ブラッシングを行い、毛玉の発生を予防し愛犬の健康も維持してあげましょう。